朝の会議 ③「中杉博士が経営する会社の役員に与えた訓示より」 | 中杉 弘の徒然日記

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中心点がなき者は、いかなる者であっても滅びるのです。必ず中心分派があるのです。本家がいて分家がいて仲良くして、分家は本家を助けて、本家は分家を助けて、そのような関係で和気藹々とやっていかなくてはいけません。

 会社の経営もそのことが頭に入っていると、「どんなものでも世界一にするぞ!」と、そのようなアドバルーンが絶対に必要なのです。

 安倍さんの問題はアドバルーンがありません。第一・第二・第三の矢、これは結構です。「間違っていないだろう」と言われていますが、第三の矢がうまくいっていません。アドバルーンがないのです。

 「経済成長をする」そこまではいいのですが、どうやって経済成長をするのでしょう。何に向かって成長するのでしょう。その目的がないのです。「地方を豊かにしていくのだ」それは手段であり、方法論だからいいのです。目的がないのです。「日本がどのような国なのか?」ということが本当に勉強したらわかるのですが、「日本は物づくりの国」なのです。

 他の国にはできないのです。「世界一のものを作っていく」という明解な経営目標を出せばよいのです。それを安倍さんは出していません。「物づくりで世界一の国家になろう!」車はベンツを追い抜くのです。時計はスイスのローレックスを追い抜くのです。カメラはもう世界一です。「全てにおいて日本製品は良い。凄いのだ!欲しいのだ!高くてもよいから日本製品が欲しいのだ!」そのような国にもっていけばよいのです。

「安かろう、悪かろう」そんな商品は、他にまかせておけばよいのです。最高に良い品質・クオリティの高い物を作って世界中から「日本製品が欲しいな!」ともっていくべきなのです。そのための研究開発予算というものを出していけばよいのです。

 「企業に研究開発費を出す」「中小企業も頑張れ!」「世界一の物を作っていこう!」「世界一の日本を造っていこう!」と、物づくりで世界一を目指すのです。これは、覇権ではありません。そのようにアドバルーンを打ち上げて、研究費をつけてやっていけば日本は再生します。

 会社も同じです。ビジョンがなくなったらダメなのです。社員に対してどのようなビジョンを与えているのでしょうか。この会社は、具体的にどこへ目指して、何処へ行くのか?「このようになっていくのだよ。そうすれば、君達はこのように成功していけるのだよ」そのようなビジョンを常に与え続けていかなければいけません。

 何も目的も与えられないと膿んでしまいます。ただ、毎日やっていることをやっているのです。それでは、ダメです。明確なビジョンを持っていくのです。「どのようなビジョンをもったらよいのか?」それを研鑽していくのです。

 飲食産業は、立派な産業です。世界一の物をつくって提供するのです。分かる人が食べればよいのです。「値段は高いぞ!」安いだけではダメなのです。そこに心血をなげうっておいしいものをつくっていくのです。

 「どこまで企業を大きくするのか?」「社員はどうなるのか?」「どのように頑張り、自分はどのようなポジションでいけるのか?」ということを教えていかなければダメなのです。

 僕もサラリーマンの頃はいつもそれを思っていました。「俺はこの仕事をやって給料が上がるのかな?」と思うと上がらないのです。給料が上がらない理由は、「みなとのバランスが崩れるから」と言うのです。「君だけの給料を上げるわけにはいかないのだよ。君の給料を上げたらみんなの不平不満が起きてくるから君の給料は上げるわけにはいかない」と言うのです。

その時に「俺は家をつくらなければならないのだ。今の給料で何年経っても家はできない。仕事を一生懸命やるのはいいけれども、なんとかならないのかな」と思い、それが会社を辞める理由だったのです。

 これでは、優秀な社員は辞めてしまいます。夢がないと、このまま残っていても、どうにもなりません。「では、辞めよう」となってしまうのです。当然のことなのです。その当時の給料の額は2万円ですが、どう考えても家は買えないのです。

