不思議が味方してくれる
こんにちは。広報Mです
『何かに真剣に挑戦していれば不思議が必ず味方してくれます』
私の家にある日めくりカレンダーの言葉です。
毎日何気なく日めくりカレンダーをめくっていたのですが、
日々真剣に練習していた泰喜さんにまさにこの言葉通りのことが起きました
前回お伝えしたように、
残り3回しか残されていない中の1回目のリハーサルでまさかのエラーに見舞われ、
もう後はないと、スケジュールを変更し、休みを削ってまで必死になって練習をしました。
最終リハーサルを終えたのは日曜日の午前中
無事に最終リハーサルを終え、『最後の練習の節目を労っておいで』と社長の計らいで、
その日、見学に来ていた喜平さんと健太郎さんも一緒に4人で回転寿司を食べにいきました。
『何個パフェ食べるんですか!?』なんて、ふざけ合いながら、久しぶりのワイワイした空間
練習がひと段落ついた安堵感からか、ゆっくりし過ぎてしまい午後からの荷物のパッキング作業はドッタバタ
飛行機では持って行けない大きな工具箱や、大きな道具などは運送屋さんにお願いして愛知に発送しましたが、
出発ギリギリまで少しでも多く練習が出来るようにと、自分たちで持っていけるものは全て、大きなスーツケース三つにびっちり詰め込んで、自分たちで手荷物として愛知まで持っていくことにしたのです。
『パフェおかわりしている場合じゃなかったよ〜』なんて言いながら、パッキング作業は遅くまでかかってしまいました。
荷物をまとめると同時に、大会に必要な物や足りない物などの購入品をリストアップしていきます。
そして最後の買い出しをしに、泰喜さんと一緒に近くのホームセンターに行ったのです。
お店に到着したのはなんと閉店の1時間30分前。
時間は限られているため、急ぎ足で買い物リストに書かれたものを一つずつ、カゴに入れていきました。
しかし、モールディング作成で使うゴム手袋。と
石膏ボードを軽量鉄骨に固定するときのビス。
この2つは、いつも使っている商品と同じものが置いてありませんでした
最終リハーサルは終えてしまっているので、いつもと違う物にはあまり手を出したくない気持ちもありましたが、
やむをえず、代わりのものを購入しました。
一通り商品をカゴに入れお会計を済まし、閉店案内が響くお店を後にします
〜翌日〜
すぐさま、購入したビスの使用具合を確認します。
今までの練習で使っていたビスはプロが使っている物と同じ商品を購入していたため、ホームセンターで買ったビスは刺さりにくいかもしれない…。と不安がよぎります。
試し打ちをしようとする泰喜さんに注目が集まる中、いざビスを打ってみると、
あれ??
むしろ、ホームセンターで買ってきたビスのほうが、するする入っていくぞ?
というまさかの結果に!
この結果には思わず、全員が笑ってしまいました
『さすが一発ビスと商品名で名乗るだけあるなぁ〜!泰喜ついてるな!』と、社長がいいます。
私は、不思議に味方してもらうとはこのことか😳‼️と、カレンダーを思い出しました。
その後、前日に引き続きドタバタで送る荷物をまとめます。
間に合わないんじゃないかとドキドキしながら必死になってパッキング作業を続けます。
『これはやばいぞ。』と感じた社長と健太郎さんも参戦してくれて、
午後1時。荷物の集荷をしに運送会社の方がやってきました。
なんとか間に合いました
『よかったぁ〜。』と、全員が安堵しました。
『よろしくお願いします‼️』と社長の気合の入った挨拶に見送られ、荷物は一足先に愛知に向かったのでした。
〜その翌日〜
工具箱もなくなりがらんとした部屋で、練習を始めます。
購入したゴム手袋をつけてモールディング作成の練習。
モールディングを作り終えると、泰喜さんがまさかの発言をしたのです
『この手袋、今まで使った中で一番使いやすいわ。』と。
広報M)『え?!最後の買い出しでやむを得ず購入したものが一番いいなんてこんな事ってあるんですね~‼️』
『今まで使ってきた中でいちばん手にぴったりのサイズでさ、墨出し作業の時に邪魔じゃないんだよね。』と、続けて泰喜さんが言います。
確かに、大会の写真を見てみると、ゴム手袋が手にピッタリサイズですね
最後の買い出しで、やむなく選んだ商品がどれも一番使いやすいとは…。
真剣に取り組んでいた泰喜さんに、まさに不思議が味方してくれたエピソードでした!
運も実力のうちという言葉もありますが、これは、日頃の行いが大事という意味だったのかなと思いました。
でも、こうして振り返ってみると、あの時のミスも、あの時の事件も全て、社長が言っていた「神様からのプレゼント」と重なるような気がしています。
実は、まだ続きがあるのです。
最後の最後、ギリギリ追い詰められた私たちに再び「不思議が味方してくれた」出来事が起こるのです
次回は、もう一つの奇跡についてお話しします。
お楽しみに〜