洗濯に洗剤や柔軟剤は必要なのかよく考えよう
こんにちは!生チョコぽん酢です。
今日は何やら意味深な柔軟剤のニュースがあったので取り上げてみます、TBSさんですね。
(以下、緑枠内は抜粋)
ふと、人の柔軟剤のニオイが気になることはありませんか? 心地よく香る人もいれば、通ってきた経路までわかるのでは…と思うほど強烈な人も。
なんだか馴染みのある単語が並び興味をそそられますよね。
大手生活用品メーカー・ライオンの調査によると、実は「4人に1人が柔軟剤の使い方を間違えている」といいます。
とのことで、どうやら多くのユーザーが柔軟剤の使い方を誤っているとのこと。
最後はこのように締めくくられています
■柔軟剤、多く入れすぎると…?
──「いい香りをつけたい」という理由で柔軟剤を多く入れてしまうのですが、これってやっぱり、おすすめできないんですか?
香りが強くなりすぎる可能性がありますし、香りの強さの感じ方は、おひとりおひとり好みによって異なるので、周囲の方にもご配慮いただきながらお使いください。
──気付かぬうちに、人に迷惑をかけているかもしれないということですね。無闇に量を増やすのはやめようと思います
(中略)
「柔軟剤で他人に不快な思いをさせないため」には「適量を守る」ことが鉄則のようです。そうすることによって、柔軟剤の効果を十分に発揮させることにも繋がってきます。
今後、ニオイが気になる人と遭遇したら、使用量を聞き出し「はかった方が効果的にも、経済的に良いみたいですよ」とさりげなく言ってみようと思います。
す、素晴らしいです!!(原因が柔軟剤かはさておき)
この10年くらいで「タバコの臭いがホント無理なんです」という若い方が凄まじい勢いで増えましたが、恐らくそれと同じくらい私も、こういうケミカル臭が嫌です。
このケミカル臭の悪質な点は、一時的な問題ではなく、その人がいるかぎり常に強烈に臭い続けることなのです。
タバコが嫌いな人の横でタバコを吸い続けるのと同じ事で、学校や職場、飛行機や新幹線等の長時間逃げ場のない環境だと地獄ですよね。
記事内には
消費者庁などの5省庁が「その香り困っている人もいます」と題した啓発ポスターを作成しています
とも書かれていますが、以前紹介(今見たらリンク消されてる)したように、私の事業所にも厚労省から啓発のポスターが来たことがあります。
私はこういうニュースや行政の動きには、とても救われる気持ちです。
原因が柔軟剤かはさておき(←しつこい)、「ちゃんと分かってくれているんだな」と思えるだけで嬉しいものなのです。
なぜ今話題になるのか?
私が思うに、コロナ禍に入り、得体のしれないウイルスが蔓延しているという心理的要因から、
多くの人が知らずのうちにこうした洗濯洗剤や柔軟剤の量を増やす傾向があったのかもしれません。
洗濯用洗剤系の多くは合成界面活性剤で、これはとっっても殺菌力が高いものなのですね。
消毒液として私も時々仕事で使うほどです。
これは私だけではなく、例えばコロナ禍真っ只中の2020年。
転院搬送で患者さんを車に乗せたタイミングで、大量嘔吐してしまい車内が大惨事になったことがありました。
私が持ってきている道具では足りなくて、病棟に行って業務用の消毒液(次亜塩素)を借りてきたのですね。
人間の排泄物等、生物由来の悪臭を消すのに最も効率がいいのが水洗い(石鹸や煮沸含む)と天日干しなのは言うまでもありませんが、
それが出来ない環境では塩素が今のところ断トツ一番です。
そして業務用の次亜塩素の成分を見てみると、次亜塩素だけではなく、合成界面活性剤が添加されているのに気づかされます。
エタノールと違い塩素と喧嘩しないので、塩素+界面活性剤、この組み合わせは最強みたいですね。
話が脱線しましたが、確かに洗濯をする時にこうした洗濯用洗剤や柔軟剤を入れることで、
雑菌やウイルスは相当やっつける事はできますし、また生乾き臭に悩まされることもなくなります。
こうした洗剤を多用する人の多くは「良いニオイを漂わせたい♪」と思っているわけではなく、
上記2つの要因(殺菌と生乾き臭防止)が大きいのではないかと個人的には思うのです。
生乾き臭の原因も雑菌ですから、広く見れば殺菌という1つの理由になるわけですが。
でも、ここには大きな誤解があると思っています。
洗剤を入れなくても生乾き臭はしない
私も以前まではそう思って、洗濯用洗剤を入れておりましたが、実は今は水だけで洗っています。
「雨の日はどうしているの?」と思われるかもしれませんが、
私は晴れの日も雨の日も、いつも室内干だから関係ないのです。
「え?水洗いだけで室内干って絶対ヤバイくない?」って思いますよね?
