第三次世界大戦① | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

日米の合同会議がもたれました。そこで、アメリカ側は猛烈に主張しました。集団的自衛権について日本は地域を限定しています。アメリカは、東南アジアに限った地域限定を「なくせ」と言ってきたのです。

 どこでもアメリカ軍と共に自衛隊が行けるように変えるべきであり、それでこそ真の集団的自衛権だと言うのです。日本側は「待ってください。勝手な事はできないのです。閣議決定しましたが、地域を限定するという公明党の主張が入っているので、どこでも行くわけにはいかない」と言うと、「それでは集団的自衛権にならないではないか」と詰め寄られて、「もうちょっとお時間をください」と日本の政治家は答えているのです。

 「お時間を下さい」ということは、うまく国民を丸め込んで、この話に納得させて「集団的自衛権により、自衛隊が中東に出て行けるようにします」そのような事なのです。

 今まさに中東は第三次世界大戦の様相を呈してきています。もう始まっているのです。アメリカがイラクを攻撃してフセインを殺してしまいましたが、フセインは「俺を殺せば、ハチの巣をつついたように滅茶苦茶になる」と言っていました。

 まさに中東はその通りになってしまいました。アメリカが空爆をやったのですが、治安は回復していません。そこにISISというイスラム国ができてきたのです。そして、イスラム国は「我々の中東は西洋により線引きされたのだ。元々はイスラムの国なのだ」と主張して国境を無視しているのです。

 そこにはクルド人がいますが国を持っていません。人口は6千万人くらいです。クルド人は「国を造りたい」と言い出したのです。クルド人が「国を造りたい」と言い、ISISは「イスラエルは敵だ!」と言っています。中東は滅茶苦茶になってきました。

 アメリカ軍は、1回イラクを占領して、治安の維持ができたので引き上げたのです。イラク軍だけで守れるはずが、守れなくなってしまったのです。では、またアメリカ軍がイラクに行くのかというと、国民に対して申し訳が立ちません。また行かなくてはいかないと言うと国民と議会が納得しません。だからアメリカは軍が出せないのです。

 どうすればよいのかと言うと「兵隊は出しません。空爆だけします」と言って、空爆をやっているのですが、ISISはどんどん増えてしまうのです。増える一方なのです。十万人くらいいるのですが、どんどん世界各国から集まってきてしまうのです。

 ISISに集まった兵士は「5~6人はぶっ殺してくるぜ」と言っているのです。空爆しても数は減りません。増えてしまっているのです。アメリカは、「陸上で戦うしかない」という結論になるのですが、アメリカ軍は軍隊を送れないから、軍事顧問団として海軍の精鋭特殊部隊シールズを派遣したのです。

 ところがこの役目にぴったりなのは、グリーンベレーですが派遣するわけにはいきません。ベトナム戦争に介入した時も、空爆だけではダメなので、グリーンベレーを派遣したのですが、自分達が戦うことになってしまったのです。ドロ沼に巻き込まれていったのです。

 今また同じことになるので、グリーンベレーは出せません。それで考えたのが、シールズの派遣です。中東大戦争にもうなっているのです。

 ISISとイラクが戦って、クルド人がでてきて、イスラエルとパレスチナが戦って、紛争が治まりません。大戦争にむかっているのです。しかも石油がでるところです。本当は、米軍は陸軍を送りたいのですが送れません。どうすればいいのかというと、日本の自衛隊が出るのです。そう言えばアメリカ人は治まるのです。集団的自衛権で日本の自衛隊に参加してもらいましょう。日本の自衛隊がイラクに入るのです。これは戦闘部隊です。そのような大義名分があれば、アメリカも日本を助けなければいけないので当然アメリカ軍も参戦するのです。

 日本の自衛隊を参戦させておいて、それを理由にしてアメリカ軍も参戦するのです。中東大戦争が、もう始まっているのです。

(続く)



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朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5


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