92 「子どもの療育・放課後支援」 | 明石市、加古川市の放課後等デイサービス、児童発達、障害者施設、兵庫明石高等学院の波の家福祉会理事長ブログ

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兵庫県 明石市・加古郡播磨町にあります、大久保駅前保育所・波の家・アスペ 波の家こどもセンター 理事長 のブログです


障害児をもつ親は、


いわゆる健常児を持つ親とは全く違う問題や悩みを抱える。


僕自身がそうだから、わかる。



その問題の大きなものの1つとして、日中活動という点があると思う。


いわゆる健常児なら、通常なら小学校1~2年位になれば、


だいたい手がかからなくなる。


実際、女性が働く場合も


「子どもが小学校に上がって手もかからないし、パートでも…」


という人は多い。


が、障害児の場合はそうはいかない。


(障害の種類や重さによっても違うが)



いわゆるフツーの子なら、自宅でお留守番や


あるいは学校が終わっても友達と遊びに行ったりや、


そういう当たり前の事が当たり前に出来るのだが、それが出来ないんだ。


中学校に上がっても、高校に行っても、常に目が離せない。


常時、介助が必要なケースも多い。


こういった場合、親の負担もハンパじゃないし、


精神的に追い詰められるよ。


それにこの不況、例えばご主人の収入が激減しても


その分奥さんが外に出て収入を得れば、ある程度はカバーできる。


でも、障害児を抱える家庭ではそれが出来ないんだ。


実際、特別支援学校に子どもが通っている場合、


多分一般の学校に通っている場合よりも、


生活困窮者の割合は多いと思う。(僕の偏見?)



知ってのとおり、僕自身が保育所をはじめた理由が


自分自身の子どもの受け入れ先がなかったからだ。


次にはじめた障害者施設も、


いずれ特別支援学校の高等部までは行き先があっても


その後がないと思ったからだ。


でも、その真ん中を作ってなかった。


つまり、障害を持つ児童の療育施設や、放課後支援の施設を・・・。




来年度、これを作ろうと思う。


「児童デイサービス」というのだけど、


障害をもつ子どもの放課後支援や、夏休みの時の支援、


あるいは就学前の療育をする施設の事・・・。


ただ、実際ハードルは高い。


専門性を持つスタッフの確保や、一番大きな問題が送迎の問題もある。


実際作ろうと思うと、超えられないといけないハードルは山ほどある。


でも、やろうと思う。




僕の場合、何か新しい事をやる場合


「できるか?できないか?」では、あまり考えないようにしている。


まず、「やりたいか?やりたくないか?」


次に、「やるか?やらないか?」


それで、「やる」と決めたら、「できるか?できないか?」は考えない。


それを考えてしまうと、何もできなくなってしまうと思うんだ。




少なくとも僕は「やる」事を決めたので、


来年には必ず「児童デイサービス」の施設を立ち上げるつもりでいます。