晩秋の浜に暴君現る ! ~ PROP DARTER i-WAKE ~ | 中澤新一郎のメガバスブログ

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いやぁ ・・・ 痺れたぁ ・・・

ビッリビリに痺れたぁ ・・・ (笑)



いよいよシーバスシーズンも終盤戦 ・・・
日を増すたびに厳しくなる冷え込みに、
釣り人のモチベーションも折れがちだが ・・・
この先、益々寒くなるのだがら、
やっぱり今こそ楽しんでおかねばと、
この日も、黙々と独り河原を歩き、海へと向う。

状況は分からない。

気になるタイミングを知りたいだけ。

誰も居ない浜で、
誰も教えてくれないことを
知りたくて竿を振る ・・・

何事も起きないなんて事は覚悟の上
自分の中の疑問やら勘やらに
決着をつけたいだけだから ・・・

ドMの自己満足の世界 ・・・ (笑)

ポイントに到着し、暗闇の中、
竿を振り始める。
まずは広範囲に KAGELOU 124F
散らし、手早く反応を探ってみたが、
魚からの返答はない ・・・

続いて射程とレンジを広げて
MARINEGANG 140F を繰り出し ・・・
もっとスローな展開の方がいいのかと
GENMA 110S を漂わせ ・・・
それでも依然として反応の無い状況に ・・・
苦し紛れに地形把握も兼ねて
BIRAN 70 でボトム探索を行ったら、
危うく根掛かりロストしかけて ・・・

夜明け前にして、ドMの快感に痺れる ・・・(笑)



そんな快楽に浸っているうちに、
やがて東の空は白み始め
いよいよ 「 無償の愛 」 を感じられる
時間帯がやってきたはずなのだが ・・・

この日は、様子が違っていた ・・・

迎えたマズメに、普段は現われるはずの
ベイトの群れが姿を現さず ・・・
何事もないままに周囲は明るくなり、
刻々と太陽は昇り始め ・・・

「 こういうことか ・・・ 」 と自分の中で
結論づけ、静かに 「 残念な何か 」 を
腹に納めつつ、黙々と竿を振り続けていた ・・・

するとしばらくして、
遅れてようやく浜にベイトの群れが
なんぼか現われ、波間を静かに
波立ちながら流れていくも、
特に目ぼしいイベントが起きるでもなく ・・・



「 何故回遊が遅れたのか ? 」
勿論、知る由も無く ・・・

「 何故、回遊が始まっても、
何もイベントが起こらないのか ? 」

そりゃ根本的にフィッシュイーターが居ないか、
もしくは、マズメの効力が活かされなかった
ということだろう ・・・ と考えはするが、

無論、推論でしかない ・・・

「 此れを知りに来た ! 」
と言えば格好がつくのか ・・・

「 此れしか知れなかった ・・・ 」
と言えれば正直なのか ・・・

目の前の海をしばし眺めつつ、
考えていた時だった ・・・



海岸線 ・・・ 地形に沿って
回遊していくベイトボール ・・・
細かくサザ波を立てて泳ぐ、
その航跡を恨めしく見つめていると ・・・
何か不自然なことに気づいた ・・・

とある位置

本来ベイトが回遊する上で、
ごくごく自然に通りそうな地形を
ことごとくベイトボールが避けている ! ?

明らかに不自然に大回りして
避ける波打ち際の、とある一角 ・・・

試しがてらに、チョイ投げで放り込んだ

PROP DARTER i-WAKE !

引きシロをとって、離れた位置から
デッドスローでノタノタと水面を泳がせ、
気になる位置で散発的にジャークを加え、
ボイルっぽいスプラッシュを繰り出しアピール !

ノタノタ ・・・ バシャ ♪

ノタノタノタ ・・・ ジャバ ♪

こんな感じでリトリーブしていた3ジャーク目 ・・・



ノタノタノタノタ ・・・ ジョボ ♪

ノタノ ・・・


ドフゥゥ ! ?

突如、強烈な水柱が立ち上がり ・・・
一瞬で i-WAKE が海面から消える ! !

コンマ数秒のノーテンションな状況に、
ミスバイトを勘ぐるも、
僅かに遅れて生じた重みに、
思いきりフッキングを叩き込む !

魚は嫌がり、水中で激しくヘッドシェイク !
痛いほどの強烈な衝撃がロッドに響く ! ?

