【栃木県立宇都宮高等学校】
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『大学受験ニュース』(ブログ版)
【栃木県立宇都宮高等学校】
栃木県立宇都宮高等学校
過去の名称 栃木中学校
栃木県第一中学校
栃木県中学校
栃木県立第一中学校
栃木県立宇都宮中学校
宇都宮高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 栃木県
設立年月日 1879年
共学・別学 全日制:男子のみ 、通信制:男女共学
課程 全日制・通信制
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
高校コード 09101E
所在地 〒320-0846
栃木県宇都宮市滝の原三丁目5番地70号
北緯36度32分28.4秒東経139度51分45.9秒
電話番号 028-633-1426
FAX番号 028-637-7550
外部リンク 公式サイト
■テンプレート/■ノート第9回(1989年)
高校生クイズ優勝栃木県立宇都宮高等学校(とちぎけんりつうつのみやこうとうがっこう)は、栃木県宇都宮市滝の原三丁目にある高等学校。
目次 [非表示]
1 概観
2 沿革
3 特色
3.1 滝の原精神
3.2 野球部の歴史
3.3 集団旅行の草分け
3.4 国の登録有形文化財「白亜館」
3.5 マラソン大会、第九演奏会
3.6 広大な敷地
4 著名な出身者
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
[編集] 概観
通称・略称は「宇高(うたか)」(旧制中学校時代は「宇中(うちゅう)」)。校地のある地名から「滝の原」とも呼ばれ、校訓「滝の原精神/主義」を体現すべく学生を「滝の原健児」と呼ぶことがある。
栃木県内の高等学校としては、1879年に旧制中学校の「栃木中学校」として創立以来の最古の歴史があり、地元政財界の有力者を輩出してきた。
[編集] 沿革
本校の沿革は以下のとおり[1][2]。
1879年 2月13日 - 栃木県師範学校付属予備学校を師範学校より分離、「栃木中学校」として都賀郡薗部村(現在の栃木市)に創立
1879年 10月13日 - 「栃木県第一中学校」と改称
1885年 4月26日 - 県庁の宇都宮移転にともない宇都宮町に移転
1885年 10月6日 - 「栃木県中学校」と改称
1893年 7月25日 - 河内郡姿川村滝の原(現在地)に新築校舎落成、移転
1899年 4月1日 - 「栃木県立第一中学校」と改称
1901年 5月17日 - 「栃木県立宇都宮中学校」と改称
1948年 4月1日 - 新制高等学校「宇都宮高等学校」に改称、現校章制定、通信教育(通信制)開設
1948年 11月1日 - 現校歌制定
1948年 11月3日 - 報恩館落成式
1951年 4月1日 - 「栃木県立宇都宮高等学校」と改称
1964年 10月23日 - 新校舎着工
1979年 5月25日 - 創立100周年記念式典挙行
1987年 3月31日 - 通信制管理特別棟・普通教室棟竣工
1988年 3月29日 - 旧本館(記念館)移動
1998年 7月23日 - 旧本館 国の有形文化財に登録
2003年 4月7日 - 文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール (SSH)」の指定を受ける
2006年 - スーパーサイエンスハイスクールの指定期間終了。終了後2年間は終了経過措置校。
[編集] 特色
[編集] 滝の原精神
「滝の原精神」(滝の原主義、滝の原イズムとも)は宇都宮高校の校訓であると考えてよいが、
生徒指標(後述)のように明文化されているわけではなく、脈々と受け継がれる校風、無形の伝統的な側面を持つ。
四つの生徒指標、「和敬信愛」「質実剛健」「自律自治」「進取究明」の実地的解釈問題と考えられる場合もあり、
生徒間で『「滝の原精神」とは何ぞや』が議論になることや、
校長や教諭がこの解釈を語る事もしばしばある。「聞かん坊精神」、「バンカラ気風」などに類似点を見つけることは出来るが、
容易には語り得ない独自の校風である。
[編集] 野球部の歴史
明治年間より野球部を擁する。1896年(明治29年)10月17日、栃木県宇都宮旧城内広場(現・宇都宮城址公園付近)で行われた水戸中学(現・水戸一高)と宇都宮中学の試合は、旧制中学野球部同士の最初の試合とされる[3]。また、宇都宮中学で英語講師を務めていた川上澄生(木版画家)が野球部副部長を務めていた1924年(大正13年)には、第10回夏季選手権大会(現在の全国高校野球選手権大会)に出場して栃木県代表として甲子園初勝利をあげ、ベスト8の成績を収めている。ただしそれ以降は現在まで甲子園に出場していない。なお、早稲田大学野球部は、1902年(明治35年)に創立初めての夏季練習を宇都宮中学校で行っている[4]。OBとして青井鉞男、君島一郎などがいる。
[編集] 集団旅行の草分け
