なんてみんな馬鹿なんだろう! | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

 これは集団的自衛権をめぐっての問題です。いろいろな人の意見を聞いていますが、「聞けば聞くほど馬鹿だな」ということがよくわかります。

 鳥越俊太郎さんがややいいことを言っています。「中国に危険があるとは思えない。それは妄想だ」と言っています。

 他の人間のどの意見もくだらないのです。「鳥越は認識が足らない」とか、「日本にいかに危機が迫っているのか」と、くだらないことを言っているのです。「アメリカ軍が血を流すのに自衛隊が血を流さなくていいのか」とか、みんなくだらない意見です。

 よく原点をさぐってみれば、まず中国は日本の敵国になるでしょうか。答えは敵国にはなりません。では、敵国はどこでしょう。韓国と北朝鮮です。その内の韓国から見ていきましょう。韓国は日本の敵国になりえないのです。なぜならば、日本と韓国が戦うことはできないのです。アメリカと日本は日米安全保障条約を結んでいます。韓国は韓米で米韓相互防衛条約を結んでいます。

すると、アメリカと組んでいる日本と韓国が戦ったらアメリカは困ってしまいます。日米安全保障条約を結んでいるので、アメリカは日本を助けなければいけません。韓国とも条約を結んでいるので、韓国も助けなければいけません。そんなことはできません。この話はできないのです。よって韓国の危険は絶対ないのです。

 では、「北朝鮮の危険はあるのか?」ということを冷静に考えてみるとよいのです。北朝鮮は米も取れない、食べ物もないのです。軍隊は裸足か運動靴を履いているのです。石油はもったいないから飛行機は飛びません。朝鮮戦争当時の“ミグ”などという戦闘機をもっているだけで、これも部品がだんだんなくなってくるので、一つの戦闘機をバラして他の戦闘機に付け加えるのです。それで集めていくから台数が減っていくので、お話になりません。

 北朝鮮の海軍は漁船を集めたようなものです。何が脅威なのでしょう。そんなことは絶対に日本の脅威にはならないのです。

 では、「中国は日本の脅威になるのでしょうか?」絶対になりません。そんな余裕は中国にはありません。ましてアメリカに引導を渡されて「日本を攻撃したらアメリカは黙っていないぞ」と、オバマは習近平に言ったのです。その通りです。

 尖閣列島をゴリ押ししても、中国は入ってこれません。絶対に来ることはできないのです。おかしいのです。田母神さんにしても、「軍備は日本の方が上ですよ」といいながら、皆で話し合うとそれを言わなくなってしまうのです。それを言ってしまうと、「自衛隊はそんなに強いの?」と言われて予算が下りなくなってしまいます。「自衛隊は弱い、大変だ!」と追えば言うほど予算はおります。「完璧です」と言ってしまったら予算はでないのです。

 しかし単独で自衛隊に向かってくる中国海軍などあり得ないのです。中国の潜水艦はガタピシ音がするので居場所がわかってしまいます。50ある潜水艦はすべて日米が把握しているのです。戦争を始めたら中国の潜水艦は一瞬にして消えてしまいます。

 中国の航空母艦はおもちゃです。ウクライナのポンコツを拾ってきて、修理して使っているだけです。何の役にも立ちはしないのです。

 海上自衛隊と航空自衛隊で中国軍をアッという間に殲滅してしまうので、現状で中国は攻めて来られないのです。

 まして中国には国内事情があるから、日本を攻めれば政情が不安定で、どんな暴発行為が起こるかわからないので、とてもではありませんがよその国を相手に大戦争が起こせる中国海軍ではないのです。

 このようにして見ると日本の周辺国のどこが不安になるのでしょうか。中国に不安はありません。北朝鮮・韓国も不安はありません。

 もう一つ、みなずるくてこの問題を言いません。「日米安全保障条約があっても、アメリカ軍は日本を守らないかもしれません。アメリカの青年を犠牲にして尖閣列島を守るのでしょうか。米軍は手をひくのではないか」と言って恐怖をあおる人がいますが、これもウソです。

 日本はアメリカに82の基地を無料で貸してあるのです。日本の大事な土地を82の基地としてタダで貸してあるのです。その他、思いやり予算を年間1兆円あげているのです。その他、アメリカの国債を毎年たっぷりと買ってあげているのです。そのほか、自衛隊が買う武器・戦闘機はアメリカ製です。こんなにアメリカに恩恵を与えています。

 それが日米安全保障条約です。日本は戦争できない国です。だからアメリカが守るのです。最初にアメリカが言ったのは、「アメリカが日本を守るから日本は軍備しないでくれ」と言ったのです。

 「心配するな。アメリカはしっかりと日本を守ります。日本は憲法の制約があるから、自分で守れないのですから、アメリカが守ります」と言うことで、日本は「思いやり予算」と言ってアメリカ軍に対してお金を年間1兆円出しているのです。そのことを声を大にして言わなければいけません。

 これだけ思いやり予算をもらっているアメリカは、日本が攻撃をされたら条約に基づいて自動的に参戦するのが当たり前です。

 まだ問題があります。アメリカは絶対に日本を離すことはしないのです。何が「アメリカ軍の兵隊が血を流して日本は安穏としている」と言うのでしょうか。日本は安穏としてなどいません。憲法を守っているのです。

 絶対にアメリカは日本を離しません。何故ならば日本はアメリカの極東の橋頭保だからです。一番大事な役割を担っているのです。例えば米軍の第七艦隊の修理とか、航空母艦の修理は日本でなければできないのです。他にどこの国が修理できるのでしょう。韓国やフィリピンに出かけて修理ができるのでしょうか。全くできません。「日本様、様!」です。日本でなければできないことがたくさんあります。それを日本がやってあげているのですから、アメリカにとっては有り難くて仕方ありません。

 アメリカが極東でいばれるのも日本があるからです。ロシアに睨みをきかせるのも、日本があるからです。北朝鮮・中国に睨みをきかせるのも日本があるからです。アメリカは絶対に日本を離さないのです。

 「日本が攻撃されたらアメリカは手を出さない」という人間は馬鹿なのです。もし、アメリカが手をださなくて日本が中国の手に落ちたらどうするのでしょう。1億3千万人の優秀な日本人と世界最新の科学技術と工業力と莫大な資金をもった日本が中国にとられたらアメリカは出る幕がありません。そうなったらアメリカは太平洋から「さようなら~」です。そんなことはしません。だから黙っていてもアメリカは日本を守ります。今の現状でよいのです。

 日米安全保障条約があり、国連に入って、自衛隊は自国を守る力を十分につけてきたのですから、それでいいのです。「アメリカ軍が攻撃されたら」など余分なことです。「アメリカ軍を攻撃したら自衛隊が攻撃する」などと言ったら全世界中で日本が戦争しなくてはいけなくなります。

 我々は、しっかりとした目で見ていかなければいけません。これが正論です。


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