天皇家の皇位継承問題が最近話題になっていますが、「家」を絶やさないという問題は何も天皇家だけの話ではない。いま、日本社会は人口減少の影響ではなく、バブルのツケで銀行が合併したり、メーカーが合併したり、野球の球団まで合併している。ふと思ったのは、今後、少子高齢化が進むにつれてわれわれの家庭までが合併が始まる可能性が出てきたということだ。私の家の息子は一人っ子である。近年、一人っ子が多くなった。一人っ子同士が結婚したらどちらかの両親の家系は絶えることになる。男性の姓を名乗るか、女性の姓を名乗るかの問題は、まるで男系とか女系の天皇家になる問題と似ている。血縁が途絶えることについて、人は直面した場合どうなるのだろう。1+1が1になる縮小均衡の時代がもうそこまで来ている。せめて自分の血統書的な家系図を残しておきたいという遺伝子の叫びが聞こえてくる。
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以下の文章は、年末の忘年会の二次会で嫌だと断ったのに無理やり連れて行かれた池袋のキャバクラのキャバ嬢からのメールだ。「おはようございますo(^-^)o最近のむ機会が多いけど、体きおつけてね!今日からサンタのカッコなの(>_<)ミニスカだから嫌になるよ(;_;)」といった感じで、いつもメールをくれる。どこの店もだいたいくれる。内容はともかく昨日の今日にメールが入るとニヤッ!と目が細くなるのは私だけだろうか。携帯メールは、最近のキャバ嬢たちのビジネス作法のようだ。ここからまじめなお話し。私の社会人一年目の頃のことを思い出す。お得意様にお伺いした日は、どんなことがあっても礼状ハガキを書いてその日のうちに投函したものだ。「・・・貴重なお時間をご割愛いただき、誠にありがとうございました。・・・」ってな具合の定型文だった。当時はなれないペン字だった。次にお得意さんに会ったとき丁寧なハガキをありがとうと言われるなど、お得意さんの印象付けに1枚のハガキは確かに役立った。今なら名刺交換の際に、「ブログやってます!」と「エビスあります!」みたいにアドレスを入れた名刺を配ればビジネスが楽しくなるのではと昨夜のパーティーでふと思った。名刺交換の時間は短い、その人や仕事、会社まで聞き出せないし覚えていられない。しかし、昨夜の名刺を整理しながらその人のブログをみることで、より親近感が生まれ、その人の仕事を理解できるということを今朝気づきました。ビジネスの香りがしませんか。
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最近、男性と比較して女性特有の強さがあることを感じています。私がプロデューサをしてます民放ラジオの番組に2年間で100名以上の著名人を各界からゲストにお迎えし、個人のプロジェクトXみたいなお話を伺ってきたのですが、半数のゲストの女性8割が、「挫折を感じたことはありますか?」という質問に「ない」と答えられました。男性の6割は「ある」と答えられました。女性は、歴史的に幼い頃から性差別を受けてきたため、男性のように組織に生きることを目指さないで生きるしかないような社会の空気がありました。昇進、昇格に一喜一憂し、精神的に崩れていくのは、大半が男性です。2007年には、団塊世代の男性が大量に引退し、この「挫折病」にかかってしまうことが予想されます。これからの時代は、いろいろな面でリスクに強い人間が世の中を動かしていくことになります。女性の時代といわれるのは、外見だけではありません。苦しいこと辛いことはたくさんあったが、それは挫折ではありません、と「キッパリ!」と言い切る女性社長の姿に強さを感じました。


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イラストのフォトサービス業は、その後、カタログ販売で一気に伸びました。今までイラストレーターになんか高くて頼めないと思っていた中小企業の広報や宣伝の担当者が、わずか3万円前後で活用が可能になり飛びついた。しかし、いいときは長くは続かなかった。インターネットの出現でカタログは売れ残り、それどころかスキャナーによる著作権侵害でみるみる経営は悪化し、せっかく進出した東京事務所を閉鎖。社員も解雇し、カタログの制作費などで1億円近い負債を抱えてしまった。もうダメかと思ったとき、また、二人は京都の夜を共にしていた。何か新しいビジネスはないかと考えなからお酒を飲んでいた。割り箸の入っていた紙の袋、お店の名前が書かれたマッチ箱を手の中で転がしながら遊んでいたとき閃いた! この文字はイラストだね! 墨文字で書かれた芸術的な店の名前は、まさにロゴであった。彼の行動は早かった。sho.comなど書に関連したアドレスをすぐに押さえた。そして書道塾を開いて細々と食べていた前衛書道家(?)たちにDMを出し、束ねました。そして「書」のビジネスを立ち上げた。最初の仕事は、飲食店やスパーの広告チラシの宣伝コピーの文字に注文がきました。その後、「書」のカタログをつくり最近では表札ドットコムで、一枚の表札板を数万円に変える商品となりました。サントリーのウイスキー山崎のラベルと同じ書体であなたの新築の家の玄関を飾ることも夢でなくなった。
