2017年を総括 その2 | 中屋敷左官工業(株)
2017-12-26 15:34:02

2017年を総括 その2

テーマ:中屋敷 剛のつぶやき

昨日の続き。

模型作りから8ヶ月ほどで出来上がった左官技能研修センター

「よしやる!」と決めたら、結果を掴むまで猛烈に集中して行動し続けた結果。

 

でも今回は今までと大きく違う事がひとつだけありました。

それは・・・

「私が一切、手をかけなかったこと」なんです。

 

今までのパターンで行くと、自分で計画して、自分で図面を書いて、自分で見積を取って、自分で現場について指示を細かく出して・・・って、自分が先頭に立っていたと思います。炎

 

でも、今回の左官研修センターのリーダーは私ではありませんでした。

うちの若手社員「平木君」です。

照れ屋の平木君をなんとかキャッチカメラデレデレ

 

今回は私自らがプレーヤーになるのではなく、平木君にプレーヤーになってもらい私はコーチに徹しました。

施工図も見本を見せて、施工図の見方から書き方まで一から教えて、書くのも一切手を出さず彼に書いてもらいました。

それまでは躯体図の見方さえも知らなかった平木君が、自分で構造図から躯体図を書き、仕上げ詳細まで書けるようになりました。合格

 

施工管理といえば、役所に出す鉄筋の配筋写真を撮影しなくてはなりません。

それもすべて平木君が撮影。

平木君は5年前、自衛隊を辞めて当社に入社してきました。

建築に関してはズブの素人。

その平木君が、今までの仕事もやりながら現場管理もするんですから、そりゃ大変だったことでしょう。

夜7時、8時までかかって撮影することもあったようです。

でもこれを頑張り抜いて彼は本当に大きく成長しましたビックリマーク100点

 

当社は一級建築士事務所ではないので、確認申請を出す事はできないので、友人の設計士にそこはお願いしましたが、

施工は自社施工です。

鳶さん、型枠大工さん、鉄筋屋さん、電気屋さん、設備やさん等の自社ではできない事はお仲間さんに手伝っていただきますが、

施工管理始め、それ以外はすべて自社で行いました。

コンクリート打設も若手主体で、自分達で施工しました。

床のコンクリート均しはもちろんのこと、

 

コンクリートを密実にするための型枠叩きまで自分達でやりました。

実はこの作業には大きな「未来づくり」が隠されていました。秘密

 

建設業の未来を考えると、これから新たに「土工」さんになる若い人はいません。

社会的には「土工」というと、日雇い人夫とか、身分が低いとか、そんな印象がありますよね?

でもそれってほんと大きな間違いなんですよ。ムカムカ

キレイなコンクリート躯体を作るには優秀な土工さんがいなくては絶対に出来ないんです。

世の中は誤解しています!

でもそういくら叫んでも世の中にある通念って簡単に変えられませんよね。

そこで私、鳶・土工事やられている経営者の方に人材育成の相談を受ける時に必ず言ってることがあります。

業界を存続させたいのなら「土工」という名前を変えなければならないと。

たとえば、「建築作工技能士」とかね。

そうしなければ、今後5年で、ほぼいなくなると思っています。

優秀な土工さんがいなくなると建設業は本当に困るはずです。

 

でも周りを見ていると、業界もすぐには変わりそうにないので、

当社でそのコンクリート打設の仕事をお手伝いできるようにしておこうと考えているのです。

「コンクリート打設技能者」としての新たな役割。

新しいビジネスではないですよ、あくまでもお手伝いです。

コンクリート打設工事は通常、鳶土工事会社が請け負っています。

でも、今もそうですが、人不足が起こる。

すると、コンクリートが打てない・・・。

そんなときに「コンクリート打設お手伝いしますよ」とお助けマンになれればいいかなと。

これ、現場が助かるシステムではないかなと。グッ

でも、やったことないのにいきなり出来るわけないので、今回のコンクリート打設はすべて自分達で施工し、学ぶ事が出来ました。

 

外壁の仕上げも今まで経験した事のない、厚さ100㎜の外断熱工法

 

断熱材の切断機もこの現場で使いこなす事が出来るようになりました。

 

外断熱工法の仕上げ材も最初は使いづらくて手こずったけど、マスター出来ました。

 

「仕上げはどんな仕上げにしようか?」

ここだけは私が提案させてもらいました。

「ジョリパットの刷毛引き仕上げ」

これって、遠くから見ると全然目立たないし、知らない人が見れば「ふ〜ん・・」とそれほど感動する仕上げでもないんですが、

同じ業界人からみると、刷毛目を長〜く、真っ直ぐ〜、に通すのって施工的に難しいんです。

「わかる奴にはわかる!」そんな男心のテイストが入ってるんです。

 

結果、おっとこくさ〜い建物が出来上がりました。グラサン

そんな未来づくり満載の左官技能研修センターの建設工事だったのです。

そして左官技能研修センターの建設工事自体が最大の研修だったとも言えます。

 

これ、私がやっちゃってたらなんの学びにもならなかっただろうな〜と今、痛感しています。

やったことのない人が、それに挑戦する事によって、ほんと大きな、大きな成長がありました。

出来る人間がそれをやったとしてもなんの成長もないですもんね。

 

そして一番感じたのは、「大きな夢を実現するためには、たくさんの人を一緒に夢に巻き込む事」

そうすれば、大きな事もあっという間に、結構簡単にできちゃうんだってこと。

これ今年一番の学びかもしれません。ニコニコ

 

つづく・・・

 

 

 

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