 だからこそ、伸びられる要素がある優秀な社員こそやってあげないとダメなのです。僕は、社員として優秀だったのです。本当です。僕みたいな人間はめったにいません。「この人についていってもダメだ」と、人間の限界が見えてしまうのです。
 辞める奴は辞める奴でいいのですが、それと同時に優秀な人間を逃さないというものも大事なのです。それには、「個人の収入をどのように上げるか?」ということを考えていかなければいけないのです。
 「皆と同じ給料ではなく、能力に応じて与えられるのか?」ということを考えていかなければいけません。まず、僕の経営方針はそうです。僕は昔から金には困った事がないのです。ビリヤードの組み立ての事業をやった時も、歩合は30万円でした。おしげなく払うのです。金を使うということを覚えないと人間は成長はしません。
 ちびちびやっていくのではなく、金を使う事を覚えさせるのです。そして「金っていいな」と思わせて「使うためには頑張らなければいけないな」という気持ちに変わってくるのです。
 金を抑えればよいというものではありません。この間、孫にも10万円お小遣いをあげました。「剣道初段、おめでとう! 今度は二段だよ、次も頑張って! よし、10万円あげよう」、と10万円あげたのです。
 孫は10万円もらって、使うことをだんだん覚えてくるのです。すると「お金はいいな。お金があれば、人との付き合いもできるな」と分かってくるのです。そのように思うと自然に「稼がなくてはいけないな」と思ってくるのです。
 それをあまり押さえつけてしまうと、友達との付き合いもできません。昔、僕の所に、S君がいましたが、悪い奥さんをつかんでしまい「あんたは女にもてるから、お金は1銭ももたないようにしてちょうだい」と言われて1銭も持っていないのです。千円もないのです。皆が喫茶店に行っても「俺、表で待っているよ」レストランに入っても「表で待っているよ」と言うのです。そんなのは、みじめでしょう。そんなことをやったら、人間はダメになってしまうのです。
 僕はある程度の人間になってきたのは、昔から金には困った事がないのです。一時的に困った事はありますが、基本的には困っていないのです。考えてみると昔からずっとお金に困ったことはないのです。
 だから、おおらかな性格になるのです。それが全然お金がなくて、みみっちいことを言っていたらダメなのです。誰かと遊びに行く場合も、絶対に僕が払うのです。人に払わせた事は一度もありません。どこに行っても僕が全部払うのです。徹底しているのです。
 また、それができるようになっているのです。何故かというと、僕が高校生の頃に親父が死んで保険金が入ったのです。高校1年生の時に保険金が入ったので、現金を持っていたのです。一時的には困った事がありますが、基本的には困った事はありません。
 両方真実です。無駄遣いをさせないお金の厳しさを教えるのも真実、お金に困らせないおおらかな性格をつくり人におごってもらうことをしてはいけないという教え方も真実です。両方真実です。常に両方のことを頭に置いてやっていかないといけません。
 Mさんの子供も1万円もらっておもちゃを買ったのです。そしたら、3千円出しておもちゃを買ったら壊れてしまい、あの子は泣いていたのです。それも一つの方法です。
 最後は人格勝負です。大様(おおよう)な性格、清濁(せいだく)合わせのむ性格、排斥しない性格、みんなを生かしていける性格、そのような性格を作り上げていかないと本当の経営者にはなれません。
 経営者がいつも、いつも暗い顔をして「あいつに会うと嫌な感じになる」と言われているようではダメなのです。「あの人に会えば、明るくなり元気が出る!」「会えば会うほど元気が出る!」と言われるようになっていかなければいけません。
 「社長はいつも元気だな、ああなりたい!」と思われるようになることが大事です。それが社員に夢と希望を与えているのです。「ローソンの新波社長はいいぞ」と僕が言っていたのです。何故いいのかというと、伊藤忠にいた社員が「新波さんについていきたい!」と言っているのです。「新波さんの行く所で、俺も一緒に仕事をしたい!」そのように社員が思っているのです。それはよい社長です。「皆から慕われて新波、いいぞ!」と思っていたら、サントリーの社長に抜擢されてバンバンとのし上がってきたのです。
 その反対が「わたみ」です。「嫌な野郎だ。暗い」と言われて、「企業はインチキで3Kだ。あんな会社に行きたくない」と言われています。新波さんと全然違うのです。
 やはり、夢と希望があって「あの人と一緒に働きたい!」と言われて、自分も努力していかないといけないと分かります。僕の周りにいる人間はみな楽しいのです。僕は、ケチケチしないから、「やれ!」と言うのです。すると、みんなうまくいってしまうのです。

 おかげさまで徒然日記は、ブログランキング108位になりました。ライブドアのブログランキングは、4位か5位です。「必ず上位に入ってやるぞ!」と希望に燃えて頑張っているのです。
 今日の教訓、「楽しくやろう!」「楽しい社長だな」と思われるようにやったほうがいいのです。




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【NET TV ニュース.報道】

朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5


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