歴史のない国 ② | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

 我が国は万世一系の天皇ですから、これを変えるわけにはいきません。従って儒教は取り入れたのですが、「ある程度まででよい」という判断を下したのです。

 日本には帰化人が大勢入っていて、その連中は易姓革命から逃れてきているのです。しかし、頭の中は易姓革命のままです。そのような中から現れてきたのが、蘇我馬子です。崇峻天皇の首を斬って、天皇を誅殺してしまったのです。

 これに怒って、蘇我入鹿を中大兄皇子(後の天智天皇)が自ら血祭りにあげたのです。そして、「そのようなことはよくない」ということが、みんなにわかって大化の改新へつながっていくのです。

 もう一つ日本に入った宗教が仏教です。仏教も教えが来ていたら、日本には入らなかったのですが、欽明天皇が「仏像の顔がよく出来ている。和やかである。これは素晴らしい教えではないか」と考えたのです。

 それから仏教が少しずつ入ってきたのです。仏教派の蘇我一族と、神道派の物部一族が争い、戦争をするようになっていくのです。帰化系の人間達は易姓革命を願ったのです。「天皇を殺して自分が中心になればよい」と考えたのです。

 日本の歴史は、遂にそれができなかったのです。実際に天皇は一人殺されたのです。それを中大兄皇子が斬り殺したのです。死体を送りつけるという野蛮なことをやったように見えますが、非常に英名な天智天皇になっていくのです。

 それまで豪族が各地方を治めていたのですが、律令制度にして天皇が全国を治めたのです。それまでお米は豪族が取り放題だったのですが、細かく計算して、公地公民制にしたのです。天皇を中心にして「正一位」という制度が残っています。その時の制度です。

 「従一位」というと天皇の従来からの家来団です。全国そうなっていて、米の税金まで決めてしまったのです。全国のお米を計算するのですから、日本は大きい国だとわかります。

 文化的に儒教は日本にはなかったことですから、恐ろしい衝撃を日本人に与えたのです。仏教も日本にない思想ですから、ビックリ仰天したのです。しかし、その害毒を廃して、仏教も儒教も受容して上手く国家運営を行ってきたのが聖徳太子です。

 聖徳太子の十七条の憲法は「何が大事であるか」ということを言っているのです。その段階で日本は世界の思想史の上に立ったのです。

 日本は昔からある神々の思想と、シナの極意である儒教の教えと、インドの仏教を取り入れて世界の中心になっていたのです。それは天皇という中心点を壊さないからそうなったのです。

 聖徳太子は「神道は道の根本、天地と共に起こり、以て人の始道を説く。儒教は道の枝葉、生黎(せいれい・人民)と共に起こり以て人の中道を説く。仏道の道は華実、人智熟して後に起こり、以て人の終道を説く。強いて之を好み之を悪むは是れ私情なり」『太子伝補註』と言っています。「篤く三法を敬え」と言った聖徳太子が「神道は道の根本」と言っているのです。

 それは何を物語っているのかというと、西洋も取り組んでいるのです。西洋の思想、キリスト教、イスラム教、それも全て取り組んでしまったのです。何故ならば、これらの宗教には中心点がありません。

 モーゼの子孫と称する人はいません。キリスト教の中心点はありません。ローマ法王は後から作ったものです。代々のローマ法王も選挙で選ばれているのですから、中心点になどなりようがありません。イスラム教も「マホメットの子孫だ」と称する人は大勢いて、争いばかりです。

天下の創業以来、秩序と安寧を維持してきたのは日本だけだとわかります。日本人は天皇が統治する世界を創っていくことが使命です。「天皇を中心にして世界を統治していく」という明確な目標をもっているのです。それに向かって世界を進めていくのが天皇です。そのために戦争もして、負けることもありましたが、相手のよいものを取り入れてきたのです。

 世界は日本を中心にしてだんだんと平和になっていくのに違いありません。ここから考えても「天皇は世界の中心」とわかってくるのです。

 そのような歴史のない韓国や中国はどこまで行っても殺し合いです。韓国の歴代大統領は暗殺か、牢獄です。いつまで馬鹿なことをやっているのでしょう。中国もそうです。元ができて、清ができて、次から次へと王朝ができて、みんな滅ぼされて次の王朝になっていくのです。連続性が全くありません。

 そこで歴史家が出てきて、前の王朝の悪口を書くのです。よいことを書いたら大変です。殺されてしまいます。「悪い王朝だったから王様を殺して、天下を治めたのだ」そのような歴史になるのです。

 王朝が変わるたびに歴史書をつくっていくのです。どこまで行っても終わりません。日本はもうとっくに終わっているのです。天皇は動かさない中心点ですから、天皇は動いてはいけないのです。今でもそうです。古来から渡来人が「天皇を亡き者にしよう」と考えているのです。現在でも日本には帰化系の連中が大勢いるのです。

 帰化人から我々は天皇を守っていかなければいけません。天皇を維持していくことが、日本の未来です。それが戦いです。日本とはそのような国です。日本に世界のお偉方が来て、「日本のようになりたい」と学べばよいのです。どうぞ、真似をしてください。

 このような世界を統治する日本という国に生まれたことを、我々は本当に感謝しなければいけません。西部邁さんは、そのような感謝の念がなかったね。「島国」と日本を卑下していました。

 仏教を信仰した人々から見ると、日本は天竺から一番遠い東の果てです。だから「粟散国(ぞくさんこく)」というのです。「粟のような小さい粒の国」という意味です。仏陀から一番遠い国です。そのような思想が身についているのです。

 儒教から見ても、中国から日本にきたのですから、儒教でいうと日本より朝鮮のほうが偉くなるのです。儒教を信奉している奴らは「中国様」です。

 江戸時代の儒学者たちは、「中国は、口ばかり」と気が付いたのです。みんな中国に行っていないのに、書いているものを見て判断していたのです。「シナは口だけでダメな国だ」と見抜く目をもっていたのです。

 それは日本を中心にした正史『古事記』があったからです。日本には、2800年の長きにわたる世界最古の歴史があったのです。「中国は王朝がグルグル変わってこんな国家はダメだ」と、歴史があるからわかったのです。「歴史を持つ者は強し」です。日本人は日本の歴史に感謝して誇りに思わなければいけません。

 

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