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2月4日立春
春の気たつを以て也
(暦便覧より)
春の気のはじまり
冬と春の分かれ目になります。
現行歴による大略の日取は2月5日
陽暦では4日ごろで節分の翌日にあたります。
歴からみると、この日から春になる
それを表現するかのように、
俳句の季語には「春立つ」「春来る」があります
そして地域や国によって
この日が新年とされ「立春大吉」
どんな行事や機会、雰囲気や移ろいで春が来たと感じますか?
私は、奈良のお水取りがはじまると
暖かくなって春になるという印象が強いです。
まだ寒さもありますので、寒暖差、乾燥で喉など潤いを。
【写真:猿田彦神社三重県伊勢市の鯉】
立春(りっしゅん)の言葉おはなし
2023年と以前にも、いろんな話と一緒に綴らせていただいています。
よかったら 読みかえしくださりませ
↓
※二十四節気は、1年365日を15日ずつに区切ったものでその区分点を節気。
※ちなみに七十二候は中国古代の天文学で黄河流域地方の気候を表現しているといわれています。
春は香り、薫り、匂いが溢れるとき
冬菊、梅の香り 花咲くはじまり
葉や草が春本格化に向けて
※ちなみに七十二候は中国古代の天文学で黄河流域地方の気候を表現しているといわれています。
春は香り、薫り、匂いが溢れるとき
冬菊、梅の香り 花咲くはじまり
葉や草が春本格化に向けて
春の気
エネルギーを一緒に創りあげてゆく
土のエネルギーは虫や鳥たちにおまかせ
かぐ(嗅ぐ)
ことば
『香は嗅ぐというのが雅言であり、
『香は嗅ぐというのが雅言であり、
聞くは漢語』
本居宣長の言葉
よく香は、「かぐ」なの?「きく」なの?
何が違うの?
本居宣長の言葉
よく香は、「かぐ」なの?「きく」なの?
何が違うの?
きくとは何?と
聞かれます。
聞かれます。
嗅いでいますし、
嗅ぐでいいですよと答えています
以前たまたま読んでいた本居宣長の書物の中に、
香はかぐ 平安では「きく」はないということを知りました。
香にあふれていたとされる平安時代もかぐとつかっていたようです。
香にあふれていたとされる平安時代もかぐとつかっていたようです。
余談ですが、
本居宣長は鈴が大好きだったそうで、それにも共感し
興味をもった歴史人物の御一方です
中世では、聞=かぐとされていて、
興味をもった歴史人物の御一方です
中世では、聞=かぐとされていて、
香りは「嗅ぐ」という日本語の表現になるとのことです。
聞くは後から付け加えられた香道用語になります。
シンプルに「香りを嗅ぐ」と話したほうが、
聞くは後から付け加えられた香道用語になります。
シンプルに「香りを嗅ぐ」と話したほうが、
言葉の表情
(音・響き・リズム)
から捉えてみました。
かぐは、kaguで2拍2音、有声無声破裂音が均等であるため、
かぐは、kaguで2拍2音、有声無声破裂音が均等であるため、
単純ではなくやや奥ゆきのある言葉の響きとなって仕上がっています。
2拍は少拍になるため鋭く単純で現代的な音のみになりやすいものですが、
2拍は少拍になるため鋭く単純で現代的な音のみになりやすいものですが、
この言葉は情緒の音が多くあります
永遠に残る長期的な響きを捉える「かぐ」。はては平安にも使われていた言葉でもあるのかもしれないと
永遠に残る長期的な響きを捉える「かぐ」。はては平安にも使われていた言葉でもあるのかもしれないと
時間の長さを伝えてくれるかのような表情も捉えていました。
また、情緒的かつ人肌の温もり、ふっくらとした優しい表情が包まれています。
そして、驚いたことに老若男女問わず均等で親しみやすい言葉の音であり
また、情緒的かつ人肌の温もり、ふっくらとした優しい表情が包まれています。
そして、驚いたことに老若男女問わず均等で親しみやすい言葉の音であり
庶民的な言葉であることも表現されているのです。(驚)
優雅であり大らかな表情は安定的へと通じており、単純な音は添える程度になっています。
現実をじっくりと認識できるような、単純ではない深みある優雅さと落ち着きのある言葉なのです。
この亡恩人の解析には、いつも驚かされます
優雅であり大らかな表情は安定的へと通じており、単純な音は添える程度になっています。
現実をじっくりと認識できるような、単純ではない深みある優雅さと落ち着きのある言葉なのです。
この亡恩人の解析には、いつも驚かされます
そして、言葉の謎が解けたようで、すっとします
※言葉の表情解析は、音相理論に基づく理論体系で抽出したデータ解析をもとにしています
※音相理論とは、ことばの音がどんな雰囲気(イメージ)を伝えるか。音の内容とイメージの関係を明らかにしたものです。
よく亡恩人は、ことばの音が作るイメージと、それを伝える音の構造(音相基)の関係を音声学や心理学、
※言葉の表情解析は、音相理論に基づく理論体系で抽出したデータ解析をもとにしています
※音相理論とは、ことばの音がどんな雰囲気(イメージ)を伝えるか。音の内容とイメージの関係を明らかにしたものです。
よく亡恩人は、ことばの音が作るイメージと、それを伝える音の構造(音相基)の関係を音声学や心理学、
言語学など借りて明らかにしたもの。イメージは感覚的なものが多いため学問とはやや異なるものですが、
音相という面で言葉を観ると、文字中心で捉えられていたことばの奥に、
もう一つ別の秩序が存在していることがわかると。
香りを嗅ぐ
嗅ぐ(かぐ)の言葉のイメージ いかがですか?
香りを嗅ぐ
上品で優雅な香りは、さりげない静かな香り
そして瞬時の香りが深みを誘います。
深みのある香りは強いわけではなく
落ち着く香りは、香りがするかしないかの程よさ
安定感のある香り、曖昧な心が解くような香り
梅の香りはじめ春の光の香り
時代変わらず、
その季節の香りは嗅ぎたくなる。
嗅ぐは、色彩溢れるように、1つ1つの香りが輪唱のように
ゆるやかに伝わってくる美がみえてきます。
【写真:季節限定「春」なまえ香オーダーメイド】
あなたの名前で創る香りも、このように
あなたのお名前を解析させていただいて
オンリーワンの香り