豊洲問題の責任者は石原元都知事 | 中杉 弘の徒然日記

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考えてみるがよいでしょう。今まで「盛り土をする」と言ってきて、突然にして設計変更したのです。そんな大それた問題点に権限を持っているのは都知事決まっているでしょう。下の都の職員ではこんなことは絶対にできません。

上の人間が「こうやれ、責任は俺が取る」と言わなければできません。この責任を取ったのは石原慎太郎に決まっています。そんなことはすぐにわかるのです。テレビではマスコミが「誰の責任か?」と言っていますが、みな「石原の責任だ」とは言いませんから、黙ってしまうのです。後の復讐が怖いからです。

「知事に責任があります」と言った局長クラスは必ず復讐されますから、黙ってしまうのです。黙ってしまうから問題点が中に浮いてしまうのです。まして、石原さんはいろいろとアイデアがある人ですから、下からあがってきた意見を見て「これいいな。これに変えちゃえよ。問題点の責任は俺が取るから」というに決まっています。

この問題とお金の問題はわけて考えたほうがよいでしょう。変更は石原元都知事です。ハンコも押しているのです。しかし、曖昧模糊として、最初に聞かれたときには「知らない」と言ったのです。次に「私はめくら判を押したかもしれない」と言いました。

最近は「責任追及の会合に出ます。徹底的に協力します」と言いながら、次には「私はその会合は出ません」と言ったのです。

また追及されると「では出ることにします。文章にしてもらえないか。何故ならば、私はすでに記憶があいまいであるし、もう老人だ」とこのようなことを言ったのです。

二重、三重に逃げの手を打っているとわかります。遂に今度は記憶まできてしまいました。「記憶が明快でない」と言いますが、貴方は作家でしょう。記憶は明解です。過去のことはみんな覚えているはずです。その人がそんなことを言うのはダメです。

これで、どうしても追及されて逃げられなくなったら「記憶がありません」と言うのです。すべて準備段階でそのように言っているのです。

これもよかれとやったことだと思います。「盛り土しないで、コンクリートで固めてしまったほうが早くあがるし、いいんじゃないの? 別に問題はないでしょう」と思ったに違いありません。僕でも思うかもしれません。

結果論でこのような追及をされたから問題になっているのです。そこで、盛り土の経費300億と言われるお金はどこへ消えてしまったのでしょうか。盛り土をやらなくて済んだのですから、300億円の金額が浮いているのです。

そのお金と責任の追及はわけて考えなければいけません。我々には、まだわかりません。この300億円は消えたのか、予算の変更がされたのですから、予算金額が下がります。多分、設計は金額の予算のままでやってしまったのでしょう。

設計だけ変えて300億円の盛り土の分を合わせて誰かが請求しているのです。これも推測ですが、もしそのお金が浮いているならば、誰がどうやってわけたのでしょう。これに引っかかってくれば大変な問題です。多分、少しは分けてしまったのでしょう。

だから石原さんは小池百合子さんが出馬したときに「厚化粧の大年増」と言って、本当に憎々しい言い方でした。長年みてきて、小池百合子の性格を知り抜いているのです。「シツコク、たじろがないで、どんどんくるだろうな。そうすれば俺は今まで何も問題がなかったのに追及してくるな」と気が付いているから、「あいつだけは本当に落とそう」としたのです。本当に憎しみを込めて「厚化粧の大年増」と言ったのです。

石原伸晃もカマキリのような顔をして「本当に困った」という顔をしていました。そこに大きな闇があるのです。

「内田が闇だ」と言ってもこんな大それた計画を都知事に命令してできることではありません。たかが都会議員です。これは都知事に責任があります。それは、悪気はなかったのだと僕は考えています。別に設計上は問題がないのでよいのです。

それと300億円のお金の問題は別です。「300億円のお金はそのまま計上して消えたのか、それとも予算からはずしたのか?」ということだけが残っています。今度はそれだけを追及していけばよいのです。こんな問題は簡単です。何も迷いません。責任は石原さんです。

晩節を汚すというか、しかしよかれと思ってやったのです。そんな悪人ではありません。お金儲けのために目標を変更したわけではありません。後から変更して、300億円の御礼金を持ってきたかどうかは知りません。それはまた全然別の話です。

どうしても責任者は必ず汚職に巻き込まれてしまうのです。何もやらなければ、問題は起きません。何かをやろうとすると問題が起きてくるのです。小池都知事もすでに言われています。電柱を地下に埋める作業をやると言っています。そこに利権が生まれます。「どこの会社にならせるのか、そこでブラクックマネーが流れる」と、やってもいないのに今から言われているのです。

知事というものは何かをしようと思うと建設に口を出さなければいけません。道路を造ろう、工場を造ろう、飛行場を造ろうなど、すべてお金がからんでくる話です。裏でお金が流れるのだろうけれども、本当に志を持っていないと受け取ってしまいます。

甘い・甘いお金ですから、これは受け取ってしまいます。最初ははした金を受け取り、「この程度ならばよいだろう」と考えて、だんだん大胆になってくるのです。大胆になって一線を越えてしまうのです。すると次に度胸が決まってしまうのです。

「もうこうなったら、毒を食らわば、皿までもだ!」と思い、もっと大きな金額を自ら要求するようになるのです。美味しい仕事です。国ないし、都の税金を使って、発注して自分の懐に見返り金が入るなど、美味しい仕事です。全員がこの罠にはまってしまうのです。はまらない政治家がいたとすれば大政治家です。

はまらない方法は一つです。何もやらないことです。青島さんは都知事になって何もしませんでした。元大阪府知事の横山ノックもそうです、何もしませんから、何の傷もつきません。何の意味もありません。何かをやれば、そこで疑われてしまうのです。今度は反対側の勢力から「なんぜ俺たちに儲けさせなかったんだよ。あの野郎、引き摺り下ろしてやる!」と思うのです。

当然のことです。政治家とは、そのような仕事です。政治家に清廉潔白を求めるのは難しいことです。利権の渦の中に入ってしまうから、どうしても清廉潔白な人でも汚れてしまうのです。

韓国大統領もそうです。みんな利権が絡んで、最後は一族もろとも大変なことになります。李明博前大統領も、やられそうだと言われています。朴 槿惠の親族もおかしなことになっているのです。

明治の偉大な連中たちもみんなこれにひっかけられたのです。岩崎弥太郎は国で造った企業を民間に売り渡して三菱のものにしてしまうのです。それはワイロがたっぷりと入ります。美味しい・美味しい汚職の宝庫です。

これを共産主義にしたらどうなるのでしょう。共産主義は汚職だらけです。何故かというと共産党が認可の許可権を持っています。共産党幹部から許可をもらわなければ仕事はできません。その時に莫大な利権が手に入るのです。

国家が自分の物になってしまうのです。国家のための自分ではなく、「自分の国家」と変貌してしまうのです。

権力・仕事・利権、利権即ちワイロです。このようなものは、いつの時代でもなくなりません。「越後屋おぬしも悪よのう!」という話があるように、これは仕方ありません。本当にそうならない人間が出てくることを望みますが、豊洲問題の責任は石原さんにあります。


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