今月のボクシングビートにジョー小泉氏の興味深いコラムが掲載されていた。
是非多くのボクシングファンに読んで貰いたいので紹介したい。



「リング誌の各階級現状分析に見る王座拡散と安易な多階級制覇の歴史をたどる」
と云う題名で、最近の複数階級制覇への苦言と氏の見解が書かれている。

具体例としてホルヘ・アルセが出ているが、後半部分にあるファンへの提案が、
まさしく現在のWBA.WBCの乱立タイトルと日本の某王者への痛烈な皮肉として私は捉えた。


以下一部抜粋。



『これからのボクシングファンは賢明にならないといけない。何階級制覇などという虚言に惑わされず、



①誰に勝って王者になったか?

②誰と防衛戦をしたか?

③なぜ転級したか(強者との対戦から逃げての転級ではないのか)?



を識別する事だ。

世界王者の名に値しないものについては、「お前はチャンピオンではない」
というファンとしての烙印を押せばいい。


中略


いまボクシングファンに求められているのは識別力、そして批判する力だ。

実の無い王者は無視すればいい。
ファンは世界チャンピオン群の中で、一流王者と二流王者を識別する眼を持つ事だ。』



以上。




かねてより、WBA.WBCと某選手に対するファンとしてのあり方を疑問に思っていた
私には非常に同意出来る内容であった。



とにかく無視するに限る。


北朝鮮と同じだ。いや。北朝鮮は核を保有しているので監視する必要があるが、
彼等には無い。有るのは虚構の栄光。

そして、そのimitation gloryを支えているのは、アンチ精神による興味本位の
テレビ視聴だという事を我々ボクシングファンは改めて自覚しなければならない。



見るな。

触るな。

関わるな。


そのボクサーの本質を見抜け。



暫定・休養・スーパー・ダイヤモンド・シルバー・インター・etc..

さすればいつの間にか消えてゆくだろう。


Undisputed Champion よ再び!!!