2月5日、
午前9時過ぎから恒例の「所沢市武道祭」がありました。
所沢市の剣道、柔道、弓道連盟を中心にした武道館建設の要望・請願活動が実り、武道館が建設されましたが、器に魂を吹き込むためにも、日頃活動する市内の武道団体が交流を図ろうと、毎年この時期に武道祭を開催し、今年で17回目になります。
各連盟がまわり持ちで幹事を担当し、今回は、空手道連盟が実行委員長を務めました。
弓道、なぎなた、柔道、太極拳、合気道、空手道、剣道、杖道のそれぞれの代表から演武が披露され、関係者はじめ武道ファンが日頃から鍛錬された各種の武道を楽しみました。
10時からは、「所沢市長旗争奪剣道大会」が開かれました。
この大会は、中学生による団体対抗試合で、関東一円から参加者が集まる盛大な大会で、今回が25回目となります。
たいへんレベルも高く、全国優勝した東京の東松館道場や全国大会で準決勝進出の昭島なども参加し、この大会で優勝出来れば、全国トップクラスと言えます。
今年度から、私も武道振興議員連盟などの国会議員活動に努めて実現した「中学校武道必修化」が始まります。
挨拶では、
「武道必修化は、戦後の駐留軍占領策により禁止された武道が、単なるスポーツのひとつとして認められたというだけでは無く、日本の伝統文化・精神の再認識であるということ。
攻撃は最大の防御という言葉もありますが、勝つために向上心を持って日常たゆまぬ努力をすることは大切です。しかし、勝つことばかり考えていては、むしろ無用な争いばかりを起こしてしまいかねません。
日本の精神は、日常、武器(刀)を持ち歩く武士としての心がけとして、無用な争いは避けるべきこと。しかしひとたび危険が迫れば果敢に戦わなければならないこと。
それ故に道があり、むやみに争いを起こさない、つまり命を大切に守るがための礼節があるので、そうしたことも感じながら稽古に励み、今日の試合から次の飛躍に繋がるものをつかんで欲しいと思います。」
などと話させていただきました。