面接者と見学者

昨日は、当院に就職希望の面接者と、就職を視野に入れた見学者、各1名が来ました。

 

当院は、常勤5名、パート4名の9人の職員、そして私で構成されています。その他に法律上で言えば、取締役2名の計11人で構成されています。今年1月から常勤全員が社会保険に加入し、基本的にはほぼ週休二日、週に約40時間の勤務となっています。でも社会的に見たら、至って普通ですね。何も変ではないと思います。なのに鍼灸単独で、こういった院は他にほとんど無いと思います。知る限り、京都では1軒もありません。

 

いろいろ話を聞いて、見学者さんは、自分の想像を超えていたと言われました。でもそれは望んでそうなったのではありません。いわば成り行きです。無理やり大きくしようとか、無理やり収益を上げようとか、そういうやり方だと必ずどこかに無理が生じます。当院が広告宣伝に一切投資をしないのは、患者さんをむりやり集めたくないからです。そんなところに高いお金を払って繁盛しても、宣伝しなくなったら患者さんが来ない、では、まさに砂上の楼閣。当院はそうではなくて、自然とこうなってしまった、、、というのが実際です。

 

しかし見学者さんに言ったのは、

 

「当院では当たり前の事を当たり前に行っているだけ」

 

ということです。

 

この「当たり前」がなかなか難しい。

 

うまくいかないところは、おそらく何が当たり前なのかわかってないのかも知れません。自分でこれでいいと思っていることが実はそうではなかったり、自分でこの程度でいいと思っていることが実は足りていなかったり。

 

勤務というのは、それを学ぶ場でもあります。そして当院のやり方が自分に合ってないという者がいます。それならそれでいいですが、では異なるやり方で効果を出し、実績を積み重ねていけるか、開業して自分の考え方で試したらいいです。でもそれがうまくいく可能性はどれくらいか、客観的に判断したら、そんな事怖くて出来ないでしょう。

 

医学知識や施鍼技術など、勉強すれば誰でも身につきます。そんな事でうまくいくなら、世の中の鍼灸院はすべてうまく行くでしょう。しかし現実はそうではない。

 

「食えていない鍼灸院がほとんどでは」と言うと見学者は驚いていました。「え、そんなに大変なのですか?」と。

 

食えるというのはどういう基準かと言えば、当院がお世話になっている公認会計士にこう言われました。

 

「男一人が働いて、奥さんと子供を養って、家が買えるレベル」

 

これが世間一般の「食えている」基準だそうです。

 

このブログは、同業者も沢山見ていると思いますが、

 

「当たり前を充足すること」

 

ただそれだけです。少し日常を見直してみられてはいかがでしょうか。

 

小手先の接客や、小手先の広告宣伝に走る前に、日常業務をを一から見つめ直してはいかがでしょうか。

 

とは言っても当院でも、まだまだ改善点は多々あります。勉強すべきことも果てしなく存在します。これからも前を向いて歩き続けます。

 

新スタッフが入ったら、皆様よろしくお願いいたします。