平和な浅瀬の危険なスリット ~ KAGELOU 100F ~ | 中澤新一郎のメガバスブログ

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変化乏しいドシャローに

唯一存在した緩慢な凹みは ・・・

その水面を KAGELOU が横切る事を

一切許さなかった。



降雨による増水で、その姿を変えた富士川 ・・・

サンドバーの成長により2月から塞がっていた
旧河口が再び決壊。
おまけで生じた分水も加わって
河口部は三股に ・・・ (笑)

ひと月もたずに、愛用していたヒラメポイントが
消え去ったのは、至極残念ではあるが ・・・
すっかりリセットされた釣り場を確認しようと
この日も独り、深夜の河原を彷徨う ・・・

昼間の夏の陽気とは打って変わり、
心地よい風が吹き抜けている夜の河原。
ライトに照らされた流れは、
これでもかというほどジンクリアで ・・・
見た目に涼しげでもあるのだが ・・・

今宵の釣りにとって、これは ・・・

いいのか ? どうなのか ? (笑)

川縁を歩きながら、
川面を睨みつつ、その変化を探すも ・・・
あまりに味気なく、のっぺりとした
目の前のシャローフラットは、
どこまでも静かなもので・・・
ベイトの気配も感じられない・・・ (笑)

干潮に近づき、僅かに残った緩い流れが
どうにかまとまり ・・・
力無く水面を揺らしているだけの、
ぼやけた筋が一本あるだけだった ・・・ 。

手早く場を見切るべく、
ほぼ無いに等しい水深に合わせて
KAGELOU 100F を遠投 !

一投目 ・・・

暗がりの中、時折弱々しく光を反射させ
揺らめいている、その 「 ぼやけた筋 」 に
クロスで投じた カゲロウ 100F

いよいよ、ゆっくりと触れた瞬間だった ・・・

グン ! ?



突如 KAGELOU が急停止 ! ?

水没岩の間にでも挟まったかとも
思える違和感に、一応にも確認がてらの
スイープフッキングを見舞えば ・・・

ゴン ! ゴゴン !

・・・ と、魚の嫌々する感触が伝わり、
ラインの先、沖の水面が一瞬揺らいだ後、
即座に鳴き出したリールドラグ ♪



重量感は無いが、
元気に浅瀬を疾走する魚 ♪

右へ左へと暴れつつ
あまりの浅さに勝手に座礁して、
さらにバタバタとのたうち回り
体勢を回復しては、また走る ! (笑)



50cmほどのフッコ君 ♪

水深の無いドシャローの
味気ない流れに、
ちゃっかり潜んでいたもよう ・・・

サイズはともかくとして、
一投目からのラッキーな魚信に心踊る ♪

あまりに水深の無い釣り場状況は、
魚とのやりとりも含め、
当然周囲を警戒させるわけで ・・・
ましてや特にベイトの存在も感じられない
この状況では、連発可能性は低いかとも
思われたのだが ・・・

一応にも、確認がてら投じた ・・・

二投目 ・・・

一投目を、丸々なぞり
クロスに投じた KAGELOU 100F が、
スローリトリーブで、ゆっくりと
例の 「 筋 」 に馴染んだ瞬間 ・・・

ゴン ! ?



再び KAGELOU 急停止 ! !



今度は躊躇せず !

即座にフッキングを叩き込めば ・・・

呼応して沖の水面が一瞬割れた後、
魚はすぐさま回頭 !
浅瀬を走り出し、先刻より
激しくリールドラグが泣き始める ♪



60cmのフッコ君 ♪

ベイトの気配無き、この浅瀬 ・・・
勢いの無い、この流れ ・・・
一見味気ない、このシャローフラットで、
ゆっくりと揺らめいている 「 一筋 」 が ・・・

一気に怪しさを帯びる ・・・

続く三投目 ・・・

これまた同様に擦ったクロスキャスト。
カゲロウ 100F の着水波紋を確認し、
その航跡を目で追いつつ ・・・
いよいよ KAGELOU が筋に触れた所で、
丁寧にリトリーブを聞けば ・・・

ヌグッ ! !

期待通りに吸着感 ♪

打ち込むフッキングが合図になって
即座にダッシュし始める魚 !

