6月2日(火) 東京は晴れ

この世で1番熱い飲み物を知っているだろうか？

熱湯とかではない。熱湯は飲み物としてカテゴライズするものではない。ちゃんと飲み物として、口に含めるものだ。

現在、僕の中でランクインしているものがある。それは新宿にあるとんかつ屋「豚珍館」の豚汁だ。

豚珍館は新宿の名店である。新宿西口、郵便局の近くにその店は存在する。

決して広くはない店内。基本的に相席となる人気のお店である。

開店と同時に沢山のお客様で賑わう。店内に入る前に注文を聞かれる。席について程なくして料理が運ばれる。

この動線は回転数をあげることと、「待つ」というお客としてのストレスを限りなく軽減することに効果を発揮する。

とんかつはジューシーであり、ボリュームも満点。キャベツもこれでもかと盛られてくる。

更に言うと、ご飯と豚汁がおかわり無料。ハラペコにはありがたいサービスである。

先にもあげたが、この豚汁がこの世で1番熱い飲み物である。

ひと口すすると、口の中がずるずるに火傷するくらい熱い。具に大根が入っているのだが、それも熱い。嫌がらせかと思うほど熱い。

そして永遠に冷めない。サーモスのお椀を使っているのかと疑うくらいだ。

気難しい美食家だとひっくり返すくらいのものだと思っている。

だがこれが美味しい。汁物として最高だ。

食べ物の状態で1番良くないのは「ぬるい」という状態だ。

暖かくもなく冷たくもなく。ちょうどぬるい。たまにそういう汁物に出会う時があるが、とても残念な気持ちになる。

僕はこの店にとんかつではなく、豚汁を飲みに行っていると言っても過言ではない。

新宿で腹を空かせた時には一度出向いてほしい。

現在引越しを検討している。

今の家は狭い。極狭だ。なんてったって3畳だ。足を伸ばせるところはロフトにある布団のところだけである。そこで毎日窮屈に縮こまりながら文章を書いている。

僕は思った。

「体壊す」

パソコンを使ってなんちゃらかんちゃらするには姿勢が大事である。

座椅子に座り、小さいテーブルに置いて低い姿勢で作業をするのはなかなか酷である。

だからと言ってデスクとチェアーを買って入れ込むのはさすがに無理だ。

ようしそれなら。と動き出したわけなのだが、金がかかりすぎる。引越しとはなぜこんなに金がかかるのだ。

衣食住という人間の生活の基本となる住だ。家を借りるのも出て行くのにもなんだかんだで金がかかる。ざっと計算してもおいおいおいおいというくらいの金額になる。

そう思うと、普通の人はよく家に住んでるなと思うようになった。極端だが。

しばらく頭を悩ませることになるだろう。

ではまた明日

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2020.6.2