やきゅうのこと

※野球に興味のない方は今回はスルー下さいな。それしか書いてません(笑)






病室中が




いや




病院中が見ていたであろう。




決戦を！






看護師は皆検温時間を悩んでいた。




みんな心なしか血圧が上がっているから。







またくるね。







各病室でそんな二度手間な声が聞こえた。







試合終了は地上波での放送はなく




じいちゃんばあちゃんはもんもんとした夜を過ごしていた。






あたしは一球速報があるし




結果は自動配信されてくるし




否が応にも知ってしまう。





最後のバッター、奇しくも赤星選手がバッターボックスに立っていた時、ちょうど主治医がきていた。




主治医も気になっていたようで




我が病室みんなも気になっていたようだから




結果を大きな声でのべてあげた。








選手はあのあと、そのまま横浜に移動だったらしい。





道中のバスの中がどんな様子だったのか。




考えただけでも涙がでる。







まだ終わったわけではない。





2試合も雨でノーゲームになったり




相手だってどうなるかわからない。






今あたしたちにできるのは





信じ続けることと




どんな結果になろうと




この1年を褒め称えることだと思う。






とにかく





痛みも忘れるような何かを掴んでおわってくれたら…





挑戦者として。