竹田恒泰氏 | 中杉 弘の徒然日記

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竹田恒泰さんのブログを読んでみると大変怒っています。戦時徴用で韓国から三菱重工に派遣労働させられて、「その間の給料を払え」という韓国人が起こした裁判で最高裁で判決がでました。

 韓国の裁判所は「払え」という判決がでました。竹田さんは法律家でもあるから、「おかしいではないか。労働法により賃金の未払いは2年で消滅するのです。だから、3年経った人間が日本企業に「俺の給料を払え」と言ってもダメなのです」と言っています。

 日本の場合は2年以内の給料は請求できますが、韓国の場合は3年です。3年経ったらもう請求する権利がないのです。

 それが、まして戦後70年以上も経って「給料を払え」という話は、法律から照らしてもあり得ないことなのです。日本の裁判所では、却下になっています。それが韓国の裁判所では「払え」という判決になっています。

 これに対して「こんな国はあり得ないのだ」と言っています。それはそれで、よいのですが、このブログを見てある人がこんなことを言っていました。

 「時効と言うならば、戦後20年経って結ばれた条約があります。日韓基本条約というのです。これ自体が無効ではないですか。戦後、20年経って結ばれた条約なのです」竹田さんは時効論で言えば、「余分な話だ」ということです。

 この問題を考えてみました。まず、日韓基本条約について知る必要があります。これは、1965年6月22日、朴 正煕大統領と、佐藤栄作総理大臣によってむすばれた条約です。そして、この条約により日韓の問題は何もないということが定められているのです。韓国は、この条約により日本に対する如何なる請求権も無いのです。

 では、何故日本は何のためにお金を払うのかというと、戦前は韓国を植民地にしたわけではないので、合弁したのであり、何も賠償金を払う必要がないのです。戦争に負けた人間が勝った人間に払うのを賠償金というのです。

 或いは払えない場合は、「領土を割譲します」ということです。日清戦争では、清が負けて台湾を日本がもらいました。莫大なお金も日本がもらったのです。

 負けたならば、払わなければいけないのですが、韓国と日本は戦争もしていないし、同じ国だったのです。何の保証をするのでしょう。「保障の名目では払えない」と、佐藤栄作がつっぱったのです。

 「無償であげる」ということにしたのです。この条約は保障にはなっていないのです。保障する必要がないのです。日本が韓国においてきた物は、鉄道・道路・1万校以上の学校・帝国大学・橋・工場・ダム及び何十万人居た日本人居留民の住宅です。全部置いてきたのです。それだけでも莫大な財産です。その他に払う物など何もないのです。ここで一旦は終わったのです。

 その時に「何故、払ったのか?」という事が問題なのです。結局、これは自民党が払ったのです。それが、佐藤栄作です。賠償金を払う名目はそうなっていないのですが、どのくらいの賠償金を払ったのかというと無償で3億ドル、金利の安い貸し付けで2億ドル、民間の投資で3億ドルです。合計8億ドルです。

 当時、1ドル360円の時ですから、莫大な金額であったのは、間違いありません。当然、この条約を結ぶと日本の政治家はバックがもらえたのです。誰からもらうのかというと、韓国政府からもらうのです。「ご苦労さんでした。やっと韓国もこれだけお金がもらえるようになりました。お世話になりました」と、日本の政治家にバックをするのです。

 たくさん払えば払うほど、政治家は儲かるのです。ところが、「何のためにお金を払うのですか?」と言われてしまいます。そうするためには「日本が悪いから」というのです。自民党は「日本がこんな悪いことをしたのだ! 植民地にしていたのですよ。従軍慰安婦もあったのです。強制労働もあったのです。日本軍が朝鮮で拷問をしていたのです。朝鮮人から全て取り上げたのだ」という話をして、国民に信じさせる必要があったのです。「こんな悪い事をしたのだから、韓国にお金をあげて勘弁してもらいましょう」という構図です。

 そのお金は多くなればなるほど政治家の懐に「ガバッ」と入るのです。これで味をしめたのです。「そうか、日本が悪い事をしましたと言えば、外国にお金があげられる」という事です。インドネシアのスカルノ大統領にもお金を払いました。

 日本は何も悪くないのです。でも「迷惑をかけました。従って賠償金を払います」「デビ夫人も差し上げます」と、莫大な金額をスカルノ大統領に払い政治家はバックをもらったのです。

 このような構図です。日本が悪くないと、自民党は金をあげられないのです。何故、日本がよいことをしたのにお金をあげるのでしょうか。悪いことをしたから償いとしてお金をあげるのです。そのような理屈で東南アジアの国々にお金を配ったのです。

 これは、北朝鮮についても同じです。日韓基本条約では、「朝鮮半島において唯一の国は韓国です」とうたっています。北朝鮮が黙るはずがありません。日本政府が「私達は韓国にお金を払いました」と言っても「何言っているのだ。俺達の国は違うよ」と言ってくるでしょう。

 それで、小泉元首相は、拉致被害者を北朝鮮から連れて帰ってくるのに、1兆円の約束を金正日としたのです。その前の金丸信は「6千億円払います」という約束をしたのです。金丸信は北朝鮮から金塊を30キロもらったのです。奴の金庫から30キロの金塊が発見されたのです。マージンで先にもらったのです。「金丸信さん、お願いします。6千億円ください」という約束です。

 おそらく、今回の安倍さんもうまくいって、1兆円か2兆円のお金を北朝鮮にあげることになるのです。何故、あげるのでしょう。日本は何も悪いことをしていません。日本と朝鮮は戦争をしていないのです。それどころか、膨大な設備投資をして育ててきたのに、何が悪いのでしょう。日本人が北朝鮮の人間を虐殺したのでしょうか。一人も虐待などしていません。

 何のためにお金を払うのですか?「戦争に負けたから」と日本政府が言うならば、都道府県にもお金を払わなければいけませんね。戦争を指導したのは日本国です。都道府県は踊らされてきたのです。都道府県が決定したわけではありません。中央政府が決定して戦争に行って戦争に負けたのは、中央政府の責任だから中央政府は都道府県にお金を配らなければいけません。韓国や北朝鮮は、当時の東京都と同じことです。そのような解釈になったならば、払う必要は全くないと分かります。

 おそらおくまた北朝鮮に莫大な金額が払われるのです。佐藤栄作の頃から「日本が悪い」と言えば金になったのです。「従軍慰安婦はいたのだ」「竹島はもめているのだ」「日本において朝鮮人はお可哀そう」「何故、お可哀そうなのか? それは、日本が苛めたからだ」と言うのです。

 朝鮮人など苛めていないのに、そのような構図ができてしまったのです。「朝鮮は植民地にされてお可哀そう」実際は植民地ではありません。「お可哀そう」「お可哀そう」「・・・」「だから、お金を払わなければいけない」そのようにして政治家が自分のポケットを増やしてきたのが戦後だと思うよ。

 これが今に至るまで「朝鮮人優遇」ということが、安倍さんに引き継がれているのです。これは、直さなければいけないと思います。





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朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5


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