実力が追い付かないのに、コロナパニックで人が少ない中、ぽろっとシニアIIの日本代表権をもらってしまった私達。
世界選手権に行っても、どうもならんし、行っても仕方なかろう、と思いつつ、翻って考えれば、こんなチャンスでもなければ、わざわざ海外で開かれる大会に参加しようと思わないわけで。。。
えいっ!何事も経験だ!
思いきって飛び出して見ました。
予想通り、なんともなりはしなかったけど、とっても楽しくて、学ぶことがたくさんあり、お友達もできて、私達のダンスライフの大きな節目になりました。
元シニアI&シニアIIの日本代表の草場組に背中を押されて出てきましたが、行って本当に良かったです。
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競技会は日本と違いがたくさん。
色んな方に聞いてみたのですが、日本だけが、異なるそうです。
種目
競技会は、下級クラス(JDSFのCとかDクラス)でも、ジュニアでも、ジュブナイルでも、必ず5種目で争われます。
1次予選からみーんな5種目。
我々なんてA級になってはじめて、真面目にベニーズに向かい合うわけですから、ヨーロッパの彼らとは、特定種目のキャリアが全然違います。
時間
1次予選から全種目きっちり1分30秒!
ヒート
種目ごとにシャッフル。
このヒートだけアツいとかユルいとか、発生しません。
つまり、こんな感じ。
ワルツ 第4ヒート
タンゴ 第2ヒート
ベニーズ 第3ヒート
スロー 第4ヒート
クイック 第4ヒート
最終ヒートを踊った次の種目で、最初のヒートにはいることのないように、コンピューター管理されているようです。
最終予選までこのスタイルが続きます。
大会開催時間
カテゴリーにもよりますが、
朝の8:30からウォーミングアップ
9:00くらいから試合がばんばん進行します。
今回は同じメッセの中の3ホールで試合が同時進行していました。
試合が終わるのは、連日、夜の12:00です。
ラテンスタンダード同時併催
日本だと、午前ラテン、午後スタンダードというパターンが多いけれど、全然そこに定まっていません。
年齢別で参戦
日本だとシニアなど年齢別の区分の試合は、上手な人ほど出ない傾向があります。海外では、基本的に年齢別カテゴリーでのチャンピオンを目指すそうです。
ブラックプールでも、over 30や、over50というカテゴリーがあり、おすすめとのこと。ブラックプールはアプローズで観客が足踏みをするので、地鳴りのようで、ぞくぞくする!最高!と、日本人選手談✨
ヨーロッパ選手は若いときはすごいけれど、年齢が上がってくると身体の衰えが早いそうです。日本人は若さがつづくので、シニアIIIから、活躍できる場が広がっていく!現に今井さんが去年(?)ジャーマンオープンのシニアIIIで優勝されています。
なんだか希望がもてる話です✨
Stand up!
試合の進行がDJみたく、超ノリノリなんですが、決勝戦の最終種目クイックでは、司会が観客席に呼び掛けます。Stand up! 最後だ!選手を称えて盛り上げよう!的な。
全員たちあがり、手拍子で応援します。
BRAVO!!
シニアIの世界選手権では1種目ごとに声が飛んでました。
「ブラボー!!Bravo!! Bravo!!」
私も称賛しながらわくわくドキドキ観戦しているわけですが、悲しいかな、拍手でしか思いを伝えられない日本人。
いやーもー、称える気持ちを声に出して叫べるって素敵ですね。
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合間にほかの競技選手と話すのもまた楽し。
前日から気になっていた蛍光イエローのドレスの選手と前後になったので、「ドレスも踊りも素敵!ファンになりました」と話しかけました。
彼女「私、ホントはピンクが好きでね、貴方みたいなピンクがいいと思ってたんだけど、去年このドレスにであっちゃったんだよね~」
私「そうなの?私、あなたみたいな蛍光イエローがいいなと思ってたんだけど、ピンクになったんだよね」
とかいって、二人でケタケタ笑ってました。
いや!集中してないわけではないですよ!笑
その彼女はシニアII世界選手権では勝ち上がったものの途中で破れ、シニアII OPENでは準優勝を勝ち取りました✨たゆたゆとはためくイエローの袖が眼の裏に残っています。
気になっていた355番の紫のドレスのフランス選手。控え室でも近かったのに、話しかけられなかった~😭シニアII世界選手権、準決勝だったようです。
シニアI世界選手権に参戦していたイタリア選手(?)の黒ドレス、ボディの左前と右後ろに女性の半顔があるんです!!大注目ですよ!写真撮らせてもらおうと思いつつ、チャンス逃しました。。。残念
👇️お写真いただきましたので掲載🧡
注目です!
選手の個性がみんな強いのですが、シニアII世界選手権では、細かいカールの赤髪がモヒカンのように斜めに頭に飾られた、パンクなイギリス人ダンサーが気になって仕方なく。いやーこれが、スタンダードダンサーの風貌に見えないんですが、めっちゃうまいんですよねぇ。
また、京都に2年住んでたというイタリア人のモニカさんとお友達になりました。むむ?日本語が聞こえる!?と振り返って話しかけてくれたのがきっかけです。
↓モニカさんと。
(つづく)