【 支持者等から、屈辱的寝返りを受けている民主党。】



以下、ニュース記事を2本お読み下さい。

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【連合会長「愛知トリプル結果は政権の否定」】
読売新聞 2月10日(木)0時7分配信

 トリプル投票となった愛知県知事選と出直し名古屋市長選で、連合愛知が全面支援した民主党推薦候補が惨敗したことについて、連合の古賀伸明会長は9日、名古屋市内で記者会見し、「党が結束しておらず、政権、政府に対する否定とも言える」と、菅首相の党、政権運営を批判した。

 古賀会長はこの日、春闘に向けて、東海地方の各連合と意見交換などを行った後、記者会見した。ただ、会見では春闘に関する質問はまったくなく、知事選と市長選の結果に質問が集中した。

 古賀会長は「県民、市民の民意として受け止めざるを得ない」としたものの、敗因について「政権、政府に対する批判や否定という意味が大きい」と分析。小沢一郎元代表の処分問題なども挙げ、「党がきちんと結束していないことも選挙に影響した」と述べた。
最終更新:2月10日(木)0時7分



【稲盛氏:「民主政権に落胆」支援者一転、静観へ】

 会社更生手続き中の日本航空の稲盛和夫会長は8日、東京都千代田区の日本記者クラブで講演し、民主党政権について、「現在の体たらくに落胆している。こんなつもりで支援したわけではなかった」と述べた。
 稲盛会長は、自民党の一党支配を崩す2大政党制が必要との持論から、私費で新聞に意見広告を出したり、03年の民主・自由両党合併にも尽力するなど、民主党の支援者として知られてきた。
 だがこの日の会見では、民主党について「真の民主主義確立のために支援してきたが、これも民主主義の結果」と皮肉り、「この後、新しい政治体制ができるのでしょうが、静観します」と突き放した。具体的に不満な点や、「新しい政治体制」が何を意味するのかなどの説明はなかった。
 新日本製鉄と住友金属工業の合併方針については「産業界の若いリーダーには、合従連衡で世界展開できる企業に変える強い願望が必要だ」とエールを送った。日本の航空業界については「正しい競争がなければ、運賃高騰で利用者に迷惑がかかる」と述べ、日航・全日空の2社体制が必要との見解を示した。【寺田剛】


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以上、ここまでがニュース記事。
皆様も既にお読みになられたものもあったかと思います。
私の考えは以下に。





【 支持者から、屈辱的寝返りを受けている民主党。】



「政権交代」「マニュフェスト」。
政界の流行語大賞とも言うべきこれらの言葉に、一体何の意味があったのだろうか?

確かに、自民党時代の一党独裁体制と良く言われる様な表現もしかり、しかし議会制民主主義において、現在の衆議院を中心とする国会運営や政策決定のプロセスを観るに、過去の議会の方が、運営も政策決定におけるプロセスももっとオープンで、意味のあるものが多かったように思えるのは気のせいだろうか?

「二大政党制」や「小選挙区制」という幻想にも似た、日本の政治的風土には全くそぐわないものを空虚に追いかけ続けた事がかえって日本の今のとっても不幸な政治状況をつくり生み出して来ているのではないのだろうか。

米国のように、共産党が事実上非合法化されている様な国では、二大政党制は通用する。
また、仮に米国内の共和党、民主党のどちらが与党になり政権運営を執り行っても双方ともに民主主義や市場経済を信じている政党枠組みによって政治活動が遂行されるため、国家のベクトルが、進むべき方向が変化するという事はあまり起こらない。

また、英国の様に小選挙区制度を導入し、政治を行っているが、得票数がトップの政党が、得票数が3番目の政党と連立政権を樹立した事により、得票数2番目の政党のそこに投票した国民有権者の1票にかける政治的意思が下手をするとこの制度矛盾により無視されかねないという非常に矛盾した状況が成立している。
ましてや、英国は確かに政治は小選挙区などを用いて、日本の政治家が「イギリスでは」等と如何にも英国の制度が先鋭的だと言わんばかりに発言している姿を良く耳にするが、イギリスが何故それが維持可能かと言えば、貴族制度が残っており、世襲制、指名制の院の機能が保全されているところにもあると言える。

米国には米国の政治が落ち着く為の選挙制度があり、それがほぼフィットしている。
英国には英国なりの政治が落ち着くであろう為の選挙制度があり、ほぼそれがフィットしている。

日本には日本の、日本の国民の将来にとって最も素晴らしいと言えるだけの選挙制度があってしかるべきなのではないのだろうか。
どうして英国や、米国のものをそのまま無理矢理導入しようとして、かえって虚しい日本の政治情勢をつくり出して来て来てしまったのだろうか。

これはひとえに、政治を知らないからだと思う。
もっともらしく政治をまるで良く知る様な実力を有され、政治家を可愛がり、政治に対するコミットメントも他の者よりも頻繁に行っておれど、政治の真髄を知らぬからだ。

責任はどのようにしてお取りになられるのか?

これだけの今の政治状況を生み出すには、それなりの応援を公然となさって来られた人やモノがあったからこそ政権交代もマニュフェスト政治も起こったのだろう。そうではないのか。

ならば、ここへ来て、「体たらくだから、はい、さようなら。」と言うのでは、これでは民主党も可哀想だ。

政治家の気持ちになってみよ。
これだけ支えて来てもらった人達に、これからと言う時に突き放されるその思いを。

あまりにもいい加減なのは、政治家もその責任はあるかも知れないが、応援しているあなた達にももっと大きな責任がそこにはあるのではないのだろうか?

「お灸をすえる」とよく有権者は言う。
自民党には今回お灸をすえるんだと。
だから、今回は民主党に入れたと。

そんな事を言う人が多かった一昨年。

ならば、その時にお灸を自民党にすえた人達は今どのように言っておられるのか。
「民主党はやっぱりあかんわ!」「あんなんに政治任しとったら、日本つぶれるで!」って。
「景気なんとかして~な~。」って。
みんなそんな事を言っている。


政治家として、民主党政権に、担当している政治家達に同情する。

あまりにも有権者が政治家をまるで上から目線で見過ぎ。
政治家はまるで金と票さえやれば言う事を聞く感情無き動物のようにでも思っておられるのだろうか?

人の心が分からない、あなた達よりましだと思う。
民主党の政治家でも、自民党の政治家でも、おかしい奴もいるし正直増えた。
だけど、有権者や支持者も大きくずれている。

自分達には絶対にお灸をすえる事はないし、いつも政治家よりも上。
悪いのは政治家だと思い続けている。

そんな事だから国は良くならない。

目を覚まして、そして相手の心を理解しようとしてみては如何か。

私が言うのも変だけど、応援してやって欲しい。

ここで逃げるのは、あなた達が卑怯なのではないか?
正直な政治を望む。

政治家も期待を裏切り続けたつけが、そのような形で回り回って来ているのだと言う事をしっかりと認識し猛省すべきはすべき。

遊んで遠回りをしている余裕は国民にも政治家にも国家にもない。

時間との戦いを強いられているのが、現在の日本の状況なのではなかろうか。

早く気が付き、本当の政権交代と、誤った選挙制度の幻想の夢から覚めるべきだ。

みんなで。






つづく