雑菌繁殖し放題・・・
にはなりません。
そもそも生乾き臭の主な原因は衣類ではなく、洗濯機にあります。
洗濯層って表面は奇麗ですが、その内側はヌメヌメの雑菌地獄。
そりゃそうです、日に当たるわけでもなく風通しもなく常にじめじめした環境ですから、雑菌の集合住宅になっているのですね。
だから洗濯機で洗うと、見える汚れは落ちても見えない雑菌が大量に付着してしまう為、天日干ししなければ衣類で雑菌が繁殖して臭いを出します。
これが生乾き臭の主な原因。
ですから、超強力な殺菌作用のある洗濯洗剤を使えば、確かに生乾き臭にも一定の効果があるわけです。
しかしこういうのを世間では対処療法と呼ぶわけですよね。
根本的な原因を改善すべきなのではないでしょうか。
洗濯機は月に1回は塩素で消毒・洗浄してあげることで、洗剤を1滴も使わなくても生乾き臭とは無縁になります。
私はこういう市販されている商品を使っています。
一応リンクも載せておきますが、お近くのスーパーにも売っているものです。
今の洗濯機には洗濯槽掃除モードがあるので、この液体を入れて回す感じですね。
1時間ほどで完了します。
売り手は必要性しか唱えないもの
バレンタインデーにチョコを渡すのは日本文化なように、どうしてもスポンサー側は自分の商品を売りたいから、
様々な宣伝文句をテレビで垂れ流し続ける結果、変な常識が我々の生活に溶け込んでいたりします。
今回の件でいうと、本来洗剤なんて必要ないのに、まるで洗剤を入れなければいけないような空気になっていたり、
生乾き臭を消すために洗剤をいれなければいけないものだと思い込んでしまったり。
洗剤を入れるなと言っているわけではないし、私もそのうち使い始めるかもしれませんが、
使わなくても良いものだと理解した上で使うのと、使わなければいけないという先入観で使い続けるのとでは、
全く意味が違うし、用法用量もまるで変わってくると思うのですよ。
どちらにしても、いつの世も常識なんて何かの拍子にコロッと変わってしまう曖昧なものですから、
テレビに振り回されない為に、出来る限り物事の本質を見るように努力する必要がありますよね。
そして例の臭いは別物だと思う
例の臭い、いわゆるシェディング臭やワクチン臭と呼ばれているものは、
今ネットで声を上げている人が増えてきている為か、ほんの少しだけ社会に噂程度で広まっていると思います。
こうした背景から、冒頭の記事が紹介されたのかな?とも思えるわけですが、
ニオイを感じる1人としては、多分ですけど柔軟剤や洗濯洗剤のニオイでは無いです。
もっと悪臭です。
でもたとえ論点がズレていても、まずはこういう表面的な?世間で受け入れやすい?ところからスタートするのは良いことだなって思います。
それに、皆が洗濯洗剤や柔軟剤の用法用量を守れば、少なくとも洗濯に由来する香害は無くなるわけで、マシになるのは間違いありません。
そして洗濯の香害が無くなれば「あれ?どうして無くならないの?」と、例の臭いに気付く人が更に増えるはずです。
地道ではありますが、こういう一歩一歩が大切で、いつかは例の臭いに苦しむ人が救われればいいですよね。
例の臭いがどれだけ不快でも、どれだけ苦しくても、今すぐ世間で認めてもらうのは難しいのでしょう。
まぁ私の本音をいえば、香害はタバコと同じように罰金くらい設けて良いと思いますよ。
そして洗濯洗剤や柔軟剤に対しても、タバコのパッケージに恐ろしい脅し文句が書いてあるのと同じように、洗剤容器に同様の警告表示をすべきです。
「望まない香害が生じないよう、屋外や家庭でも周囲の状況に配慮することが、健康増進法上、義務付けられています。」
とか、
加熱式たばこ風に
「柔軟剤の香りは、周りの人の健康への悪影響が否定できません。健康増進法で禁じられている用量の使用はできません。」
とか。
良くないですか?
すぐにお願いしたいのですが、そうは言っても、取り締まる側の警察が凄まじいニオイをしてる場合が多く、道のりはやはり遠いのでしょう(白目)
おわり
追記:ちなみに塩素(強力なアルカリ性)を多用して環境汚染になるのなら困りますが、
恐らくは下水処理の過程で中和されていると思われるので、今は遠慮せず使わせてもらっています。
↓私が普段から愛用しているオススメ商品