第一工程 | 中屋敷左官工業(株)

第一工程

前回の続き。

まずは時間内に終わらせることを最優先して取り組み、日々の改善に次ぐ改善により、かなり時間内にまとまってきました。

 

1日目の第一工程(12:30〜17:30 作業時間5時間)

初日第一工程のメインは石膏置引き作業です。

天井の周りに、下の図の断面の形をしたものを製作し取り付けます。

完成形はこのような形で、天井の周りにコの字に取り付けます。

上の図面のようなR形もあり、たった5ミリの細かい段差もある複雑な形をどのようにして作るかというと、

 

まずは作業台に水で練ったドロドロの石膏を流しまーーーす。

石膏はおよそ40分間で固まる性質を持っているのですが、その石膏が時間と共に固まっていく性質を利用して、

下の写真にあるような引き型と呼ばれる、枠を使って石膏を引いて目的の形にしていくのです。

時間経過とともに石膏はどんどん粘性がなくなっていきますが、柔らかすぎても形にならないし、

固くなってしまったら型が引けなくなってしまうので、ちょうど良いタイミングを見て施工するのです。

そして下の写真のように綺麗な形が出来上がっていきます。

本来は一本づつ施工しますが、時間を短縮するために台の向かい合わせでいっぺんに2本同時に施工しました。

出来上がった置き引きがこちらです。合格

これを決められた寸法に切断して天井部分に取り付けるのです。

 

コーナー部分もこのようにピッタリと合うように仕上げるのが重要!

 

直線部分のジョイントもピッタリ合うように取り付けるのがこれまた難しいんです。滝汗滝汗滝汗

 

さらに下の写真の丸型の部分の白い額縁、そして中の4つの菱形の家紋。

これも石膏の置き引きで作られています。

 

円の額縁は中心に枠を取り付けて、ぐる〜っと丸く石膏を引くのですが、これがまたなかなか難しいんです。

それでも2016年技能五輪銀メダリストの藤木くんは五輪で置引きを十分に経験していたので、

綺麗に引き上げることができました。

ドロドロの石膏がこんなきれいな形になるんですーーー

これも左官の仕事なんですよーー

 

この石膏作業がメインの初日ですが、

その他に、今回の課題のメインとも言える腰見切りの人造石仕上げの下地モルタル。

そして同じく今回の課題のメインのもうひとつである「鎧壁のしっくい仕上げ」の下地作業を行います。

 

このようにして第一工程の作業は無事にクリアすることができました。