技能実習生採用面接
インドネシア2日目。
いよいよ技能実習生の採用面接がスタート
飛行機の中で事前に渡された履歴書に目を通して見ましたが、履歴書だけで人を判断したことがない私にとっては、難しすぎました。
三人づつ面接室に入ってきて、こちらの方から質問をして答えてもらいます。
3人で10分程度のやり取りを行い、次の3人と入れ替え、これの繰り返しをやっていきます。
およそ30人程度の候補生を次々と面接し、最終的に3人を選びます。
自分程度の人間が、こんな風に人を評価するなんて・・・なんか胸が痛かった。
履歴書と座っての面接だけでは私にはなかなか難しかったのですが、とりあえず3人を選びました。
でも、なんとなく心はモヤモヤしていていました。
何故なら当社の採用はいつも何で決めているかというと、そうです!
「モデリング手法による塗り壁トレーニング」です
これやるだけで、大体のことがわかります。
実は、こんなことが想定できたので、事前に送り出し機関にお願いして、塗り壁体験をさせていただく準備をしてもらっていたのです。
面接室での面談を終え、場所を移動。
こちらの施設にはこのような塗り壁をできるスペースがあるのです。
当社の健太郎君がお手本を見せて、同じように真似させます。
これを全員にやってもらいました。
本当はもう少し、塗り壁の時間を作って欲しかったのですが、今回はしょうがない。
これをやった結果、先ほどまでに履歴書と面接で決めていたメンバーがガラッと変わったのです。こうして3人の採用を決定しました。
合格発表の時。
全員が部屋の中に呼ばれ、並びます。
そして、合格者の名前が呼ばれ、呼ばれた人は大きな声で返事をして、前に並んでいきます。
名前を呼ばれた人、呼ばれなかった人、ある意味非常に残酷でした。
合格者だけ残され、他のメンバーは退室します。
皆、泣いていました。
これで彼らの人生が大きく変わります。そこで送り出し機関の責任者の方から、激励の言葉をかけられ、
「これから皆さん家族と離れ離れです。でも日本に行ったら中屋敷社長はお父さん、健太郎さんはお兄さん、心配しないでください。何かあったら正直に話せば助けれくれる」と。
これから責任重大です
インドネシアの大事な子供達を預かるのですから。
健太郎にとっても、自分と同じくらいの歳の子達を見てとても大きな刺激になったようで、インドネシアに連れて行ってよかったです
実は面接も私ではなく彼にやらせました。
「健太郎が面倒見る子たちなのだから、君が決めなさい」と。
彼にとっても良い経験で、同時に大きな責任も感じたのではないでしょうか。
採用した子達がこちら。
また新たな挑戦が始まります