とよなか男女共同参画推進センター・すてっぷ
館長コラム 2011年1月 から。

子どもたちの「安心」「自信」「自由」を守る取り組み
           中村 彰




先日、孫(近くに住む息子の二男)が通う幼稚園でCAPの研修があった。
息子の連れ合いから届いた携帯メールで知った。

CAP( Child Assault Prevention )とは、簡単に言ってしまえば、子ども自らが暴力から身を守る術を学ぶプログラムである。

「安心」「自信」「自由」の3つのキーワードをつかい、市民団体が保育園・幼稚園・小学校・中学校に出向いて実施する出前講座である。

生徒・児童・園児、保護者、教員が、それぞれ研修を受ける。

毎朝、登下校時にボランティアの人が、交通量が多い箇所で、子どもの交通安全に気配りしているとしよう。

「信号が赤だから待ちなさい」「信号が青になったから横断歩道をわたりなさい」と。

交通事故を防ぐ大切な取組だけれど、子どもがひとりの時に、安全に横断歩道を渡れるように指導することを忘れてはいけない。

最近、子どもが殺される悲しい出来事が多い。大抵は、ひとりの時に殺されている。いくら、危険なときに大人をよびなさいと、ホイッスルや携帯電話を持たせていても、近くに、危機を察知して助けに来れる大人がいるとは限らない。

近くにいる大人がすべて善人である保証はない。
助けるとは限らず、逆に危害を加えるかもしれない。
地域の大人が、子どもたちのSOSの合図を理解できなければ、善人も役に立たない。

子どもたちが機転を利かせて自ら身を守ることを学ぶことが大切だと理解していただけるだろう。

(携帯メールの内容)
昨日からCAP始まりました。
今日、なんちゃん(中村彰の友人、CAPのメンバー)にお会いしました。

幼稚園児にこういうことを教えなければならない時代は悲しいなと思いますが、とても大切なことを教えていただきました。

こういったプログラムを考えて広めていっている彼女たちを尊敬しました(^_^)。

と記されていた。

息子の長男も幼稚園時代に受けている。そのときは用事があり、彼女はCAP研修を受講していないので、今回はじめての体験だったそうだ。

私が住む地域では、公立幼稚園年長組、公立小学校中学年の2回、CAPを体験でき、最近では、デートDVを学ぶプログラムを公立中学校で実施する試みが芽生え、実践に向けた計画がねられている。

CAPは、子どもたちだけでなく、保護者や先生方も学習することになっている。私はもう一つ、地域の大人たちへの研修も必要だと考え、地元の公民館で、地域の住民に向けた講座を開いたことがある。子どもたちのSOSを保護者や先生方だけでなく、地域のみんなが理解しておく必要がある。

CAPをはじめとするさまざまな暴力防止事業は、とよなか男女共同参画推進センターすてっぷの取り組み課題のひとつと考えている。

*なんちゃん(南部裕子さん)からも、
「今日、お孫さんに会ったよ。すぐわかったよ、おじいさんそっくり。」
と連絡もらいました。
たぶん、近所で暮らす孫3人とも、なんちゃんにお世話になりました。
天国のなんちゃん、ありがとう😊

#CAP
#阿部真紀
#南部裕子
#なんちゃん
#原田まゆみ
#暴力を受けていい人はひとりもいない