無顧(むこ)の悪人も猶(なお)妻子を慈愛す。菩薩界の一分なり。 | 中杉 弘の徒然日記

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狛江強盗殺人事件…記者が解説「なぜ、きょう実行役を逮捕」「“ルフィ”にどう迫る」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

 

無顧(むこ)の悪人も猶(なお)妻子を慈愛す。菩薩界の一分なり。

 

 日蓮大聖人様の御書に、「無顧の悪人も猶妻子を慈愛す。菩薩界の一分なり」(観心本尊抄)という一文があります。「これは、どのような意味なのでしょうか?」という質問を受けました。

 これは、簡単なことです。十界互具(じゅっかいごぐ)のことを言っているのです。「この人は悪人、あの人は善人」と言っても、「その違いはありませんよ」と言っているのです。

 悪縁に遭えば、悪縁に誑(たぶら)かされて、悪の道を行じるようになるのです。これが、闇バイトに募集した、実行犯の連中です。ルフィに指示されて、強盗殺人をやったのです。

反対に善縁に会えば、良い縁に巡り合い、仏道修行ができるのです。

狛江市では、お婆さんが強盗殺人犯に殴り殺されました。どうして、そのような大悪人ができてしまったのでしょうか? それは、この世でできたものではありません。

人を殺して捕まると、豚箱から出られなくなってしまうのです。強盗殺人の場合は、終身刑です。無顧の悪人とは、どうしようもならない悪人、良いところが一つもない悪人です。

それでも、自分に奥さんと子供がいるならば、目を細めて自分の子供は可愛がるのです。奥さんも可愛いのです。今、人殺しをしてきた口で、「お前、可愛いな。俺の子供は、俺に似て可愛いな」と言うのです。そのように思うのです。

強盗殺人犯は、どうしようもならない悪人ですが、それも十界互具の一つの現れです。やがては、仏になって成仏するのです。

そのように考えると、大悪人にも仏性は、あるのです。「今、ホカホカの人殺しをしてきました」という人間でも、やられた人間にとっては悪魔ですが、やっている人間には、まだ仏性があるのです。

これを、「無顧の悪人も猶妻子を慈愛す。」と言うのです。どんな悪人でも、妻子に会うときは、菩薩界が出てくるのです。強盗殺人をした足で、「今、帰ったぞ」と家に帰ってくると、菩薩界になるのです。

「全て悪人で一分のスキもなく三悪道(地獄、餓鬼、畜生)の地獄界だ」というわけにはいきません。三悪道が強い人でも、どこかにスキがあり、菩薩界が出たり、優しい顔が出たりするのです。何かの縁で経典でも読もうとするならば、声聞界の一分です。

十界互具ですから、人間は何でも出てくるのです。十界とは、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界、声聞界、縁覚界、菩薩界、仏界です。普通の人は、九界がでてくるのです。仏界計り現じ難し」(観心本尊抄)ですから、仏界は出ません。

「仏界とは、このようなものだ」とは、簡単には言えません。「地獄界とは、こうだ」とは、言えるのです。「三悪道(地獄、餓鬼、畜生)、四悪道(地獄、餓鬼、畜生、修羅)とは、このようなものだ」とは、言えるのです。

「人界、天界、声聞界、縁覚界、菩薩界」までは、言えるのです。人界は、親子でのんびり日向ぼっこをするような気持ちです。天界は、宝くじに当たって喜ぶ気持ちです。或いは、権力の最上階に登って、「俺が最高の権力者だ」と有頂天になる心です。

声聞界は、「仏様の説法を聞こう」とする心です。縁覚界は、仏様の説法を聞いて、一分の悟りを得ることです。人を助けようと思うのは、菩薩界です。

仏界計り現じ難し」(観心本尊抄)です。「仏界とは、どのようなものであるのか?」ということは、言えません。

天台大師も言っていません。『摩訶止観』では、十の修行をしていきます。最初に修行するのは、名字即(みょうじそく)です。名字即という位から始めるのです。そこから、どんどん位を上っていくのです。

ところが、『摩訶止観』は、十の境涯について説いているのですが、六段階以上は、書いてありません。「この修行をすると、こうなります」と、六段階までは書いてあります。

声聞、縁覚、菩薩までは、わかります。仏界だけは、現じ難しです。仏界だけは、説くわけにはいきません。それは、書いてありません。これは、自分で体得するのです。

「妙法とは、このようなものですよ」ということをいくら聞いても、わかりません。自分で妙法というものを体得しないとわかりません。

それが『摩訶止観』の一番大きな眼目です。等覚一転名字妙覚(とうかくいってんみょうじみょうかく)です。

仏道修行を始めると、名字即という位があります。それは、「仏界がある」という名前だけで、何もありません。ところが、仏界に登ると、全てわかってしまうのです。それが仏法です。仏様は、「仏界がわかるまでやれ」と言っているのです。

何がわかってくるのでしょうか? 僕は道理を教えているのです。だから、正理会(しょうりかい)というのです。正理会は、本当によい名前だと思います。金看板です。誰も文句は言えません。

幸福の科学は、幸福になることだけを教えているのです。その教祖の故・大川隆法は、脳梗塞で死んでしまったのです。「幸福の科学」と言うのですから、幸福になることだけを教えているのです。それが人生の目的ではありません。

創価学会は、どうでしょうか? 「創価」とは、価値をつくるということです。価値をつくるとは、どのようなことなのか?」ということが、創価学会の幹部もわかっていません。

オカマが創価学会に入信したら、何がオカマの価値になるのでしょうか? そうでしょう。何もわかっていないのです。

名は体を表すのです。この正理会は、本当に体を表しているのです。我々が学ぶものは、正理(しょうり)です。正理(しょうり)とは、道理です。国にも正理はあります。

もっと大きく言うと、「人間とは、このように生きるべきだ」という正理があるのです。それを皆、外れているのです。

外れているから、闇バイトで人殺しをしたり、強盗をしているのです。或いは、プーチンのように、自国民をウクライナの戦争に連れて行き、武器も持たせないで突進させているのです。このような連中は、人間にもなっていないのです。

人間は、そんなことをしないのです。そのようなことを勉強していかないとわからないのです。強盗株式会社の連中も、プーチンも、お互いに地獄界を歩んでいるのです。

名は体を表すのです。正理会は、正理研究会から始めて、正理会になったのです。もう研究は終わったのです。これで、すごくスッキリします。これを金看板にするのは、正理会の皆さんの役割です。そのように考えて金看板の旗を立てて進んでいくのです。本当は、「正理会は、いい名前だな」と、みんな羨ましがっているのだと思います。

 

 

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