1882年(明治15年)の栃木県第一中学校時代に、当時の生徒が教師引率のもとで東京上野で開かれた「第二回勧業博覧会」を見学した。この旅行は日本での学生・生徒の集団旅行の草分けともいわれており、現在まで続く修学旅行の起源の一つと言われている(詳細は修学旅行を参照)。
[編集] 国の登録有形文化財「白亜館」
1893年7月25日に栃木県尋常中学校本館として竣工し、1968年まで校舎として使用された「白亜館」は、1998年に「宇都宮高校旧本館」の名称で国の登録有形文化財に登録され、当校敷地内に現存する木造2階建、瓦葺の建築物[5]。
[編集] マラソン大会、第九演奏会
マラソン大会、第九演奏会の概要は以下のとおり[6]。
毎年11月にマラソン大会が行われる。本校をスタートし、日光線鶴田駅、姿川地区、鹿沼市上石川地区を周回して鶴田駅に戻り本校をゴールとする、総延長17.3kmのコースを全校生徒が一斉に走る。文武両道、質実剛健を指標とする本校を代表する学校行事の一つ。
毎年12月に宇都宮女子高との共催でベートーベンの第九をメインとする演奏会が行われる。両校の管弦楽部および合唱部が中心となり、両校の第2学年の音楽受講者が授業の一環として合唱に加わる。演奏は第九第4楽章のみ、オリジナルのドイツ語で歌われる。
[編集] 広大な敷地
所在する滝の原は移転当時は原野と雑木林であり、敷地の一角を国鉄日光線が横断していた。軌道付設当時は特にフェンスなどで囲まれていたわけでもなく、敷地内は軌道を横断して行き来することができた。後年、安全面からフェンスで防護され、現第1グランドと第2グランドの間は一度敷地を出た上で栃木街道の高架を利用して移動する形となった。
[編集] 著名な出身者
卒業生
伊藤国雄-プロ野球選手
青井鉞男 - 本校卒業後、第一高等学校に進学、野球部投手として米国チームと横浜で対戦、大勝利する。その後、横浜商業学校(Y校)でコーチを務めるなどして1959年度に野球殿堂入りした[7]。
天谷雅行 - 慶應義塾大学医学部皮膚科教授
安藤輝三 - 二・二六事件決起将校、陸軍士官学校卒
枝野幸男 - 衆議院議員、民主党、元民主党政調会長、東北大学法学部卒
梶克之 - 栃木県議会議員、元県議会議長(第91代)
梶並伸博 - 株式会社ベクター代表取締役社長、東京工業大学工学部社会工学科卒
加藤武男 - 三菱銀行頭取、慶應義塾大学理財科卒
樺山資英 - 内閣書記官長、貴族院議員。国際電話社長。 / 府立一中から転校(明治19年)、コロンビア大学・エール大学法学部卒・法博
亀山郁夫 - ロシア文学者、東京外国語大学学長
君島一郎 - 日本銀行門司支店長を経て朝鮮銀行副総裁。第一高等学校で二塁手。野球部出身。
黒川信重 - 数学者
倉本裕基 - 作曲家、ピアニスト
斉藤一也 - テレビ東京アナウンサー、東京大学経済学部卒
佐藤幸夫 - 代々木ゼミナール世界史講師
塩田薫範 - 公正取引委員会事務総長、商工組合中央金庫副理事長、元大蔵官僚、1966年東京大学法学部卒
島桂次 - 第15代NHK会長、東北大学文学部卒
篠原倫太郎 - 弁護士、東京大学法学部卒
タイロン橋本 - ミュージシャン
立松和平 - 作家、早稲田大学政経学部卒
手塚富雄 - 哲学者、ドイツ文学者、文化功労者、東京帝国大学文学部卒
戸叶武 - 参議院議員、日本社会党、戸叶里子は妻、早稲田大学政治経済学部卒
中村彰彦 - 作家、直木賞受賞、東北大学文学部卒
西川公也 - 衆議院議員、自民党、自民党農林水産物貿易調査会事務局長、東京農工大学大学院修了
楡木満生 - 臨床心理学者
ピーター D. ピーダーセン - 株式会社イースクエア代表取締役社長、1984年から1年間、本校に留学
平山健太郎 - ジャーナリスト・元NHK解説委員、ボーン・上田記念国際記者賞受賞者、東京大学法学部卒
藤原繁 - 教育者、国士舘専門学校卒
船田元 - 衆議院議員、自民党、元経済企画庁長官、学校法人船田教育会理事長兼作新学院学院長、慶應義塾大学経済学部卒
星野雄一 - 自治医科大学整形外科教授
簗瀬進 - 参議院議員、参議院懲罰委員長、民主党、東北大学法学部卒
宮島清次郎 - 日清紡会長 / 東京帝国大学法科大学卒業
村上一郎 - 文芸評論家
両角良彦 - 通商産業事務次官 / のち府立六中に転校、東京帝国大学法学部卒
安井英二 - 大阪府知事 / のち松山中学へ、東京大学法学部卒
横川信夫 - 栃木県知事(1959~74)、東京帝国大学農学部卒
横嶋良 - アルペンスキーヤー、ラリードライバー
教師
川上澄生 - 版画家
[編集] 脚注
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^ 栃木県立宇都宮高等学校の歴史
^ 栃木県立宇都宮高等学校長の挨拶
^ 試合結果は、水戸中学が宇都宮中学に大量点差で勝利した。得点は不詳だが31対15とも32対18とも言われる。「栃木県高等学校野球六十年史(1980年)、栃木県高等学校野球連盟編」、「真説日本野球史 明治編、大和球士著、ベースボールマガジン社出版、1977年」などを参照のこと。
