平らな床を作るためのトレーニング | 中屋敷左官工業(株)

平らな床を作るためのトレーニング

当社の左官仕事で重要な仕事のひとつに床のコンクリート仕上げというのがあります。

ドロドロのコンクリートを均して、平らな床を作る作業です。
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この作業の一番のポイントはもちろん、お客様から指示された高さどおりに、いかに平らな床を作るかということです。

昨年はとある大手家電屋さんのお店の床を当社で仕上げ、お客様であるゼネコンさんはもちろん、全国各地に店舗があるこちらのオーナ様にも大変褒められました。
(その時の工事はこちら)

もちろん、新入社員にも精度の高い床を作ってもらえるようになってもらわなければいけません。

そこで、研修期間中に床コンクリートをいかに平らに均すかという研修も行いました。

床を平らに均す工事に絶対必要なものがこれ。
「レーザーレベル」
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三脚の上にレーザーレベルを固定すると、機械から水平に赤いレーザー光線が出る仕組みになっています。


それを下の写真で手にもっている黄色い受光器に当てると、同じ高さになると「ピー」と音がでるようになっていて、その原理を利用して床の水平を確認することができるんです。
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どうすればドロドロのコンクリートを水平に平らに均すことができるのかという方法と、レーザーレベルの仕組みを詳しく説明し、使い方、注意点等をレクチャーします。

それでは、実際に練習してみましょう!!

といっても、本当のコンクリートを使用すると、固まって大変なことになってしまうので、砂をコンクリートに見立ててトレーニングをします。
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まずは先程教えてもらったように、基準の高さに合うようにレーザーレベルをセットします。
そして受光器を指定された高さに合うように自分達でセッティング。
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まずは渋谷職長が「やって見せます」
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それを「モデリング」します。
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そして全員順番に「やってみます」
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数カ所「当たり」を付けたらそれに合わせて「定規すり」と呼ばれる作業で平らな床面を作っていきます。
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これも「モデリング」します。
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平らな床を作るための「型」を学びます。

そして、その「繰り返し練習」
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これも昨日までお伝えした「Pコン埋めトレーニング」と全く同じ。

「よく観る」→「真似をする」→「型をつかむ」→「繰り返し練習」

すべてはこの同じプロセス。
やる内容が変わるだけ。

現場に出て与えられた仕事が上手くできない時は?

まずは「上手く出来る人をよく観ること」

そして「完全コピーしてみる」

つぎに「上手くいく型を掴む」

最後は「その型を繰り返す」

新人君達、忘れるなよ~!!アップ