股関節痛12~肥満回避~糖質制限と筋肉トレーニング

糖質制限をしながらタンパク中心の生活をして、筋肉をつけるためウエイトトレーニングなどの負荷の高い運動負荷をすれば筋トレの負荷による筋肥大のニーズからタンパクは筋肉合成に使われることになります。こうなると糖に変換されるべきタンパクも減り糖をメインの栄養素にしている脳はうまく働かなくなります。

数十年前に某国立大出身の伝説の世界レベルの日本人ボディビルダーが糖を極限まで摂取せず結果として「低血糖」で死亡する事件がおこりました。これはまさにタンパクの糖への変換がうまくいかずに糖の枯渇によっておこった悲しい出来事です。2022年にも同じようなことが起こります。彼はプロレスラー兼ボディビルダーです。死亡事件が起こる数日前に女性タレントとのコラボの動画で質問に答える際に足元がふらつく場面があります。「低血糖」で脳血流・脳機能の低下の可能性がある動画といえます。

世の中プロテインブームで忙しい方が1食をプロテインで代替することが多いようです。「低血糖」で死亡するようなことが起こらなくても脳の機能はその方が本来持っている機能より低下していることは容易に予想できます。プロテインダイエットをされている方で「体がだるい」「腰痛・肩こりがある」「怒りっぽくなった」「つまずきやすい」「足を家具によくぶつける」などの自覚症状がある場合は血糖低下による脳機能低下の可能性あり要注意といえます。あくまで太りにくい体質にすることは数十年単位の長期戦が前提のことで短期的なものに惑わされないことが必要です。