無謀な挑戦!
早いものでもう10月。
日が暮れるのも早くなり、事務所のステンドグラスの明かりも太陽が低くなっていくことで長く伸びています。
こういうことで季節を感じられるのもなかなか良いです〜
ここ最近、新しい現場の写真がアップ出来ていません。
実はこれには理由があって最近させていただいている仕事は、まだ公に好評できない仕事が多いのです。
面白い仕事たくさんしているんですが前年でしかたがありません。
お店やホテルがオープンしたらお客様として伺って、写真を撮ってアップしようと考えておりますので少々お待ちくださいませ。
さて、私が所属する日本左官業組合連合会では2年に一度、日本一の左官職人を決める「全国左官技能競技大会」という大会があります。
前回大会は2017年。
当社の篠岡君が北海道代表として出場し4位という成績でした。(当時の地獄の特訓の記事はこちら)
前回大会が2017年大会ということは次の大会は2019年だったのですが、ご多分にもれずコロナの影響で延期となり
ようやく今年2021年10月29日〜31日までの期間で、今年は山梨で開催される予定です。
実は・・・
今年の大会も当社から北海道代表で出ることになっているんですーーー
篠岡君のリベンジか
いえ、違います。
今回の選手はこの人。
5年前、技能五輪全国大会に出場した藤木君。
惜しくも銀メダルでしたが、当社としても初参加、彼ももちろん初出場でよくがんばりました。
あれから5年が経ち、当時22歳だった藤木君も27歳になりました。
その彼が今回、日本一の左官職人を決める「全国左官技能競技大会」に挑戦することになったのです。
技能五輪は23歳以下と年齢制限がありますが、今回の大会はもちろん年齢性別無制限です。
日本一を決める大会なのですから、まだ左官経験9年ほどの藤木君にとってははっきり言って無謀な挑戦と言えます。
実際、選手の多くは40歳あたりの方ばかり。
そんな経験豊富で体力も一番ある時期の職人さんと戦うのですから、そりゃねーーー無謀でしょ。
競技課題はこちら。
技能五輪は2日間11時間の課題でしたが、こちらの課題は3日間19時間かけて作られます。
全国左官技能競技大会の課題というのは、腕の良い職人が3日間、19時間かけてギリギリ出来るような難易度のセッティングになっているんです。
技術力はもちろんのこと、気力も体力もなければ無理というのが全国左官技能競技大会の課題なのです。
それを経験9年程度の27歳の若者がチャレンジするのですから、課題を時間内に終わらせるだけでも難しいというのが正直なところ。
でも、せっかく出るからには精一杯出来る限りのことをしよう
ということで、毎日左官道場で練習の日々を送っています。
この彼の勇気ある挑戦に私も精一杯協力し、ここのところは毎日のように左官道場でコーチの日々を送っています。
大会前日までに荷物が届くためには、北海道からだと25日には送らなければ間に合いません。
ということは練習は24日までしか出来ません。
ということは残り2週間を切っているのです。
残り2週間弱、私たちは精一杯の努力をします。
私も使える時間全て使い、今までのすべての学びをここに投入し、彼のチャレンジを応援します。