白と黒 | 中屋敷左官工業(株)

白と黒

お盆休みも終わり、後半戦のスタートです!アップ

 

前回のブログでもお伝えしましたように、昨年の4月から着工していた新社屋がようやく完成が近づいてまりました。

これまでも社屋の施工経過をブログでも様々ご紹介してまりましたが、今まで公開していなかった部分を今日はご紹介しようと思います。

 

今回の新社屋のテーマのひとつに「白と黒」があります。

壁をしっくいにすることがまず一番最初にあり、それが一番映えるにはどうすればいいか?ということを考えた結果、

「黒」がいいかな〜と。

思っていた以上に白と黒の対比は美しかったです。デレデレデレデレ

 

2階の床は白の現場テラゾーで仕上げているのですが、全部真っ白もつまらない。

そこで2階の一角にある応接エリアの床を白と黒で面白く表現できないかな〜と。

色々な建築雑誌を読み当たり、過去の有名建築などもいろいろ調べましたが、なかなかピンとくるのがない。

白と黒の市松模様のサンプルも作ってみたものの、全然ダメーーー

「左官でしか出来ない仕上げ」にしたい!

そんな思いを持ち続けながらしばらくしたある日、アイデアが降ってきました。

「これだ!!」と確信しました。

それがこれ。

偶然見つけたコンピューターグラフィックの画像をモチーフにしてこれを白と黒のテラゾーで床に表現したら面白いのではないかと。

 

工事がスタートビックリマーク

まずは設計図を作成。

そして床に墨出しをして、初めに黒を塗るので、白い部分をマスキングして養生します。

かなり複雑な作業でした。

そして厚み10ミリの目地棒を墨に合わせて取り付けます。

こうして黒色のテラゾー塗り付けの準備完了ビックリマーク

そして黒のテラゾーを目地棒より1ー2ミリ高めに塗りつけます。

乾燥後、目地棒の高さまで丁寧に研ぎ上げていきます。

そして目地棒を取り外し、角がピンピンに尖っているように仕上げます。

今回はひとつ新しく、とーーーっても難しいチャレンジをしています。

それは・・・

通常、テラゾーの塗り分けの時はジョイント部に真鍮や亜鉛などの目地を取り付けます。

下の写真が目地材です。

しかし今回は「白と黒」にこだわりたいために、その塗り分けの目地をやめて直接、白と黒で塗り分けしてみよう!

多分、ほとんど誰もやったことないような難しいことに挑戦しました。

なぜなら、黒が完全に角がしっかりと真っ直ぐで、角もきっちりと出ていなければ、白を塗り研ぎ出した時にまっすぐな直線は出ないのです。

おまけに、一箇所ダメだからそこだけやりなおそうか?というわけにもいきません。

なんせ、全部繋がっているので・・・

細心の注意を払い、確認につぐ確認をして、黒色のテラゾーの角がしっかり仕上がっていることを確認したのち、

白のテラゾーの打設にかかります。

白のテラゾーは仕上がっている黒のテラゾーより1−2ミリほど高めに塗りつけます。

そして乾燥後、研ぎ作業のスタートです。

ここからの作業は本当に困難を極めました。

仕上がった黒のテラゾーを傷つけることなく、白のテラゾーを黒と同じ高さに研ぎ上げていくのです。

丁寧に、丁寧に、根気の必要な作業が続きました。

2年生の河合くんが本当によく頑張った!!

これベテランだったら精神的にも、視力も持たなかったと思います。

若さって本当に素晴らしい!!

来る日も来る日も作業は続き、

そしていよいよ最終清掃をかけ、

養生されていたマスキングテープを取りました〜ポーンポーン

こうして苦労の果てに出来上がった応接エリアの「白黒テラゾー」が完成しました。

たった8平米ほどの床ですが、こだわりと苦労が詰まった床になりました。

そしてまた、たくさんの技術的発見もあり、未来につながる仕事になりましたーーーデレデレデレデレデレデレ