文明の発生 ② | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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米露による最終戦争、それはついに現実となる/映画『米露開戦 20XX年:破滅のシナリオ』予告編

 

 

文明の発生 ②

 

 人類は、ビルを造り、宇宙に届くロケットをつくり、原爆を造って文明を発展させてきました。それは、滅びに向かっているのです。人類は、いくらウイルスを克服しても、新しい病原菌がでてくるのです。

 これは、無生物からの反撃です。ワクチンを打っても、死んでしまう人もいるのです。癌細胞は、人間の生命の反発です。生きようとする人間に癌ができてしまい、生きられなくなってしまうのです。

 これは、自然界の反逆と思ってよいのです。人間の身体の中にも癌細胞や病原菌ができるのは、自然界からの反逆です。そのようになったら、人生は終わりです。人類滅亡の話がもうでてきているのです。

 原爆戦が行われたら、人類が終りになってしまうのです。越境3.0の石田さんが言っていました。軍人は原爆のボタンを押したがっているのです。ということは、「自分も滅びたい」ということです。

 原爆を使って他国を亡ぼせば、結論的に自分も滅びてしまうのです。「俺は俺、お前はお前」という分別智を煙たく思っているのです。分別が進めば進むほど、原爆で皆殺しにしたくなるのです。その結果、自分も滅びてしまうのです。

 人間は分別の世界が進めば進むほど、無意識に無分別の世界に戻ろうとしているのです。文明とは、滅びの道であり、この世界は本来、無分別です。人間と環境は、ピタリと合わさっていて、溶け合っているのです。

 地球ができて生物ができてきたときは、そのような状態です。そこから我(が)ができてきたのです。我(が)ができてくると、我(が)に慢じたのです。我(が)に慢じると、ますます「自分と他人」、「自分と外界」を分別していくのです。

 分別をすればするほど、本来の自分とはかけ離れていくのです。無分別は、自分と外界をわけません。分けないということは、自分も他人も同じです。「これは俺なのだ。俺は偉いのだ。俺は大王である」となってしまうのです。

 大王だから、人のものは俺のものです。「自然界にないピラミッドを造れ」と大王が命令すると、奴隷(Slave)は何十年もかけて、ピラミッドを造ったのです。それで、遂に原爆で人類は終わりになってしまうのです。

 これ以上、文明が進むと人類は終わりです。人類は、他人が憎くて、戦争をしてきたのです。ところが、「他人が憎い」ということは、「自分が一番憎い」ということです。「そうだよ、俺は自分が憎いのだから、俺も死ぬのだ。お前も早く死んでしまえ」ということです。これが、いきすぎた文明の末路です。

 今、まさに新しい文明が日本に起きてくるならば、仏教を中心にした「無分別文明」です。もう人間は生まれてしまっているのですから、今更、元には戻れません。無分別を文明の中に取り入れたものにしていかなければいけません。分別智でわけていくと、最後は原爆を使いたくなって、殺し合いになってしまうのです。

これからできてくる文明は、そのような文明ではありません。それは、分別と無分別が一体化した文明です。

 「その文明はどこにあるのか?」というと、実はもう日本にあるのです。八百万の神にしても、無分別を取り入れているのです。世界の文明の中で無分別を取り入れた文明は、日本以外にありません。

 みんな「俺が、俺が、俺が」です。無分別の人は、分別しないのですから、全体を平等に見ているのです。無分別の文明は、みんなが仲良くしていける文明ですから、それができなければいけません。

 他人を蹴落としていく文明は、もう間もなく終わるでしょう。そして、新しい無分別文明ができてくるのです。無分別文明を持っているのは、日本だけです。世界の国は、全て分別から成り立っているのです。日本だけが無分別智の文明を持っているのです。

 日本の無分別の文明が、新しい時代の幕開けになるのだと思います。わかったでしょうか?早く来い、来い、無分別の時代!これから、日本の文明の幕開けになるのです。これがわかると、皆さんの心が開いて、無分別智がわかるようになるのです。

 「現代文明はよいものだ」と思っている人は、バカなのです。田舎暮らしをして、自然と一体になって、のどかに生きていればよいのです。

 「この俺様が、ビルを建ててやる」というのは、狂っているのです。そんな生活には、幸せなどありません。病院へ行っても、分別智です。病原菌を撲滅するために、注射を打たれて、薬を飲むのです。どこまでいっても分別が終わらないのです。

 分別のない状態を無作の三身(むさのさんじん)といいます。日蓮大聖人様は「無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり」(御義口伝巻下)と言われています。

 この世界に生まれたということは、無作の三身から離れているのです。南無妙法蓮華経を体得することによって、ピタリと環境にはまってしまうのです。紙から人間の形を切り抜き、人型をつくります。その人間は、宇宙から飛び出てしまったのです。

 もとに戻るには、どうしたらよいのでしょうか?「元の自然の中に返してあげましょう」ということが、無作の三身ということです。無作の三身とは、「はたらかさず、つくろわず、もとのまま」という意味です。そこに返すことが信心の目的です。

 政治の権力を握るなど、バカもよいところです。そんな仏教はありません。「みんな金をもってこい。俺に貯金をすれば宇宙大の貯金が返ってくるぞ」などと、バカなことを言うものではありません。とんでもない話です。

 仏道修行とは、我(が)をパンパンに張った自分を、無作の三身に戻していくことです。我(が)を通していくことは、できません。我(が)を通せば、必ず壁にぶつかってしまうのです。無作の三身に戻っていくことが仏道修行です。

それを頭に置いて仏道修行をしていけばよいのです。本来はそうなのです。「生きている」ということ事体、何かを食べなければ、生きていけません。食事をしなければ生きていけません。食べられるものと、食べられないものに分かれます。みんな無作の三身ではありません。有作の三身になってしまうのです。

 全てを元に戻すことはできませんが、文明の方向としては、高い次元から見ていかなければいけません。政治指導者は、そのような見識が大事です。そのような次元からものを考えていかないと、核兵器を使い人類を滅ぼす文明になってしまうのです。

これからできてくる文明は、無分別を入れた分別と無分別が一体化した文明です。それが仏教を中心にした「無分別文明」です。これが人類をくだらない核戦争から救う文明になるのです。これが、「日本から救世主が現れる」という予言とピタリと合ってくるのです。人類を救う真の「文明論」が、皆さんにわかったでしょうか?

 

 

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