建物構造における熱エネルギーを受ける影響 実験結果 | ナカヤマ彩工の塗装工事日記

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今回、2通りの実験を行いまして、その結果をまとめますと、

【ケース1】

室温13.0℃時での計測結果
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「室温13.0℃と比べた場合の温度上昇温度」

    開始時   終了
小屋裏 13.4℃ → 31.0℃ +24.2℃
 2F  13.3℃ → 19.7℃ +6.6℃
 1F  12.9℃ → 15.4℃ +2.2℃

「小屋裏温度との温度差」

 2F 31.0℃ - 19.7℃ = 11.3℃
 1F 31.0℃ - 15.4℃ = 15.6℃

「2Fと1Fとでの温度差」

19.7℃ - 15.4℃ = 4.3℃

【ケース2】

室温22.0℃時での計測結果 (ケース1の時よりより近い位置にライト位置変更)
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「室温22.0℃と比べた場合の温度上昇温度」

    開始時   終了
小屋裏 22.0℃ → 46.2℃ +24.2℃
 2F  22.0℃ → 28.6℃ +6.6℃
 1F  22.0℃ → 24.2℃ +2.2℃

「小屋裏温度との温度差」

 2F 46.2℃ - 28.6℃ = 17.6℃
 1F 46.2℃ - 24.2℃ = 22.0℃

「2Fと1Fとでの温度差」

28.6℃ - 24.2℃ = 4.4℃

という2通りの結果が出ました。

これらの事より、室温の違いがある場合(室温13.0℃・22.0℃)でも、結果の数値(室温上昇温度)は今回の実験結果では何故か全く同じとなってしまいましたが、ある程度は似通った数値となるようだという事がわかりました。

また温度上昇は小屋裏が一番著しく、次に2F温度、最後に1Fという様に、下の層に行くにつれて、屋根から受ける熱エネルギーは小さくなるということがわかりました。

最後に一番重要な事ですが、建物構造においての小屋裏の役割は非常に大きく、小屋裏があるような造りの建物の場合では、屋根から受ける熱エネルギーは、小屋裏自体が大きな断熱層となり、下層の空間に伝わる熱エネルギーを、かなりの割合で防いでいるということがわかります。

要するに、断熱層がある・ないに関わらず建物の構造によって、屋根から伝わる熱エネルギーはかなり緩衝されることとなります。
工場や倉庫・プレハブの様に、小屋裏が無いような構造の場合でしたら、屋根から受ける熱エネルギーは室内に直接伝わるのですが、戸建の様な構造の小屋裏がある様な場合は、小屋裏という建物構造によってすでに断熱対策が施されていまして、建物構造によって全く違った結果が出るということがわかります。

また、今回の測定温度の結果は、あくまで建物構造の違いによる屋根より受ける熱エネルギーによる、温度の変化の状況を見ただけとなっております。
実際の戸建の場合になりますと、この構造に加えて断熱層が設置されていたり、また棟換気やペアガラス・二重サッシなどの設備も加わっていることになりますので、屋根から受ける熱エネルギーの影響は、今以上に小さくなることとなります。

最後にもう一度まとめます。

1 建物構造によって屋根から室内に受ける熱エネルギーは違ってくる。
2 構造に小屋裏を有するかどうなのかが非常に重要となる。
3 実際の戸建建物は生活を営む場なので、建物構造から断熱対策している場合が多い。
4 工場・倉庫などは生活を営む場ではないため、建物構造での断熱対策はしていない場合が多い。
5 これら構造に加え、実際の戸建は断熱層や断熱設備によってより断熱対策がしている。
6 よって今回の構造のみの実験結果より、実際受ける影響はまだ小さい。
7 下層に行くに連れ、温度上昇は小さくなる。

ということが、今回の実験でわかりました。









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