あれから7年、職人不足の深刻さ | 中屋敷左官工業(株)
2017-11-24 05:57:28

あれから7年、職人不足の深刻さ

テーマ:中屋敷 剛のつぶやき

2010年12月10日の北海道建設新聞の記事。

当時、私が北左連青年部の部長を務めていた時に、北海道の左官職人さんの年齢分布表を作成しました。

 

グラフを拡大したものがこちら。

あれから7年・・・

単純計算すると、当時6割が55歳以上ということは、今は6割が62歳以上ということになりますね。

でも、7年前に70歳オーバーの職人さんはほぼ引退なさっているはずだし、当時65歳以上の方の中でも

もうリタイアされている方々も相当するおられることを鑑みると、現在の実際の数字はもっともっと酷い数字になっているのは明白ですね。

 

「10年後、職人数4割に」と書かれていた文字を見て、当時は「そんな理屈っぽい数字はあてにならんよ〜」なんて言われた事もありましたが、今、周りを見てみると、3年後の2020年には想定通り2010年度ベースから見て4割になりそうな気配・・・

 

ここ最近の建設業における職人不足の深刻さはますます酷くなっているのを肌で感じます。

当社も毎日人が足りなくて大変です。滝汗

毎日応援も含め60名の左官職人さんが動いているのに、それでも毎日人が足りない・・・

当社はこの5年間で若手がこれだけ増えているのに、これだけ厳しい労務状況・・・

他の会社さんはどうやって対処しているのでしょう? 摩訶不思議・・・目

 

建設業は未だかつて経験した事のない職人引退時代に入りました。

私達左官業界は2020年になると、今まで左官業界を支えてきた世代の職人さんのほとんどが65歳を超えます。

これから3年間でますますどの会社も引退職人が出てきて、生産性がダウンしていくのは明白です。

例えば10人の職人さんの会社で2名の引退者が出るという事は、2割の生産能力ダウンに繋がります。

 

すなわち、新規採用できない会社は、企業としての生産能力が年々落ちていくのは明白。

 

これからの建設業に見える未来とは。

「なんとか人を入れたい!でも若い奴も入ってこないし、育てるのも面倒くさい」そんな会社はどうするかといと、

「他の会社から職人を引っ張ってくる」という考えにつながり・・・

これから数年間は、「職人の引っ張り合い」そんな建設業の未来が見えてきます。

 

でもね、そんな事しても、所詮5年程度の延命措置に過ぎません。

だって引っ張る職人さんはほとんど65歳以上なんですから。

そして、結果的に「俺の代でもう辞める」という方々の廃業も増えてくる事でしょう。

 

技能者の新規採用を出来るか否かは、これからの私達専門工事業者の企業存続に関わる最重要事項になるのではないでしょうか。

 

建設業に残された猶予期間はあと僅か・・・

 

 

 

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