どうも、今朝も『○○だ』です。







看護師くんが月曜にいないのが判明したのは、昨日の事だった。
毎日のように退院話を繰り返していた中、明日の採血が最後だという話になった。



「月曜はせんて先生と約束したもん」


『いやぁ、月曜日もすると思うわ。』



ニヤニヤしながら言ってくる。



「そんな私服に着替えてまでしたくないし。
早く着替えよ。」



その瞬間、彼が固まった


『え?もしかして16日に退院?
それは先生も承知してること?
僕はnamiさんが勝手に言ってる事やと思ってた。』



もうびっくりだよね。何を言ってるのかと思った。
それからの彼の慌てぶりといったら…



『え?!もうすぐやん!木曜日くらいかと思ってた。』


「何、その中途半端な日程…」



今更…こいつ…時代に逆らってる。



「知らんの看護師くんだけやと思うで…。」



思わず冷たい視線を送る…。



「でも16日夜勤明けでおるんやんな?」



軽い確認のつもりで言った。



『え?!なんで知ってるん?誰に聞いたん?』



はい?!



「自分言うたやん!17日休むから、15日も16日も夜勤明けやからおるって。だから16日にしたのに!」


『え?!いつ言ったっけ?全然覚えてない!夜勤明けっていうか…準夜?』


「え?準夜?!?!って事はおらんて事?!」


『まぁ…』


「おるって言ったやん!!!またおらんの?!」



彼はそんな事より16日に私が退院するという事実にとまどっているようで、私の話を聞いてない。



『もうすぐ!あとちょっと!』


「そうや!!!」



また見送りにいないのかと思うと、楽しみだった退院も嫌なものになって、返事をするのも嫌になった。
ずっとボー然としてる彼を、私はふくれっ面で見ていた。


なんでまたいないの?
3回目だよ?

彼のせいでは全くないんだけど、ずっと責めた。


担当看護師は、私にとっては一心同体で。
悩んでる時も、苦しんでる時も、辛い時も楽しい時も、全部を半分こできる存在。
その人との最後が準夜って…。
一番最悪なパターン。
夜勤なら、日勤に交代してからも話して送ってももらえる。
日勤なら最後の検温あって、もちろん見送りあり。
でも準夜は、寝てる姿が最後なわけで。
なんだよそれ。


またかよ。