たいへん気に入ったので、私が読者になっている須田 伸さんのブログ(http://ameblo.jp/fushigi/ )からご紹介します。


荒川選手の技「イナバウアー」は、一躍有名になりました。

確かに美しい技ですが、それ以上に「点数に反映されないのにもかかわらず、荒川選手はあえてこだわって演目に入れた」というストーリーが強かった。

ですが年末に選ばれる流行語に入るでしょうか?

ビジネスマンが職場で「これが私のイナバウアー」と言うようになれば十分ありうると思います。

「私のイナバウアー」とは何か?

それは、例えば上司に、「それは君の本来の業務じゃないのではないか?」と指摘された部下が「はい、確かにそうですが、これは私のイナバウアーなのです。業績として評価していただがなくて結構ですから、私はあえてやらせていただきます」といったやりとりのことです。
「勘違いイナバウアー」が頻出すれば、十分流行語もありうるかなと感じています。
自分の周りで出てくると頭が痛いのですが・・・・。


さて、私の仕事自体すべてがイナバウアーでした。

アハハハハ・・・・・・。

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最近、作家の先生方からiモードの公式サイトをつくって欲しいという申し出が相次いだ。そうカンタンにはいかない理由を、企画内容や審査以外のことで、公式サイトを3つ立ち上げた経験から話してみたい。

私の関わり方は、コンテンツホルダーを著者として、著者側にたって(代理人)、配信会社(CP)と共同でNTTドコモにサービス提供を行なうというリスクの少ない立場。したがって、報酬もそれなりといこと。

例えば、ひとつの iモードの公式サイトで1人1ヶ月300円の公式サイトを持った場合です。

【ロイヤリティーの分配構成の例】

NTTドコモ                9%    27円

■配信会社(CP)+今ホルダー    91%   273円

《 合計 》 300円


ところが、NTTドコモ以外の91%を関係した人たちでシェアするため、組み方によって受け取るお金が違ってくる。以下が、一般的な場合である。91%の内訳は、


NTTドコモ以外のロイヤリティーの分配構成の例】

■配信会社(NTTドコモとの交渉窓口、サーバー管理)  50% (165.5円)   

■コンテンツ制作会社(デザイン等)             15%  (40.95円)

■企画会社(著作権者との交渉)                5%  (13.65円)

■著者(著作権者)              30%  (81.9円)

《 合計 》 (273.0円)


このビジネスは、読者が1万になら、1ヶ月に300万円の売り上げがある。著者には、81万9000円の著作権使用料がはいる。本一冊出版したくらいの印税が毎月入る。いい話だ。さて、これからがいちばん考えなくてはならないこと。


【著者の勘違い】

上の場合は、著者1人だけの公式サイトの場合だ。細木数子さんやタレントのサイトだ。これが、コンテンツ配信会社や、企業などのサイトになると、サイトは書店と同じで、複数のコンテンツが並び複数の著作権者が関係する。したがって、著者の儲けは、全体の売り上げから自分の読者数をシェアしたものになる。


【例】 iモードの公式サイト<バーチャルブック書店 @300円で読者10000人>の場合

(※ コンテンツは紙の書籍をデジタル化した電子書籍)

    A書籍 3000人の読者  245,700円

    B書籍 2000人の読者  163,800円

    C書籍 5000人の読者  409,500円

    D書籍 1000人の読者   81,900円

    E書籍 4000人の読者  327,600円

となる。まずiモードの公式サイトはスタート時点のコンテンツ数が最低200タイトルといわれている。上記の例で示したようなわずか5冊とかはありえないではない。C書籍を書いた著者のC先生も月1万円支払は無理である。そして、1万人の会員の集客はカンタンでなない。著者もピンで立てるリッチコンテンツの人であれば、○○書店みたいなところでその他大勢の作家と組む必要がない。


【企業側の勘違い】

iモードの公式サイトで儲かっている会社は、何十本もの公式サイトをやっている。このビジネスは、NTTドコモもそうであるが、ある一定の量がないと儲からない。したがって、一般の企業は儲けよりマーケティング、PR、プロモーションに活用してるのが現状。

