2008年10月Vol.1 | 中村江里子過去ブログ

2008年10月Vol.1

Q:フランスの幼稚園の保育時間やカリキュラムはどのようなものですか?途中で幼稚園を変えられたとのことですが、どのような理由からですか?


A:随分前にいただいたご質問です。お返事が遅くなってごめんなさい。
でも、この質問をいただいたときより、今のほうが少しは事情がわかってきているので・・・
まず幼稚園を変わった理由は簡単です。
家から近いところ(歩いて2.3分のところ)に幼稚園から高校まであるカソリックの学校があり、単純に近いほうが、送り迎えなどがしやすいという理由で変えました。
しかし、結果的にはとっても評判のいい学校で、実際に娘が通い始めて二年目になりますが本当に良かったと思っています。送り迎えがしやすいという理由で変わったというと、何のポリシーもないように思われてしまうかもしれませんが、こちらでは幼稚園の受験などないので、インターナショナルの幼稚園や、日本人幼稚園に通う人以外は、居住している地域の公立や私立の幼稚園に通います。
もっと細かい話をしますと、娘は今年の9月で年中さんになりました。つまり去年は年少さん。
その前の年に通っていたところは、年少さんのさらに下のクラスもあるところだったのです。
私たちの家の近くでは、唯一、その幼稚園だけがそのクラス(年少さんのさらに下のクラス)があり、このときは結構、遠くから通って来ているお子さんもいました。
というわけで、年少さんになって、家の近くの今、通っている幼稚園に通うことが出来るようになったのです。
さて、時間は幼稚園によって多少の違いはあるでしょうが、基本的には朝8時半からスタート。そして・・・ここから先が「へえ~~~」と驚くことになるでしょう。
お昼はカンティン(食堂)で食べるか、家に戻って食べるか・・選択が出来るのです。
カンティンで食べる場合はそのまま夕方まで、幼稚園にいますが、家に戻る子は娘の幼稚園では11時半に迎えに行き、また13時半に幼稚園に連れてきます。
年少クラスだと、午前中だけで帰ってしまう子もいたりして、色々でした。
カンティンでの昼食も週4日(水曜日は午前中で終わりなので)、また週2日という選択ができます。
つまり週2日はカンティンで、あとの2日は家で昼食をとるのです。
そして、夕方のお迎えは16時20分。これは日本のママたちはびっくりでしょう。
公立の幼稚園だとさらに18時半くらいまで預かってくれるそうです。
カリキュラムは、かなり細かいのでまた機会があればご紹介をしますが、例えば、娘の幼稚園では10月から毎週月曜日の午前中に英語の時間があるそうです。まあ、歌ったり、踊ったり・・・というものだと思うのですが、今、英語に興味のある娘にとっては嬉しいニュースでした。
ちなみに読み書きは、年長さんからスタートだそうです。
日本はいつからですか?