フォトライブラリーと同じようにイラストライブラリーを事業とする京都にある会社の社長と私は20年来の友人だ。彼が会社を設立したとき、たくさんのイラストが一度に必要だった。そのとき、ちょうど師走の12月だった。相談を受けた私は、彼に「イラストレーターの大忘年会」を提案した。もちろん参加費はタダ、飲み放題、食い放題。そして年の瀬に4LDKのマンションに60名近い関西近県のイラストレーターが集まった。専門雑誌やカタログで住所を調べ、案内状を出しまくったからだ。私の予想は当たった。孤独な作業のイラストレーターたちは人に飢えていた。イラストレーター同士は面識がなくても作品をそれぞれ知っていて、すぐに打ち解けた。時計が夜中の12時を指し、みんな酔いが完全にまわった頃、ひとりの男が叫んだ。「皆さん、皆さんの作品を私に預からせてください。皆さんの権利を守り、預かったイラストでお金を儲けてお返しします!」すると、あちらこちらから「頼みます!」「お願いします!」という歓声があがった。年明けから年賀状ではなくイラストレーターの作品の小包がたくさん届いた。(つづく)
日本初の「編集者のためのブログ」セミナーを昨年の12月8日、東京ドームを眼下に見下ろす水道橋にある「伊藤塾」の8Fで開催しました。以下は、その日セミナーの講師であった作家の山川健一さんが、彼のブログ、「イージーゴーイング」で紹介している内容です。

2004-12-09 13:31:20 テーマ:スケッチ
 昨日なにを話したのか、というメールが多かったので、コーヒーを飲みながらメモを書いてみました。簡単だけど、こんな話をしたんだよね。

○今のデジタルルネサンスとも言うべき変動は、マルクスが言った下部構造、すなわち経済構造までを巻き込んだ大きな変動であり、それは不可視でありながら1960年代末から70年代にかけてのカウンターカルチャーの台頭などより遥かに大きなものである。
○雑誌や新聞、テレビなど既存のメディアには編集長やプロデューサーといった責任者が存在したのに、それらより遥かに巨大なインターネットというメディアには責任者など存在しない。われわれは今、船長のいない巨大な船に乗っているようなものだ。
○出版シーンが不況に喘いでいるのは、それらの多くコンテンツがインターネットに飲み込まれようとしているからに他ならない。
○今、ブログというインターネット第3の波が、コミュニケーションのあり方に本質的な変化をもたらそうとしている。
○人々は文章を読んだり書いたりすることをやめてしまったわけではなく、かつて以上に多くの文章を読んだり書いたりしている。ただしそれが「単行本」というメディアではなく、ブログというものに移行しているのではないか。
○ブログの書籍化は、出版文化の活性化のキーとなるだろう。
○ただし、これらの本の大きな特徴として、「著者が匿名である」「永続的な執筆活動を行なう意志が希薄である」「物語として完結していない文章である」などが考えられる。
○これまで作家デビューしようとする人々は、ぼく自身を含め、既存の新人賞に応募する以外に方法はなかった。これをパスするためには、出版社・雑誌・選考委員などの特性に歩み寄らなければならなかった。
○ブログの書籍化はこれとはまったく反対であり、出版社・編集者の側が、ブログの著者に可能な限り歩み寄り、力を合わせて「物語として完結していない文章」を物語化する努力をしなければならない。
○すなわち今もっとも求められているのは、アナログの世界で長年にわたって培われてきた本質的な「編集」のスキルである。アナログとデジタルの融合こそが、ブログ文学とも言うべき新しい出版文化の未来を切り開くだろう。
○ただし、匿名掲示板における著作権の問題など、超えなければならないハードルは多い。ペンクラブや文芸家協会など既存の組織に新たな書き手が参加するとも思えないので、ITサイドと出版社サイドが合同で新しいネットワークを作り、最低限のガイドラインを作るのが急務なのではないか。
○また、書籍の流通のシステムも、時代の変化への対応を求められているのではないだろうか。

※2005年の出版界を考える前に、聞いておくべきお話でした。また、2005年2月の中旬に「ビジネスマンのためのブログ」を計画中です。
時代は総合格闘技(PRIDやK1)の時代に入りました。マスコミは自分たちのことは報道しないから静かではあるが、その裏でリストラが進行している。世間に知れる頃には手遅れだ。私は、年末にテレビで観た『K-1プレミアム2004人類史上最強王決定戦Dynamite!!』と『PRIDE 男祭り 2004 SADAME』で、明日のマスコミ界を予感した。以前は、ボクシング、柔道、相撲、レスリングなどそれぞれのカテゴリーの中で闘って食べていけた。しかし、スポーツにエンターテイメント性が求められるようになり、観衆は強いだけでは飽き足らず本物、本当の強者を欲するようになった。最近のNHKと朝日新聞の言った言わないのケンカなんかしてる場合ではない。もうすでにみんな新しいリンクの上に登っている。放送・新聞・出版・通信が闘うマットは、好むと好まざるとに関係なくインターネットによって引きあげられたデジタル化というステージ。新聞社、出版社、放送局、レコード会社は、現在、曙状態です。神の子山本キッドは、孫さん、三木谷、堀江さん、宇野さん、そして藤田さんなどのWeb企業ではないでしょうか。
