めちゃくちゃ面白かった。




(笑)




安易すぎるこの言葉が出てしまううらい

オープニングから一気に惹き込まれて。


今の世の中、この時代に、

なかなか観る事ができないような

刺激的な描写も多くて

スクリーンから何度も目を逸らした。



菅田将暉さんはもちろんの演技なのだけど

今回初芝居になる

SEKAI NO OWARIFukaseさん。


Fukaseさんが素晴らしく怪演で異様で

存在自体がまさにファンタジー。


いい意味でこの作品の中で浮いていて

これが俳優としてのデビューだなんて

恐ろし過ぎる。


わたし思うんですけど

アーティストさんやダンサーさんとか

俳優以外の方でも何かを表現するお仕事を

している方ってやっぱり

自分の魅せ方や伝えたいものが

常にはっきりと明確にあって

芝居ではないところで長い間

その部分を培ってきているから

「お芝居」をした時にそこで培ってきた

「表現力」が俳優とは違う爆発力を発揮する。


と、思っていて。


お芝居をするに当たって必要なものの一つに

「リズム」と「音」ってあると思うんです。


会話のリズム感、伝えたい事がより

伝わりやすくなるための言葉の音の使い分け。


それってアーティストさんって

人並み以上に養われてるんだろうな、と

勝手に思っていて。



だからこそ、なのかはわからないけど

Fukaseさん、すごかった。



セリフのリズム、音が、違和感なく

凶器になって心に突き刺さって

鳥肌が立つ程の異様感。



とにかくそこに惹きつけられて仕方なかった。



菅田将暉さんのお芝居も本当に細かくて

繊細で、、山城圭吾という人物が

頼りないけれども、そんな存在なのに

この物語を確実に引っ張って

いったのは菅田将暉さんの熱演の賜物だと。



この2人のタッグに加えて、

そばで支える高畑充希さん演じる夏美も

中村獅童さん、小栗旬さんの警官タッグも最高すぎ。



4人家族を襲う連続殺人事件。



目を逸らしたくなる内容なのに

必死になってスクリーンを、

物語を追ってしまったのは

映像の作り方の面白さも魅力のひとつ。



とにかくオープニングから惹き込まれた。



圭吾が殺人現場を発見してから

事情聴取されるまでの経過の

映し方が斬新で面白くて!



まるで自分が圭吾に乗り移ったみたいで。



その瞬間から圭吾として

圭吾に憑依してこの物語を辿っていった気がする。




観てる間幾度となく動悸に襲われて。


気が付けば浅い呼吸をしながら


心臓に手を置いてる自分がいた。




永井監督のこれまでの経験を全て

ぶち込んだかのような撮り方で

ものすごく興奮した、、、


ああ〜〜もう一回観たい、、、!