まずいのは、コンテンツプロバイダー(CP)と出版社が1対1で組んだ場合である。一見よさそうであるが、CPはコンテンツの完成品しか受け取らない。したがって、出版社は権利処理、コンテンツのデジタル化、編集・校正などの費用をすべて持つことになる。そこで売るための電子本でいえば、制作費は1冊最低でも5万円はかかる。それ以外に、CP側がサーバー代や特別なアプリを開発するなどすれば開発の初期費用アドナンス料と毎月運営費をとられる。ところが、CPはとりあえずリスクをもたないままジョイント・ベンチャーができる。相手が有名な会社であれば信用も得られる。


【軌道に乗ってからの心配事】

最後に、いちばんの落とし穴は、このビジネスは、最後は著作権者にかかっているということだ。1月に数千万円の売り上げをあげるようになると、著作権者とそれ以外の関係者の力関係は逆転する。「ロイヤリティーの%を上げないなら他でやります」といえば、従わざるを得えない。なぜなら、どこの会社も何十本の公式サイトをやっていてもボロ儲けは1本だけ。あとは、地道にひとつひとつ黒字にしている。読者が集まらない赤字サイトは、赤字の穴埋めを、出版社などのコンテンツホルダー側から、サーバー代やソフト開発費を取って穴埋めしている。

そんなに上手い話はないとういうことが、結論です。


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今週はハードな商談が続いて、久しぶりに疲れてお昼近くまで寝ていた。電話の音で目が覚めた。「はい○○です」「○○、山田だけど・・・」。弱弱しい声の山田君だった。彼は大手出版社の文庫出版部の編集長で、そこの会社で私と同期入社の友人であった。

今月に入って携帯に電話しても音信不通で変だなと思っていたが、1ヶ月近く腹膜炎で入院しているという。先日、手術が終わりようやく電話が出来るようになり、公衆電話でかけてきた。

私は山田君の会社に毎週1回は顔を出し、一昨日は上司にも会っているのに誰も教えてくれなかった。個人情報保護なのか、他人事は無関心になってしまったのか。山田君と私の関係を知っている後輩や女性社員も誰一人教えてくれなかった。

25年間会社生活を送ってくると、同期入社で亡くなった人、療養中の人、入院中の人、そして私のように身体に傷跡を残した人とまさに企業戦士という名前がふさわしくなる。私が胆嚢の摘出手術で8年前に1ヶ月入院したとき、見舞いに来た同期の仲間に、「退院したらみんなでモツ鍋を食べに行こう!」と約束したことがあった。

私の友人は、心臓、胃、小腸、肝臓などの手術をしている。モツ鍋を囲みながらみんなで失った臓モツにお詫びしたいと思った。

私の戦友は、みな身体に切り傷がある。決して風俗などにはいかない。なぜならお姉さんが傷跡を見つけて聞かれると、つい説明してしまいあっという間に時間が経ってしまう。真面目一筋に戦って、ああ、私は自分の胆嚢と何を引き換えに得たのだろうか。明日は、山田君のお見舞いに行こう。


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素朴な疑問として、松下幸之助さんはどんな本を読んでいたのだろうと思ったことがあった。渡部昇一先生の練馬区関町のご自宅におじゃましたとき、渡部先生に尋ねたら教えてくださった。

答えは講談本でした。正確には講談速記本。明治・大正期の寄席の時代、落語・浪曲・漫才とともに、講談も庶民の楽しみであり、講談師の流れるような口調から、寄席に集う人々は、真田十勇士や岩見重太郎などの英雄・豪傑・侠客の活躍の様を想像し、胸踊らせた。その毎回の講演を、速記者が書写し、それに手を加えて出版したものが「講談速記本」と言われるものである。

