清 明
(せいめい)
ことば
清明は、4月5日から
二十四節気の1つの言葉。
(4月20日からは穀雨になります)
万物発して 清浄明潔なれば 此芽は何の草としれるなり(暦便覧より)
草花も咲きはじめて、
万物清新の気に満ちあふれますよ~
という意味。
春は陽であり、
天から満ちる強い気とエネルギーを
浴びることができます。
躍動し活発になりますようにと
清明は、晩春であり、
春もたけなわ
眩い春に笑みを重ねた花見の時間に
・花あかり(はなあかり)
・桜満開(さくらまんかい)
・花一重(はなひとえ)
・夜桜(よざくら)
・花の雨(はなのあめ)
桜の存在が、雅な言葉の美を創造させてくれました
その言葉の響きから、日本の美を重ね合わせ
実際に触れることの貴重さに心満たされます。
私たち祖先はじめ今もなお
繊細な桜の表情に魅了され、何千年となりましょうか
古代も平安も今も時間と共に、桜の姿見の変化に引き寄せられて
・花筏(はないかだ)
・花散らし(はなちらし)
そして
・花曇り(はなぐもり)
・花冷え(はなびえ)
今は、この景ですね
少しずつ、青葉へと移りゆきます
清明
(せいめい)
言葉の表情からも捉えてみました
庶民的な表情を捉え、新奇開放的です。
清潔感のあるすっきりとした表情もしっかりと捉えていて
春の躍動たる状態もあること、晩春らしからぬ惜しむような寂しさそして
よそよそしい感じも陰により添えられていることがわかります。
万物の生命が動きだすような若々しさには幼虫や芽などの音無き躍動のリズムが
きこえてくるように捉えられていることに驚きです。
そして、終わり迎える時間を優雅に演出表情が秘められていることも
捉えているのです。清明(せいめい)4拍4音の偶数たる数に和みが含まれていて
薄いピンクの花一片が重なりゆくことで色濃く異質たる桜の存在がこの言葉から
みえてくるようです。
清めて浄化となる
吉野山の桜を思い出します。
そう 吉野は桜の仏
繊細な花ひらは、神の重ねの息吹と気
それからが高まり合い
清明へとなる。
神秘と可愛らし仏さんが通りすぎた香しさがします。
清明(せいめい)ことば
二十四節気
※二十四節気は、1年365日を15日ずつに区切ったものでその区分点を節気。
※ちなみに七十二候は中国古代の天文学で黄河流域地方の気候を表現している
といわれています。
美しい調べ
亡俳人塚腰杜尚先生から学んだ言葉ご紹介
美しい調べ
自分の言いたいことを詩で詠うときには
自分の云いたいことを、
何の制限も無く、自由に詠いたい。
その場合に、制限と言うのは、
詩の型が決まっていて、
詩型の定まっている詩を定型詩と云う。
定型詩の代表は、
その和歌、俳句は、いずれも詠いたいことを定型にはめ込まねばならぬから、
和歌は、三十一音が57577に分れて、
俳句は、十七音が575に分れて、
その美しい調べは、
※調べ=言葉のリズム
(森俳句会冊子より、そのまま抜粋)
塚腰杜尚俳人
山口誓子系名古屋天狼会
森俳句会主宰
花冷え時期でもありますので、
どうか身心を大切にくださいませ。
清明の時季と共に
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