田母神問題について | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

元航空幕僚長の田母神さんと、さくらチャンネルの水島社長が大ゲンカをしています。ちょっと見てみましたけれども、すごいですね。

 まあ、僕が見てわかることは田母神さんは選挙のシロウトなので選挙をやるのに一番選挙に詳しい水島さんに参謀に頼んだのです。選挙のやり方、お金の管理など水島さんに相談していたのです。その相談していく中に余分なことが1つあったのです。それが田母神さんの離婚問題です。田母神さんには女がいるのです。田母神さんの口ぐせは「酒と女は2合がいい」です。そんなことを言っているから誤解されてしまうのです。それも含めて水島さんに相談していたのです。

 そのようなことで、選挙で1億6千万円集めたというのです。終わったときに6千万円くらい残っていて「そのお金をどうしたらよいのか」と水島さんに相談したらしいのです。すると水島さんが「俺の方の政治資金に鞍替えしろ」と言われたのですが、それはしなかったと言っています。

 すると水島が怒って「バラすぞ!」と言って選挙運動の内幕をしゃべりだしたのです。そこから始まった争いらしいのです。水島は「そんなことを言った覚えはない」と言っています。「金をくれなどと言った覚えはないのに、田母神さんはそう言っている」と言います。さて、どちらが本当なのでしょうか。

 まだ結論はでません。一つだけわかることがあります。田母神さんは航空幕僚長になったのですから、優秀な人です。もう一つわかることは、軍人だということです。軍人は政治家ではなく、軍事の専門家です。実によく外国の状況を知っているのです。田母神さんは日本にとって非常に大事な人であることには間違いありません。

 僕も選挙では田母神さんを応援しました。「酒は2合、女も2合」だか、そんなことは知りませんが、そんなことはどうでもいいのです。僕はそう見ています。

 だいたい軍人は遊び人が多いのです。なぜ遊び人が多いのかというと、命を投げ出して仕事をやっているのです。だから陸へ上がるとつい羽目をはずしてしまうのです。昔、城ケ島に来た海上自衛隊の潜水艦の艦長さんがいました。すごいものです。3日間くらい飲み続けて横須賀から来た女と一緒に泊まってやり続けるのです。「ギャーギャー」と、夜もそんな感じです。後でわかったのは、潜水艦の艦長さんだったのです。潜水艦は2~3か月陸地にかえってこれないのです。油臭くなってきつい仕事です。

 だからタクシーの運転手が潜水艦勤務の人を乗せると匂いですぐにわかるのです。ジーゼルの匂いが体に染みついてとれないのです。運転手さんにはすぐにわかってしまうのです。

 だからもう陸へ上がると酒を飲んで滅茶苦茶なことをやるのです。昔から軍人は滅茶苦茶なことをやるのです。芸者をブン投げたりそういうことをやるのです。毎日、女を買っているわけではないのです。

 そのようなことは「さもありなん」と思うから、「あったっていいじゃないか!」と僕は思います。軍人は命を賭けて仕事をやっているのだから、軍人に品行方正など求めても仕方ないのです。軍人に品行方正を求めるのは馬鹿なのです。そのようなことは大目に見ていかないとダメなのです。

 仕事をするためにはお金も使うのです。田母神さんの場合は赤坂の朝鮮キャバレーに行って毎晩10万円使ったとか、そんなお金は使ったっていいじゃないですか。100万円の背広を買って「これは選挙違反だ!」などと言っているのです。10万円の背広を買おうと、100万円の背広を買おうと、選挙資金としてもらったお金ですから、それをどのように使おうと本当はいいのです。

 それよりも見ていかないといけないのは、その人のやった仕事で評価を見ていかないといけません。今の人間はそんなことをやって足をひっぱっているのです。「俺は公明正大な人間だ」と水島はいいます。さくらチャンネルを立ち上がるのに、自分のお金を9億5千万円使ったといいます。それは自分の勝手です。

 そのような幅の広い豪傑な人間がいてもよいのです。明治の志士達はそんなものではありません。高杉晋作など知っていますか? 藩から「お前、上海に行って軍艦を買ってこい」と言われるのです。「はい、買ってきます」と言って、伊藤博文と二人で馬に3万両乗せて買いに長崎に行くのです。

 すると船はもう出てしまって、軍艦が買えなくなってしまったのです。なんと、高杉晋作は、伊藤博文と二人で軍艦を買う予定のお金で飲んでしまったのです。毎日、毎晩丸山で芸者をあげてどんちゃん騒ぎをして酒を飲んでしまったので軍艦を買うお金がなくなってしまったのです。

 そろそろ船が戻ってきます。すると高杉晋作は「お前、お金をつくってこい!」と伊藤博文に命令したのです。そこで、すごいのは伊藤博文が「はい」と言ったのです。「わかりました」と言って萩に行ってお金をつくって帰ってきたのです。すごいでしょう。軍艦を買うための3万両のお金を二人で飲んでしまっても、お金をつくってきて軍艦を買ってしまうのです。

 そういうのが大物です。大物はみなそうなのです。高杉晋作は、滅茶苦茶です。戦争に行くのに馬に乗っかり三味線を弾いているのです。「三千世界のカラスを殺し、おぬしと朝寝がしてみたい♪」ベベンベンと三味線を弾いて歌ったのです。

 野口英世も滅茶苦茶です。奨学金をもらってアメリカに行く予定だったのですかが、そのお金ですべて酒を飲んでしまったのです。それでアメリカへ行けなくなったのです。「お前、アメリカへ行って来い」と言ってお金を出してくれる人がいて、アメリカへ行くことができたのですが、アメリカに行ってからは不眠不休です。休みもなく夜もなく、昼もなく、仕事をするのです。野口英世のように奨学金をすべて使って酒を飲んでもいいのです。

 明治の汚職事件でも、すべての企業が汚職していたのです。その中から立ち上がってきたのが三菱です。「もっとスケールの大きなことをやってみろよ! 金を使うことを惜しむのではないよ。その代り良い仕事をしてくれ。日本のためになる仕事をしてくれればいいのだ。それをやってくれるならば、くだらないことには目をつぶる」という国民の側に度量が必要なのです。

 水島は清廉潔白で9億5千万円使ったか知りませんが、人のあらを探すものではありません。僕はそう見ています。田母神さんの価値というのは、水島の悪口によっては消えません。水島は田母神さんのことを「ウソつきだ」と言っていますが、軍人はウソつきに決まっています。軍人が本当のことを言ったら戦争に負けてしまいます。「うちは潜水艦が10隻ありますよ」と、本当は2隻しかなくてもそういいます。戦争は戦いだからウソを言うのは当然です。相手をやっつけるという戦いです。

 そのようなことも田母神さんの性質だと思っているから僕は田母神さんを応援します。田母神さんに与えるアドバイス、酒も3合、女も3号にしなさい!



『中杉 弘のブログ』2006年より、好評連載中です!

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