さすがに状況が理解できたので、
あまり悠長に場を荒らすのは得策でないと思え、
SXX-96ML を煽り、ややラフに魚を寄せる。

方向を失った魚は必死に疾走し、浅瀬に座礁。
すると今度は水飛沫をあげて跳ね回りだし、
途端ラインテンションが抜け、フックアウト ・・・

魚は再び自由を得ると、水飛沫を上げながら、
颯爽と沖の暗い流れへと走り去って行った ・・・

さすれば ・・・ 気を取り直しての

四投目 ・・・

僅かに着水位置をずらしてのダウンクロス。
若干場荒れが気になり、
ノーリトリーブで、流れのままにゆっくりと
静かに KAGELOU を筋に同調させて、
間もなく ・・・

バフッ ! ! !



暗い川面に、水飛沫が飛び散る !



籠ったような鈍い破裂音の後、
一瞬間を置いて、手元に伝わった生命感 ♪

今日一番のダッシュで、
ドラグを鳴らしつつ、沖へと走り去っていく !

先刻のような強引なファイトで
結果的にフックアウトし、
結局、場を荒らす形となっては
何の意味も無いと考え ・・・

今度は魚を沖へと自由に走らせ、
ポイントから離れた位置に誘導。
滑る川底によろけつつ、こちらが魚に歩みよる形で
無事ランディング ♪



サイズアップの65cmフッコ君 !

続く五投目 ・・・

同じ位置にダウンクロスで投じるも、無反応 ! ?

ならばと再び ・・・

六投目 ・・・

七投目 ・・・

クロスキャストにアップクロスと、
ラインを変えてみたのだが ・・・ 無反応 ! ?

さすがに 「 いよいよ場荒れたか ? 」 と
頭をよぎるも、立ち位置そのままに
KAGELOU 100F の遠投性能を活用し、
暗がりに消えゆく筋、一段奥の川面に投じた

八投目 ・・・

筋にまとまる、か弱い流れに引き寄せられるよう
デッドスローに KAGELOU を漂わせたところ ・・・

ズン ! ! !



四度 カゲロウ 急停止 ♪ (笑)



ここまでの、コトゴトク外掛かりだった
フックセットが若干危なげだった為、
改めてスイープフッキングを見舞えば ・・・

ラインの先に心地よい 「 重み 」 が生まれ、
すぐさま、その 「 重み 」 が走り出す ♪

本日お決まりの展開に安堵しつつ、
真夜中の河原に、笑みがこぼれる。 (笑)



再び65cmのフッコ君 ♪

徐々にではあるが、確実に増し始めたサイズ感に
釣り人のテンションも上昇したのだが ・・・

楽シイヒトトキ ・・・

時間の流れは早いもので ・・・

潮位とは、とっくに無関係に
なってしまっているはずの
目の前の激浅なシャロー域にも、
何故かキッチリ潮止まりの影響は現れ ・・・ ?

干潮時刻の訪れとともに
先刻までの入れ食いが ・・・

嘘のように、パッタリと !

魚からの反応は無くなったのでした ・・・



釣り終わったところで、
改めて川に浸かり、
現場の状況を確認してみたところ・・・

釣り場となった広いシャローフラットは、
水深30~40cmほど ・・・
そんな平坦な浅瀬の中で、
シーバス達が潜んでいた 「 ぼやけた筋 」 は
僅かであるが周囲より凹んでおり、
その深さは50~60cm程度 ・・・

一応にも流芯ということになるのだろうが、
その流れのたるさ故 ・・・
流芯に掘られたチャンネルと呼ぶには
あまりにメリハリなく緩慢で ・・・
「 甘いスリット 」 くらいが適当な表現かと ・・・

しかし周囲の変化が、乏しければ乏しいほど、
そんな 「 甘いスリット 」 も 「 危険なスリット 」
に化けうるわけで ・・・

その凹みの上を、無防備に横切る カゲロウ
流れに触れ、期待通りに艶かしく揺らいだ瞬間 !
シーバス達は、無警戒にも一切躊躇すること無く
次々とアタックするわけでありますから ・・・

いや~
スリットという存在は、常に ・・・
秘めた魅力を持つものですなぁ ! (笑)




今回の使用タックル

ロッド : Shadow-XX SXX-96ML
リール : SHIMANO 3000
ライン : DRAGONCALL 8braid PE 1号
ルアー : KAGELOU 100F ( GG IWASHI )