^ 早稲田大学野球部 歴史
^ 栃木県立宇都宮高等学校旧本館 白亜館
^ 栃木県立宇都宮高等学校 学校行事
^ 野球殿堂 殿堂者詳細情報 青井鉞男(あおいよきお)
[編集] 関連項目
栃木県高等学校一覧
学校記事一覧
旧制中学校
ナンバースクール
[編集] 外部リンク
栃木県立宇都宮高等学校公式ページ
栃木県立宇都宮高等学校陸上競技部ホームページ
栃木県立 宇都宮高校 同窓会 東京支部 HP
栃木県立宇都宮高等学校クイズ研究同好会ホームページ
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%83%E6%9C%A8%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%AE%87%E9%83%BD%E5%AE%AE%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1
" より作成
カテゴリ: 学校記事 | 栃木県の公立高等学校 | 栃木県の通信制高等学校 | 宇都宮市 | 登録有形文化財
最終更新 2008年11月16日 (日) 00:08
合格状況
現卒合計 ( )内卒業生
【主な大学】 【平成17年度】 【平成18年度】 【平成19年度】 【平成20年度】
北海道大 4(1) 5(1) 4(2) 7(4)
東北大 42(5) 33(4) 35(8) 30(5)
茨城大 4(0) 2(0) 7(1) 3(0)
筑波大 11(1) 14(2) 10(0) 6(2)
宇都宮大 9(2) 11(0) 5(2) 6(0)
群馬大 3(1) 5(2) 2(0) 1(0)
埼玉大 4(1) 11(2) 5(0) 4(1)
千葉大 20(6) 19(1) 11(1) 17(2)
東京大 21(5) 28(6) 24(7) 29(10)
東京学芸大 3(3) 3(1) 2(0) 3(1)
東工大 4(0) 0(0) 4(0) 5(2)
一橋大 2(0) 3(0) 3(3) 4(2)
東京農工大 5(2) 1(0) 2(0) 6(0)
横浜国立大 9(1) 13(2) 9(3) 8(4)
新潟大 12(1) 7(3) 13(2) 9(1)
名古屋大 1(0) 1(0) 1(0) 0(0)
京都大 0(0) 2(1) 3(1) 2(1)
大阪大 1(0) 0(0) 0(0) 2(1)
自治医科大 0(0) 1(0) 1(1) 2(1)
青山学院大 13(1) 9(5) 13(1) 18(9)
学習院大 4(2) 2(1) 3(1) 3(1)
慶応義塾大 40(12) 38(11) 56(17) 64(22)
上智大 8(4) 7(6) 8(4) 11(4)
東京理科大 48(3) 59(22) 80(32) 82(18)
日本大 26(13) 19(5) 18(8) 20(10)
法政大 17(5) 11(0) 20(6) 22(8)
明治大 34(11) 41(18) 35(17) 43(19)
立教大 12(1) 19(8) 19(7) 15(10)
早稲田大 65(14) 64(20) 60(18) 74(28)
神奈川大 2(0) 5(3) 5(4) 0(0)
同志社大 4(1) 2(2) 3(2) 1(0)
立命館大 5(1) 5(1) 5(4) 8(2)
[ 大学別就職者数】
出典: 光文社 「時間と学費をムダにしない大学選び」2009年度版
P258
【新日鉄】【日立】 【東芝】 【富士通】【シャープ】【ソニー】【トヨタ】【キャノン】
東京大学 13 41 34 24 8 22 28 23
京都大学 12 25 18 13 14 13 39 12
名古屋大学 8 26 20 18 4 4 57 16
大阪大学 12 36 36 30 36 14 39 16
九州大学 7 34 26 22 3 7 36 12
早稲田大学 14 69 45 44 17 40 58 56
慶應義塾大学12 33 29 27 16 45 46 65
上智大学 1 21 6 4 3 7 10 15
明治大学 1 21 10 14 6 3 9 24
中央大学 1 17 4 10 9 8 11 35
青山学院大学 1 16 13 11 5 8 8 12
立教大学 7 6 5 3 5
法政大学 1 12 8 15 4 7 7 19
東洋大学 1 1 1
駒澤大学 2 1 1
学習院大学 1 3 2 2 2 1
成蹊大学 2 2 7 4 1
成城大学 1
武蔵大学
玉川大学
大東文化大学
東海大学 2
東京理科大学27
芝浦工業大学 3
東京電機大学 4
武蔵工業大学 2
日本女子大学
東京女子大学
津田塾大学
神奈川大学
金沢工業大学
南山大学
愛知大学
中京大学
名城大学
同志社大学 4
立命館大学 16
関西大学 2
関西学院大学 1
京都産業大学
龍谷大学
京都女子大学
同志社大学
大阪工業大学
近畿大学
摂南大学
甲南大学
武庫川女子大学