この出版方法を取り入れたのが野間清治さん。

野間さんは、大日本雄弁会講談社という出版社を創設した。現在の講談社である

私はそのことを知ってから野間清治著の『栄ゆく道』『世間雑話』『処世の道』の3冊を古本屋めぐりして手に入れた。読んでいるうちにアイデアが閃いた。

放送番組には放送作家、落語には落語作家、両方とも話すための台本がある。1冊の本を1時間で話すための台本に書き上げて、それを作家以外の人が講演会やセミナーで話したらどうだろう。講談速記本の作られる逆をやるわけだ。実は、今、密かに準備中。



会社を設立して、自分に出来ること、お金になることはすべてやったというくらいあちこちに手を出し、経営破たんの恐怖を感じながら、地面すれすれの低空飛行を3年間続けてきた。先日の役員会で、代表取締役、出資会社の役員から多くの叱責をいただいた。「君たちは業界の便利屋か、・・・」などといわれっぱなしだった。いつしか、叱責の言葉が、私の耳から潮騒のように遠ざかり、代わって「時の過ぎ行くままに・・・♪」という沢田研二のバラードが、私の頭の海馬のあたりで聞こえてきて、役員たちの追及を遮ってくれた。1時間足らずの拘置所の取調べのような重苦しさを我慢すれば、あと3ヶ月まで彼らに会うことはない。

逃げ出すことはカンタンだ。辞めればいい。しかし、今は理由あって辞められない。

2、3日は、やり場のない怒りを鎮めるために無口になった。そして、昨日、自分をようやく取り戻した。

新宿のバックストリートを歩いていたとき、天の声が聞こえた。

「組織を意識しなさい!」

2人だけの会社で、「組織」を意識することなんてナンセンスだと思っていた。しかし、「組織」を意識した瞬間にすべての怒りと焦り、そして失望が消えた。

私は個人事業者を目指したのではなかったのだ。

たとえ2人のときからでも組織を意識し、努力しなければ会社は大きくならない。今やらなくてはいけないことは、私がいなくなっても継続する仕事、存続する会社をつくることだった。


【四六判】の一般書籍で、定価1000円、初版5000部の印税(10%)の計算式は以下の通りである。

《印税計算式》 1000円×5000部×0.1=50万円


【新書判】で、定価500円、初版10000部の印税(10%)の計算式は以下の通りである。

《印税計算式》  500円×10000部×0.1=50万円


著者にとっては、書籍一冊分の原稿量(400字原稿用紙200枚)と印税は変わらない。

出版社にとっては、制作原価と印税支払い金額はあまり変わらない。変わるのは、2倍の初版部数を販売する手間である。書籍の大小に関わらず流通コストと返品コストは1冊は1冊である。新書の発刊は、薄利多売である。

さて、読者にとってはどうだろう。もともと書籍は嗜好品であるから、内容がよければ高かろうが安かろうが欲しければ買う。四六判をそのまま小さくする文庫本の場合は、確かに同じ内容なら読者にとってのメリットはある。

新書が苦戦する理由は、発刊後の販売費用が見えない(見ようとしない)ために、結果に原価の高い商品になってしまう。

新書本を成功させるためには、例えば、原稿料を半分の100枚で著者に執筆をお願いし、編集者が、原稿に手を入れて1.5倍の150枚に原稿を膨らます。原稿の執筆量が半分だから印税は、初版6%、重版以降は8%、10万部以上になれば10%といった、成功報酬スライド方式で行けばよい。

出版社の大きな間違いは、本のイメージが、ページ数は224ページなくては本ではないということだ。そのために、著者も書くことがなくても無理して原稿用紙を200枚まで書く。ベトナム料理店「アオザイ」の春巻きの皮を見て、新書の作り方が閃いた


iPodに勝つ秘策!

