人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経妙音菩薩品第二十四』について 2 | 中杉弘の人間の探求

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人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経妙音菩薩品第二十四』について 2

 

「爾の時に釈迦牟尼仏、大人相の肉髻(にっけい)の光明を放ち、及び眉間白毫相の光を放って、遍(あまね)く、東方百八万億那由他恒河沙等の諸仏の世界を照したもう。」(続き)
 仏様は、仏眼で見ているのです。仏眼で見ている仏様を害することはできません。凡夫は肉眼で見て、「あの野郎、憎らしいから殺してやる!」と思っているのです。仏道修行をしている人は、生命の位が高くなっているのです。生命の位が違うから、害することはできなくなってしまうのです。

鎌倉幕府は、国家権力を使い、日蓮大聖人様のお命を狙ったのです。国家権力を使って島流しにしても、首を斬ろうとしても、害することはできません。日蓮大聖人様は、仏様ですから、害することはできません。

凡夫が仏様に勝てるわけがありません。何が違うのかというと、生命の位が違います。「私は美人ではないけれども、命の位が貴方とは違うのよ」と思えばよいのです。
 「是の数を過ぎ已って世界有り、浄光荘厳と名づく。」
 是の数を過ぎ已って世界が有り、浄光荘厳と名づけたのです。
 「其の国に仏有(いま)す。」

 其の国に仏が有(いま)す。

「浄華宿王智如来、応供、正遍知、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏、世尊と(な)号づけたてまつる。」

そこにいる仏を浄華宿王智如来、応供、正遍知、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏、世尊と(な)号づけたてまつったのです。

「無量無辺の菩薩大衆の恭敬し圍繞せるを為(も)って、為に法を説きたもう。」
 無量無辺の菩薩大衆の恭敬し、囲まれて、為に法を説きたもう。
 「釈迦牟尼仏の白毫の光明、遍く其の国を照したもう。」
 釈迦牟尼仏の白毫の光明で、遍く其の国を照したのです。

お釈迦様が見通すと、世界は全て見えているのです。この世界には、無量の世界があります。野蛮人しかいない世界もあれば、仏様が説法をしている静かな世界もあります。また、恐竜がお互いに食らい合っている世界もあります。全て仏様には見えているのです。
 「爾の時に、一切浄光荘厳国の中に一りの菩薩有り、名を妙音と曰う。」
 爾の時に、一切浄光荘厳国の中に一りの菩薩がいます。名を妙音と曰います。
 「久しく已に、衆の徳本を植えて、無量百千万億の諸仏を供養し親近したてまつりて、悉く甚深の智慧を成就し、妙幢相(みょうどうそう)三昧、法華三昧、浄徳三昧、宿王戯(しゅくおうけ)三昧、無縁三昧、智印三昧、解一切衆生語言三昧、集一切功徳三昧、清浄三昧、神通遊戯(じんつうゆげ)三昧、慧炬(えご)三昧、荘厳王三昧、浄光明三昧、浄蔵三昧、不共(ふぐ)三昧、日旋(にっせん)三昧を得。」
 久しく已に、衆の徳本を植えて、無量百千万億の諸仏を供養し親近したてまつりて、悉く甚深の智慧を成就し、妙幢相(みょうどうそう)三昧、法華三昧、浄徳三昧、宿王戯(しゅくおうけ)三昧、無縁三昧、智印三昧、解一切衆生語言三昧、集一切功徳三昧、清浄三昧、神通遊戯(じんつうゆげ)三昧、慧炬(えご)三昧、荘厳王三昧、浄光明三昧、浄蔵三昧、不共(ふぐ)三昧、日旋(にっせん)三昧を得。
 「是の如き等の、百千万億恒河沙等の諸の大三昧を得たり。」
 是の如き等の、百千万億恒河沙等の諸の大三昧を得たり。
 三昧とは、サマディーと言います。海印三昧もあります。「海印三昧を得たということは、どのようなことなのか?」ということを一つの例として、お話をしましょう。

海があります。そこに月が昇ります。月が海の水に映ると、どうなるでしょうか? 海は波が立っているので、月は映りません。月が澄んでいても、海に映る月は、波の間にギザギザに映ります。

本当の月は、どのような形をしているのか見たいのですが、見えないのです。海水に映っている月を見ようとします。すると、波が立っているので、本当の月は見えません。

本当の月のことを、真理と言います。真理を水の中に映しているのですが、ゆがんだ真理しか見ることはできません。

自分の境涯がだんだんと進んで、仏界に近づいていくにつれて、波が静かになり、鏡のような水面になったときに、初めて月の姿を見ることができるのです。このような修行を海印三昧と言います。それと同じようなことがたくさんあります。

まして、月を見ようと思っても、波が立っていると見えません。まずは波を沈めなければいけません。その波とは何でしょうか? それは、貴方の心です。自分の心がゆがんでいるのです。「そうか、俺の心がゆがんでいるから、真実が見えないのだな」とわかってくるのです。

仏教僧は、真実の姿を見ようと思って、座禅を組んだりするのです。座禅を組むと、心が動かなくなります。動かなくなると、本当の相手の姿が映し出されてくるのです。(3に続く)

 

 

『妙法蓮華経妙音菩薩品第二十四』

爾の時に釈迦牟尼仏、大人相の肉髻(にっけい)の光明を放ち、及び眉間白毫相の光を放って、遍(あまね)く、東方百八万億那由他恒河沙等の諸仏の世界を照したもう。(続き)
是の数を過ぎ已って世界有り浄光荘厳と名づく。

其の国に仏有(いま)す。

浄華宿王智如来、応供、正遍知、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏、世尊と(な)号づけたてまつる。

無量無辺の菩薩大衆の恭敬し圍繞せるを為(も)って、為に法を説きたもう。」 「釈迦牟尼仏の白毫の光明、遍く其の国を照したもう。

爾の時に、一切浄光荘厳国の中に一りの菩薩有り、名を妙音と曰う。

久しく已に、衆の徳本を植えて、無量百千万億の諸仏を供養し親近したてまつりて、悉く甚深の智慧を成就し、妙幢相(みょうどうそう)三昧、法華三昧、浄徳三昧、宿王戯(しゅくおうけ)三昧、無縁三昧、智印三昧、解一切衆生語言三昧、集一切功徳三昧、清浄三昧、神通遊戯(じんつうゆげ)三昧、慧炬(えご)三昧、荘厳王三昧、浄光明三昧、浄蔵三昧、不共(ふぐ)三昧、日旋(にっせん)三昧を得。
是の如き等の、百千万億恒河沙等の諸の大三昧を得たり。

 

 

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