人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経妙音菩薩品第二十四』について 4 | 中杉弘の人間の探求

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人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経妙音菩薩品第二十四』について 4


 「而るに汝が身は四万二千由旬、我が身は六百八十万由旬なり。」
 而るに汝が身は四万二千由旬、我が身は六百八十万由旬なり。
 「汝が身は第一端正(たんじょう)にして、百千万の福あって光明殊妙(しゅみょう)なり。」
 汝が身は第一
行儀や姿などが整っていて立派なことにして、百千万の福あって光明があって非常に優れています。

 「是の故に汝、往(ゆ)いて彼の国を軽しめて、若しは仏、菩薩、及び国土に下劣の想を生ずること莫れ。」
 是の故に汝、往(ゆ)いて彼の国を軽しめて、若しは仏、菩薩、及び国土に下劣の想を生ずること莫れ。

お前たちは、この娑婆世界のことを「下劣だ」と言っているけれども、この中にも美しい人がいるのです。福運がある人もいるのです。それは、王様や権力者です。ミスユニバースもいるのです。決してバカにできるものではありません。

器量がよい人もいれば、福運がない乞食もいれば、百千万の福がある、素晴らしい人もいるのです。その故に娑婆世界だと言って軽しめて、下劣の心を起こしてはいけませんよ。
 「妙音菩薩、其の仏に白して言さく、」
 妙音菩薩、其の仏に白して言さく、
 「世尊、我今娑婆世界に詣(いた)らんこと、皆是れ如来の力、如来の神通遊戯(ゆげ)、如来の功徳智慧荘厳ならん。」
 世尊、我今娑婆世界に詣(いた)らんこと、皆是れ如来の力、如来の神通遊戯(ゆげ)、如来の功徳智慧荘厳ならん。

私が娑婆世界において仏法を広めようとしているには、全てお釈迦様のお力です。
 「是に妙音菩薩、座を起たず、身動揺せずして三昧に入り、三昧力を以って、耆闍崛山(ぎっしゃくせん)に於いて、法座を去ること遠からずして、八万四千の衆宝(しゅほう)の蓮華を化作せり。」
 是に妙音菩薩、座を起たず、身動揺せずして三昧に入り、三昧力を以って、耆闍崛山(ぎっしゃくせん)に於いて、法座を去ること遠からずして、八万四千の衆宝(しゅほう)の蓮華を化作せり。
 「閻浮檀金(えんぶだんごん)を茎(き)と為(な)し、白銀(びゃくごん)を葉と為し、金剛を鬚(しべ)と為し、甄叔迦宝(けんしゅくかほう)、以って其の台(うてな)と為(な)せり。」
 
 閻浮提(えんぶだい)の閻浮樹の下にあるという金塊を茎(き)と為(な)し、白銀(びゃくごん)を葉と為し、金剛をヒゲと為し、赤色の宝石で、赤瑠璃に似ているとされる甄叔迦宝(けんしゅくかほう)、以って其の台(うてな)と為(な)せり。
 「爾の時に文殊師利法王子、是の蓮華を見て、仏に白して言さく、」
 爾の時に文殊師利法王子、是の蓮華を見て、仏に白して言さく、
 「世尊、是れ何の因縁あってか先(ま)ず此の瑞を現(げん)ぜる。」
 世尊、是れ何の因縁あってか先(ま)ず此の瑞を現(げん)ぜる。
 「若干千万の蓮華あって、閻浮檀金(えんぶだいごん)を茎(くき)と為し、白銀を葉と為し、金剛を鬚(しべ)と為し、甄叔迦宝(けんしゅくかほう)、以って其の台(うてな)と為せり。」
 若干千万の蓮華あって、閻浮檀金(えんぶだいごん)を茎(くき)と為し、白銀を葉と為し、金剛を鬚(しべ)と為し、甄叔迦宝(けんしゅくかほう)、以って其の台(うてな)と為せり。

どうして、このようなことが起きてきたのでしょうか? 金でできた茎、白銀の葉っぱの蓮華です。これは、よくお寺にあります。これを供養するとは、どのようなことなのでしょうか?
 「爾の時に釈迦牟尼仏、文殊師利に告げたまわく、」
 爾の時に釈迦牟尼仏、文殊師利に告げたまわく、
 「是れ妙音菩薩摩訶薩、浄華宿王智仏の国より、八万四千の菩薩の圍繞せると、而も此の娑婆世界に来至(らいし)して、我を供養し、親近し、礼拝せんと欲し、亦法華経を供養し、聴きたてまつらんと欲せるなり。」
 是れ妙音菩薩摩訶薩が、浄華宿王智仏の国より、八万四千の菩薩に囲まれて、而も此の娑婆世界に来ました。我を供養し、親近し、礼拝せんと欲して、何回も拝みました。亦法華経を供養し、聴きたてまつらんと欲せるなり。「どうか、お釈迦様、法華経を説いてください」と言ったのです。(5に続く)

 

 

『妙法蓮華経妙音菩薩品第二十四』

而るに汝が身は四万二千由旬、我が身は六百八十万由旬なり。

汝が身は第一端正(たんじょう)にして、百千万の福あって光明殊妙(しゅみょう)なり。

是の故に汝、往(ゆ)いて彼の国を軽しめて、若しは仏、菩薩、及び国土に下劣の想を生ずること莫れ。

妙音菩薩、其の仏に白して言さく、

世尊、我今娑婆世界に詣(いた)らんこと、皆是れ如来の力、如来の神通遊戯(ゆげ)、如来の功徳智慧荘厳ならん。

是に妙音菩薩、座を起たず、身動揺せずして三昧に入り、三昧力を以って、耆闍崛山(ぎっしゃくせん)に於いて、法座を去ること遠からずして、八万四千の衆宝(しゅほう)の蓮華を化作せり。

閻浮檀金(えんぶだんごん)を茎(き)と為(な)し、白銀(びゃくごん)を葉と為し、金剛を鬚(しべ)と為し、甄叔迦宝(けんしゅくかほう)、以って其の台(うてな)と為(な)せり。

爾の時に文殊師利法王子、是の蓮華を見て、仏に白して言さく、
世尊、是れ何の因縁あってか先(ま)ず此の瑞を現(げん)ぜる。

若干千万の蓮華あって、閻浮檀金(えんぶだいごん)を茎(くき)と為し、白銀を葉と為し、金剛を鬚(しべ)と為し、甄叔迦宝(けんしゅくかほう)、以って其の台(うてな)と為せり。

爾の時に釈迦牟尼仏、文殊師利に告げたまわく、
是れ妙音菩薩摩訶薩、浄華宿王智仏の国より、八万四千の菩薩の圍繞せると、而も此の娑婆世界に来至(らいし)して、我を供養し、親近し、礼拝せんと欲し、亦法華経を供養し、聴きたてまつらんと欲せるなり。

 

 

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