少しも前からアメブロのアカウント切り替えがめちゃめちゃ面倒な仕様になって、完全に放置状態でした(笑)
この夏はミュージシャンとしての仕事や経営者としての仕事がこれでもかと言うほど有り、毎日が限界へのチャレンジでした。
特に海外事業の計画に加え、soul create musicの部内の統制や新人講師の育成等、増税への対処や教室のイベント等々…
そろそろ自分の右腕になってくれる人材が欲しい…
切実な願いです(笑)
1人で出来る限界値を越えた毎日を過ごして来ましたが、9月に入ってすこーーーし落ち着いた感が出てきました。
ただ先日、僕にとって嬉しい事が有りました。
先日の現場の仕事で遂に、弟子が現場デビューしました!!!!
度々お世話になっている十三のキャバレー、ニューサンローラン様にて!!
突然の僕の指令に、弟子は少し逡巡した後『やります』との決断をしました(笑)
彼はセカンドステージのみの参加となりました。
まぁ…
結果はまだまだ全く全然でしたが、得難い経験値を彼は得たことでしょう。
ボーヤーで付いてきて現場を何回見ても、演奏ステージのグルーヴの中に身を置いて実際に仕事としてやるのでは天地の差があります。
このたった数メートルの差が今後の音楽家としての大きな差になっていくのです。
かつて僕も二十歳を過ぎたばかりの頃に訳も分からないまま北新地のジャズクラブに放り込まれて地獄を見た経験があります。
散々罵声を浴びせられ、恥をかかされ、人としての扱いを受けられず…(笑)
その当時は若かった事もあり、殺意を抱いた事も有りました

しかし、その当時の自分も冷静になって考えてみると罵声を浴びせられたり人格否定をされたり、陰湿な音楽イジメを受けるのも全ては自分の能力不足ではないのか?
と考えておりました。
しっかりと演奏できてはいればこんな目に遭わないはず…
専門学校を、首席で卒業してもこの有様(笑)
まぁそりゃさすがに凹みましたよ

今まで努力してきた事は何やったのかと(笑)
ポジティブな自分でもさすがに悩みました、ほんの少し(笑)
ただすぐ気付きました。
そこまでの自分は専門学校で首席を取るための
努力と練習をしてきたのであって、音楽家としてやっていく為の努力では無かったのです。
それに気付いたのでそこからはやり方、取り組み方を全てリセットして1からやり直しました。
あれから20年…
どんな演奏現場でも緊張感は有りますが、それなりの仕事を出来るレベルには到達する事が出来たと思います。
もうそろそろ若い世代のミュージシャンにどんどん現場の仕事を引き継がせなければならないと思います。
いつまでもオッサンがしがみついてやってたら駄目です!!
今まで結構な数の弟子を指導してきましたが、今回デビューした彼がちゃんとした現場をやらせた初の弟子となりました。
もちろん過去にもそこそこ優秀な弟子もいましたが、この業界のこの手の仕事は本当に大変なのでなかなか振ってあげることが出来ませんでした。
心技体全て揃って無いとなかなか難しい。
ここで言うところの心技体は
心…強い意志と覚悟でこの世界でやっていくと言う気持ち。フラフラと考え方を変えたり1つの事が続かないナヨナヨした奴は向いてません
技…色々なジャンルや奏法、編成に柔軟に対処出来る技量と能力。
良く居たタイプは『自分の好きなことだけを演奏してやっていきたい』タイプ。
この手の弟子は全員潰れるか逃げだしました(笑)
仕事としてのプロ意識の欠落。仕事なんてそうそう楽しい物で無い。我々職人プレーヤーは仕事の内容に一喜一憂するのでは無い。
音楽と言う仕事自体にやりがいと誇りを持ってやるべきなのだ…と思います(笑)
体…ハードなスケジュールや無理難題に思える仕事をしっかりとこなせる体力と要領の良さ。
その為の体力トレーニングや睡眠をしっかりと取れてこそプロ。
『昨日全然寝てなくて…』
とか一番ダサい!!
寝てようが寝て無かろうがそんな事は知らん(笑)
とにかくちゃんとした演奏を出来なければ仕事にならないという事。
これらが今僕の考える心技体です。
先日デビューした彼がどこまでやれるかは分かりませんが、少なくとも今までの弟子内では最高記録です。
頑張って欲しい、何とかこの業界でやっていって欲しいとは思うものの、それは僕の想いであってそれを強制する事は出来ないしする気もありません。
覚悟を決める
それを出来るか出来ないか、それのみだと思います。
素晴らしい機会を弟子に与えて下さったニューサンローラン富岡社長。
いつもお世話になっている素晴らしい歌手、島谷理子さん
本当にありがとうございました!