テレビドラマ「細うで繁盛期」を書いた放送作家で演出家の花登筺(はなとこばこ)さんが生きていたら、今回の“船場吉兆”事件をドラマ化していただき、是非とも観てみたい。経営陣が辞任するのにそれでも一人残る湯木幸子取締役のキャラは最高だ。このドラマは和泉元彌の和泉家の皆さんで演じて欲しい。もちろん湯木佐知子役は、セッチーこと母・和泉節子さん。謝罪会見で、記者の質問に答える息子にうつむき加減で耳打ちする(声は全部マイクが拾っていた)湯木佐知子取締役はまるでドラマだ。声だけ張り上げても泣きマネ(涙が出てない)がモロわかりのシーンは演技指導はいらない。

和泉家は狂言からしばし離れて、“船場吉兆”事件をテーマにした「のれんの涙」くらいの連続ドラマをやることが和泉家の復興にもつながる。

それにしても、あのオカンが役員で残る限り“船場吉兆”は“もう 終わりだね~♪”(小田和正風に)。

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自由国民社と出版事業で提携し、新語・流行語大賞のオフィシャルスポンサーのユーキャンの「新語・流行語大賞」の発表について、あちこちでツッコミが入っている。

元『現代用語の基礎知識』編集長に聞いた話だと、大賞の最終先行の絶対条件は、授賞式の当日に会場に受賞者が足を運べるかということだそうです(事前に出欠確認をとっているらしい)。

だから政治家関係は負の流行語なので絶対に来ない。「KY(空気が読めない)」「産む機械」「事務所費ナントカ還元水」「しょうがないお友達内閣」「背水の陣内閣」「共生」「マダム・スシ」「身体検査」「姫の虎退治」「(消えた)年金」など絶対に選ばれません。そんなところにのこのこと面を晒す政治家はおバカさんです。

『現代用語基礎知識』も、廃刊になってしまった『イミダス』や『知恵蔵』と同様に近年売上が激減している。しかし、年末恒例の「新語・流行語大賞」のPR価値があるため、オフィシャルスポンサーのユーキャンが、『現代用語基礎知識』の生命維持装置的な役割を果たしている。

年末恒例といえば、12月12日の「漢字の日」に京都・清水寺にて発表する行事「今年の漢字」も同様だ。財団法人日本漢字能力検定協会がその年をイメージする漢字一字の公募を全国より行い、最も応募数の多かった漢字一字を、その年の世相を表す漢字として発表する。

これらのイベントは、大手広告代理店が仕掛けた年末恒例行事として定着している。あくまで商業ベースが基本である。したがって、我々の感覚と違うなんていちいち目くじらを立てても仕方がない。オフィシャルスポンサーにとってそんなの関係ない。

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