昨年の暮れに「編集者のためのブログ」というセミナーを開催しました。クリスマス前の師走の平日、しかも告知がネットだけ。しかも前金制。しかも参加費1万円。段取りよく講師も会場もすぐに押さえた。しかし、というよりやっぱり一週間前でも申し込みがゼロだった。せっかく領収書を発行します(大阪では鉄則)とアピールしたのに・・・。ヤバい!20人集まらなくては利益がでない。その日から日夜心あたりにメールをしまくり、なんとかデッドラインを超えた人数を集めた。参加者は、みんな私の知り合い。まるで都内の大型書店でよくやっている著名な評論家や小説家のサイン会みたい(さくら~♪、さくら~♪)。このセミナーは、明日の出版業界を担う敏腕編集者向けの意義あるセミナーで、内容には絶対自信はあったが、さすがに申し訳ないと考えて開催3日前にセミナーに仕込みをしました。受講者として、現在、飛ぶ鳥を落とす勢いのベストセラー作家(?)、美人の女性投資家のY先生に参加していただきました。先生には、みんなに気づかれないようにセミナーの始まる直前に入っていただいた。無事、セミナーも終わりに近づき質疑応答の時間のとき、司会者の「質問ある方」という声に待ってましたの一言「ハイ!」。あっ!、右手の先端がバスガイドのようにそりかえる「ハイ」のポーズ、どこかで見た!すでに周りの何人かは気付いた。あとはざわめきの中でセミナーは無事終了。講師の周りには輪ができないで、Y先生の周りに輪ができ順番に名刺交換。その日、Y先生との出会いで、この春、本を出版することが決まったチャッカリ編集者もいる。音楽のコンサートでいえば、見に来ていた仲の良いアーチストが突然、舞台に上げられて(ほんとうは事前に仕込んである)1曲歌うみたいな感じ。これから、また、2月にセミナーを開催を予定してます。私の企画するセミナーには驚きとお得感を心がけています。みなさんありがとうございました。
ブログをやっていて続かない原因に他人の反応がある。日記はもともと他人に見せるものではないが、ブログの場合は、みんな他人の目を意識して書いている。なのにコメントもトラックバックもなければヤリガイがない。ソーシャルネットワークもそうだ。せっかく招き入れてくれたのにコメントがないのは応接間に通されてお茶が出てこないような感じだ。だから私は夜な夜な「足あと」を辿る。やっぱりSNSは、現在ある組織を丸ごと入れて、そこから始めるべきだと思う。今から20年前、日本的経営が輝いていた時代に会社が社員の写真と自筆のプロフィールを全員から集めて小冊子を作り配布していた。周年記念には文集までつくっていた。社内報もりっぱだった。しかし、リストラで社員旅行もクラブ活動もなくなった。SNSはコミュ二ティとしての機能を失った企業の福利厚生に役立つと思う。今後ブログやSNSがさらに普及拡大していくためには、いつか誰かに読んでもらいたいという気持ちを満たしてくれる仕組みづくりが必要だ。早急に取り組まなければ、せっかくシステムを構築し無料提供しているのに、Web企業の思惑とは別の方向へ行ってしまうだろう。
昨年末、冬休みに入った高1の息子にブログを書くことを勧めた。私が考えた息子のブログのコンセプトは、偏差値40の現役高校生が、有名大学を受験するために、進研ゼミや予備校に頼らないでブログによって衆知を集めて大学合格を勝ち取るストーリー。名付けて「受験男」。ネットの世界には受験オタクの方々はたくさんおられる。私の知人の有名大学出身者は口をそろえて「受験は要領」という。進学校といわれるところは、この要領といわれる暗黙知を情報として持っている。予備校は、これが売り物。受験のための暗黙知を頂戴しながら・・・。いいアイデアと思ったのですが、一笑にふされて却下。残念!
「電車男」のようなストーリーを売り物にする他に、あの仕組みも売り物にできるのではないかと思います。たとえば、サラリーマン家庭に育たなかった新入社員の新人(ニート)君。父親の背中で学んだサラリーマン人生の情報がなければ、まずやっていけない。落ちこぼれそうになると先輩が赤提灯に誘うという補習授業もなくなった。そして「KOF現象」といわれる状態で会社を辞めていく。KOFとは、慶応藤沢キャンパスではない。新入社員の精神状態で、「キレる、落ち込む、ふさぎこむ(K・O・F)」である。こんな場合、「新人(ニート)君」のブログがあれば、先輩サラリーマンたちが手取り足取りコメントをくれる。ビジネス本の執筆者やコンサルタントといわれる人は、いわばサラリーマンオタク。まだまだ、「風俗男」なんかもイケるかも。スナック、パブ、バー、クラブ、キャバクラ、などのお店の仕組みや遊び方など、たくさんオタクのみなさんがいらっしゃってもう大変!ビジネス本で「プロ論」なんて本が売れるのは、本物のプロが身近にいないからです。現在、息子は親の願いを無視して趣味のブログを2つ書いてます。ブログは携帯メールより長文になるのでまとめる力がつくはず、とバカな親は国語の成績の向上を期待しています。