体調が悪く、集中しないと書けない
医療事故関連の記事を
しばらく書けずにいました。。。
体調良くして、もっと書きたいです。
６～７月、たった２か月の間に続いた
「がん見落とし死亡」
の医療事故ニュース
レントゲンやCT検査で、しっかり画像に
がんが写っていたのに見落とされ、
尊い命が失われてしまいました。
残念でたまりません・・・。
まず、このニュース、
病院側は見落とした内容について、
画像診断したのは医師２人で
内科医は、腫瘍と判断したものの
放射線科の医師が、
乳首の影と判断したため、
肺がんが見落とされたそうです。
画像診断の専門である
放射線科医が見落とすって、
言葉を失います・・・。
また、過去の胸部レントゲン画像を精査したところ、４４人に精密検査の必要があることも判明したという。
３回も同じクリニックで、
がんを見落とされるなんて
こんなに間違いが続くものかと
唖然としました。
ご家族の無念さを思うと
たまらない気持ちになります。。。
精密検査が必要な４４人の方々に
問題がないことを祈るばかりです。
こちらは、CTの画像診断報告書で
がんの疑いが報告されていたのに
担当医が見落としました。
病院側の記者会見では、
当初治療していれば結果は変わった
可能性があるとの認識を示し、
診断の遅れと死亡との因果関係に
ついても認めたそうです。
こちらの見落とし内容も、
千葉大付属病院同様、
担当医の見落としです。
横浜市立大学付属病院は、
「がんの適切な治療機会を
逸した医療事故」として謝罪。
CT検査結果が院内で適切に共有されず、横浜市内の６０代男性は検査から約５年半後の今年４月がんで死亡した。
２０１７年２月、東京慈恵医大病院でも
画像診断報告書で、
「肺がんの疑いあり」 と
報告されていたのに担当医が見落とす
医療過誤がありました。
そのまま約１年間治療せずに放置。
がんの治療を受けられなかった
７０代男性は、亡くなられました。
男性は、医療過誤原告の会の役員でした。
奥様が別の病院で、点滴用カテーテルを
誤挿入される医療過誤にあい、
２００５年に、亡くなられました。
奥様と御自身、お２人が医療過誤で
命を落とされるなんて、酷すぎます・・・。
ご家族の悲しみや憤りを思うと、胸が苦しくなります。
その後も、慈恵医大病院では70代男性同様、
画像診断報告書が放置され
肺がん疑いの患者2名が担当医に
報告内容を見落とされ死亡しました。
こうしてみると、画像診断報告書の
見落としが、いかに多いか分かりますね。
恐らく、これれらのニュースは
氷山の一角で、蓋を開けば溢れるほどの
画像診断報告書等の見落としが
あるのではないでしょうか。
医療者側の立場で考えれば
画像診断報告書などは
電子カルテのやり取りで
何人もの患者の診察や手術
を行う中、どうしても忙しくて
見逃してしまう環境なのでしょう。
パソコンが苦手な医師は、
膨大な情報量に追いつけない
状況かもしれません。
医師だけでなく病院全体で、
「がん疑い」の報告書確認を
徹底して頂けたら、このような
痛ましい事故は減るのでは
ないかと思います。
医療事故・医療ミス・医療過誤が
なくなることを祈るばかりです。
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