テーマ:

人の消費行動は思い込みである。

日本でのシェアが60%という圧倒的な市場を支配したiPod

この独走をストップさせる秘策がトイレで閃いた。

この携帯端末に勝てる相手は、携帯端末ではなくて携帯電話である。

方法は簡単である。

携帯電話の音声をイヤホンではなくて、ブルートゥースのようなワイヤレスイヤホンで聴くことができて、携帯電話のSDカードの出し入れがカンタンにできるようになれば必ず勝てる。

人は、携帯電話にイヤホンを付けて会話することを嫌う。イヤホンを使わなくても会話が可能だからだ。イヤホンの線が邪魔。

人は、iPodのイヤホンは聴くためには当然必要だと思っているから、だからイヤホンの線を邪魔だとは思わない。また、SDカードが出し入れしやすいのは、出し入れを想定して製作しているからだ。

デジタルコンテンツの容量は、携帯電話もiPodも変わらない。

携帯電話とiPodを両方持っている人たちは、ひとつになればそれに越したことはない。

携帯電話はiPodになれても、iPodは携帯電話にはなれない。

ワイヤレスイヤホンを早く開発したメーカーが音コンテンツビジネスの覇者となる。


一物一価の恩恵!

テーマ:

『「再販制度」崩壊のカウントダウンが始まった!』の反響!

【紫麻乃さんのコメント】

きましたねー。
どれくらいの著者が生き残れるでしょうか。

あと、新聞の再販がいつまで持つでしょうか。

おもしろい時代です。

ワクワク。(興味本位ではなくて、ですよ。当事者として)

【私のコメント】

きましたよー。

著者もそうですが、再販制度が崩れると書籍の一物一価が同時に崩れます。

一ヶ月に70点近く新刊本を出している大手出版社でも経理社員は、5名です。

これはまさに1物一価のお陰です。

お客さんによって値段を変えたり、取引条件を変えるようになったら、各社とも現在の人員では経理処理が不可能です。

出版社の経理処理を専門に請け負うビジネスが成り立ちそうです。

もう20年近く前に、スリップ(売り上げカード)の枚数を数える野村コンピューターシステムという会社が登場し、大手出版社は売り上げ集計の仕事を外注したものです。

ビジネスチャンスは、誰の手に!

【アマゾン、今春から直接仕入れで委託販売・迅速に配達】


書籍ネット通信販売最大手のアマゾンジャパン(東京・渋谷)は今春、出版社やCD、スポーツ用品メーカーなどを対象に、直接仕入れによる委託販売の受け付けを始める。書籍は現在も委託販売の形をとるが、新サービスは取次会社や卸を介さず、出版社などから直接アマゾンの倉庫に商品を預かる。アマゾンにとって利益率が高いほか、専門書など品ぞろえの拡充、迅速な配達にもつながるとみている。名称は「アマゾンe託販売サービス」。書籍やCD、スポーツ用品など1冊、1個単位からサイト上でメーカーなどの登録を受け付ける。売れればアマゾンが一定額を手数料として受け取り、所定期間内に売れなければ返品する。 (『日本経済新聞』朝刊2006年2月15日)


上記のような記事があった。千葉県市川市にアマゾンが巨大な流通センターを建設中ということは知っていた。また、すでに出版社との直仕入れを始めていることも関係者から聞いていた。再販制度を尊重してかろうじて書籍の値引き販売はやっていないが、今後、送料の無料化や、迅速配達を実施した場合、定価のまま十分値引き効果は発揮できそうである。今回の動きが蟻の一穴となる可能性は十分ある。

下記のセンテンスは、『脳と仮想』茂木健一郎著(新潮社)の中にある文字と音声の関係を綴ったものだ。この文章は、私がやろうとしている「作家のライブ活動」の意味を的確に表現している。現在、私がイメージする作家のライブ活動を完璧に行なっている作家は、田坂広志氏だ。1冊の本の中身を90分で語る。この素晴らしさは聴いた人にしかわからない。病みつきになってしまう。


《小林秀雄その人との出会い》

プラトンは、「書き言葉は話し言葉に劣る」と考えた。話し言葉には独特の力がある。生々しい臨場感のある肉声を通して初めて伝わってくる、小林秀雄の魂のようなもの、もっと隠当な言い方をすれば人となりのようなものが確かにあるように思えた。


《仮想の系譜》

小林秀雄の講演が音声として残っているおかげで、私たちは、小林の声の生々しいクオリアに接することができる。同じことをテクストで読むのとは全く異なる志向性を立ち上げることができる。もし情報というものが文字で表現しても音声で表現しても同じものだとすれば、クオリアは情報を超えている。