遮熱・断熱塗料 実験 「遮熱性能 温度計測」 | ナカヤマ彩工の塗装工事日記

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「今回実験を行うのは、遮熱・断熱塗料の中の遮熱性能の実験になります。」

前回作成しました計測板で、実際の温度変化の様子を実験してみたいと思います。

実験に使用する器具は、遮熱塗料の時に使用しましたものを使用します。
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計測位置は計測板の裏面中央部。
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この条件で各計測板の温度変化の様子を実験していきます。

「計測データ」

室温   21℃
計測時間 12分間
日時   2011/12/04
時間   22:00~


1 一般的なアクリルシリコン塗装

計測用のトタンに下塗後、上塗を行ったものになります。
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「計測時の動画」


最大温度 60℃
2:00/50℃ 4:00/56℃ 6:00/58℃ 8:00/59℃ 10:00/59℃ 12:00/60℃

2 一般的なアクリルシリコン塗装(模様塗り有り)

計測用トタンに下塗り後、アクリルタイルでゆず肌状の模様を付けた上に、上塗を行ったものになります。
アクリルタイルで中塗を行なっておりますので、膜厚が1の計測板よりもあります。
外壁などの塗膜の厚みがある仕上げの場合ではどのような温度変化があるのか、
という場合を想定した実験です。
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「計測時の動画」


最大温度 55℃
2:00/43℃ 4:00/50℃ 6:00/53℃ 8:00/54℃ 10:00/55℃ 12:00/55℃

3 遮熱・断熱塗料 A

一応メーカーの事を考慮しまして、ここでは商品名を出さないことにしておきます。
(後日メーカーに確認取れ次第、商品名を出したいと思います)
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「計測時の動画」


最大温度 48℃
2:00/41℃ 4:00/46℃ 6:00/47℃ 8:00/48℃ 10:00/48℃ 12:00/48℃

4 遮熱・断熱塗料 B

一応メーカーの事を考慮しまして、ここでは商品名を出さないことにしておきます。
(後日メーカーに確認取れ次第、商品名を出したいと思います)
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「計測時の動画」


最大温度 43℃
2:00/32℃ 4:00/38℃ 6:00/41℃ 8:00/42℃ 10:00/43℃ 12:00/43℃

各グラフをひとつにまとめてみますと、このようなグラフになります。
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一般的なアクリルシリコン塗装(模様なし) 60℃
              (模様あり) 55℃
遮熱・断熱塗料 A 48℃
        B 43℃

以上の結果より、遮熱・断熱塗料はAB共に一般的なアクリルシリコン塗装(模様なし)の計測板に対して12~18℃温度上昇を防ぐ効果があることがわかりました。

特に遮熱・断熱塗料 Bの性能は中々優秀です。

次にわかったことは、同じ一般的なアクリルシリコン塗装でも、塗膜の厚さによって影響を受ける度合いが違うようです。
模様がある場合(塗膜が厚い)と模様がない場合(塗膜が薄い)とでは、温度差は5℃違うようです。

今回の実験では、あえて温度を伝えやすい鉄板で行なっていますのでこのような結果が出ましたが、これをそのまま一般的な戸建住宅に当てはめた場合では、同じような結果になるかといえばそうではありません。

戸建住宅が屋根・外壁共に鉄板で出来ており、尚且つその建物に他の断熱層がなければ、今回の結果がそのまま当てはまるのですが、実際の戸建住宅はそうではありません。
屋根材・外壁材共に断熱性や厚みを備えたもので作られている場合が一般的ですし、また通常はすでに断熱層が建物内に組み込まれています。

反対に工場や倉庫の場合でしたら、今回と同じような構造(屋根:鉄板 外壁:鉄板)で造られている場合も多々あります。
従いまして、工場や倉庫などは、このような遮熱・断熱塗料の恩恵を十分に受けられる場合が多いようです。

単純な構造ではない戸建て住宅の場合は、色々な要因が加わりまして、最終的に室内に熱エネルギーが到達するわけですから、それらの要因が加わった場合の温度変化も次回は調べてみたいと思います。







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