「 この乱暴モノは ・・・ また奴か ? 」
勘ぐれば ・・・ 水面に急浮上してきた魚が、
魚体を半身晒して、ド派手にエラ洗い ! ?
長さこそ感じなかったが、
異常に太い体高に目を疑う ・・・

そこから強烈な瞬発ダッシュが連打され ・・・

ガツン ! ゴツン ! !

と短い衝撃がロッドに響くたびに

「 ジリリ ・・・ ジリリ ・・・ 」
苦しそうにドラグが泣く・・・

フッキング具合が分からないが、
如何せんラインの先に感じている重量感が
ヤバ過ぎて ・・・ 不安から、
少しドラグを弱めて持久戦を覚悟する。

魚は左右に激しく短いダッシュを繰り返しつつ、
その度に毎回、エラ洗いも見舞ってくる
暴れっぷりなのだが ・・・
そこは、広く何も障害物のない浜辺、
フックアウトかラインブレイクさえしなければ、
釣り人としては、後はひたすら耐えるように、
魚をいなしていればいい。

やがて疲れの見えた魚は、
徐々にエラ洗いに高さを失い、
じんわりと少しづつ、
波打ち際に近寄ってきたのだが ・・・

いざランディングを意識し始めたものの
この魚・・・魚体が重すぎて ・・・
ファーストブレイクを越えて来ない ! ? (汗)



寄せ波に乗せて座礁させようとするも、
水深が生じた途端、
ぶっとい魚体を左右に曲げながら
強烈に浅瀬を走り ・・・

危険極まりない ・・・

幸いフッキングは、
かなり信頼度が高そうに感じられたので、
しばし水深のあるブレイク向こうで
魚を落ち着かせておいて ・・・

大波のタイミングを待って、
寄せ波に乗せて、一気に浅瀬に座礁させた後、
ダッシュで魚に駆け寄り、
即座にボガグリップを魚の口にロックさせ、
次の波が来る前に、
ダッシュで魚をずり上げランディング ♪



浮力を失った途端、
身じろぐことさえできなくなった、
その重量物の正体は ・・・

パンパンに太ったヒラスズキ !

「 だろうな 」 とは思っていましたが ・・・

サイズが想像を越えていました !(笑)



当初、エラ洗いで魚体が見えたときは、
70くらいのゴン太かと思ったのですが
ボディの厚みと体高があり過ぎて ・・・
いろいろとサイズ感がおかしく
錯覚したもよう ・・・ (笑)

87cmの見事な貫禄でした !

当初心配していたフッキングについては、
ほぼルアー半飲み状態で ・・・
i-WAKE のフロント・リヤの両フックが
口の内側から、スズキの唇の一番堅い部分に
鉤掛かるように貫通ロックしており
バレる心配は皆無でした !

( むしろ掛かりがキマリ過ぎていて、
外すのに難儀し、フック一本折れました ・・・ 笑 )



その後、魚をストリンガーで生かしつつ、
改めてポイント周辺を探ったのですが、

反応は一切なし ・・・

ただただベイトボールのイナっ子達が
嬉しそうに正規の回遊コースを
平和に行き交うようになった風景を見て、

「 なるほどな 」 と納得しつつ、
竿を納めたのでした。

連日通っていれば 「 狙った ! 」 とでも
言えるのでしょうが、悲しいかな
サンデーアングラーの釣行程度では、
ただの偶然の出会いに過ぎません。 (笑)



ただそれでも ・・・

「 何か 」 を知りたければ ・・・

本には載ってない、ネットにも流れていない
出来事を体験をしたいなら ・・・

自分の手と足で確かめに行くしかありません !

効率は確実に良くないでしょう ・・・
時間の浪費、体力の消耗も感じるでしょう ・・・
当然、それに躊躇し、
別の方策に妥協する人も大勢います。

ただ、そんな非効率で、不安な状況下で、
否が応でも自分の頭で考え行動する結果、
自然と人間の感覚は 「 絶妙 」 に磨かれると ・・・

ドMの私は体感しております ! (笑)

晩秋のチャンスは、まだあります !
寒さに臆することなく、
情報に諦めることなく竿を振り、
是非、想像以上の痺れる出来事
遭遇していただきたく思います !



今回の使用タックル

ロッド : SHADOW-XX SXX-100M
リール : シマノ 4000
ライン : PE 1.2号
ルアー : PROP DARTER i-WAKE ( 和銀セツキアユ )