大丸京都店のブルーナ絵本展に行きました。
最終日、駆け込みです。



雨の平日だったので、この絵とおそろいです(笑)


これは展覧会のチラシ。チラシが大好きで集めています。展覧会のチラシは図録も顔負けの最高のダイジェスト版です。




ブルーナの絵本を見たことがない人はいないんじゃないか。それがブルーナだと知らなくても。

ブルーナの絵本は、絵本として完璧だと思う。むしろ「絵本」という枠を超えた存在という方がしっくりくる。

絵本であり、
グラフィックアートであり、
詩集であり、
育児書であり、
哲学書でもある。

この展覧会では、出版された絵本すべてが紹介されていた。知らないもの初めて見るものもたくさんあった。


好きだなと思ったのは1963年に刊行された「KERSTMIS」。日本題は「クリスマスってなぁに」
ブルーナカラーとは違う、くすんだ北欧風の配色が素晴らしい。


それから、ポスターやチラシにも使われている「ぼりす そらをとぶ」。

 

これはディック・ブルーナが東京滞在中の雨の日に作ったおはなしなんですって!なんだか嬉しい…❤️


「本を読み終えた子どもの心に、なんともいえないあたたかさ、幸せな気持ちをプレゼントしたいといつも思っているんです」


なんて素敵なことなんだろう。「絵本を読むこと」が、ただただ幸せなことになるということ。絵本を読む世界中の子どもたちがみんな、ブルーナさんに見守られているんだ・・・。




「絵本を描くというのは記憶をさかのぼる旅のようなものです。今、見ていることではなく、ずっと昔、幼かった頃に見たことや感じていたこと、それがうかびあがってくるのです」


わかる気がする。絵本を読むことも同じだと思った。昔読んでいた絵本は、ひとたび開くと、読んでいたその頃の部屋のようすや自分の気持ち、感覚までもよみがえってくる。


小さい頃に読んでいた絵本やこども図鑑…。残しておけばよかったなぁ…。


小さい頃の私が大好きだったブルーナの絵本は、「くんくんとかじ」だった。


 

ブルーナの絵本は何冊かあったはずだけど、おはなしも含めて大好きだったのがこの本だった。



くんくんって、女の子だったのね!!初めて知った!!絵本の中ではとっても勇敢で、男の子だと思ってたー!!

原題では「くんくん」ではなく「スナッフィー」です。そして「ミッフィー」はオランダ語では「ナインチェ」。オランダ語がなんだか好きになりました。


ブルーナ絵本の世界に入り込んで、ブルーナさん…というよりも優しい絵描きのおじいさん…の優しさに見守られながら、絵本を読んでいた頃の幼い自分に戻っていたような、不思議な感覚を味わえる展覧会でした。




今回ショップで購入したもの。
白い本は図録です。図録ってたいてい大判なのに今回はなんとB6変形版!手帳とほぼ同じサイズ、迷わず買いました!!




それから、缶ケースに一目惚れしたラムネ菓子。
心ときめいた「クリスマスってなあに」の絵です!友人たちの分もおみやげに買いました。これはカワイイ…❤️


最終日、雨の日で人は少なかったけど、グッズ…とりわけポストカードはほとんどが完売していました、残念…(涙)

今後、大阪に巡回するそうです。
ブルーナ絵本が好きな方はぜひ。図録の購入も、ぜひ(笑)