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中村だいすけの歌う心理学

臨床心理士&シンガーソングライターをしています。心理学&音楽活動日記です♪

今日は相談機関として3つ目の事務所の開設で、お引っ越しと大掃除をしました

今度は和室の相談室で、地域の子育ての相談会やメンタルヘルスの相談会などを開いていきたいと思います

東日本大震災でスクールカウンセラーしていたときに、雛壇のある和室で語り合いながら、励まし合っていたのをイメージして、和室で探して見つけました


広いので雑巾がけを全フロアするだけでも一苦労、水を開く手続きしましたが、元栓が見つからずようやく見つけて出したら屋根から放水され、何度も屋根に上がって修理しました


夕方に近くの洋食屋さんに入ると、ギターが置いてあったので、「歌えるんですか?」と聞くと、ライブをやっているということがわかりました

歌声喫茶イベントを開催しているそうで、久しぶりに歌いに行こうかと話していたら、なんとうちのスタッフと先週別の場所で偶然知り合いになっており、僕の話も聞いていたとのことでした

黒猫に引き続き、なぜか縁があります

今度また歌いに行きたいと思います
クリスマスもあっという間に過ぎて、気づけば年末ですね


今年もツリーをリースしましたが、全国から犯罪事件依頼が殺到しており、クリスマスを味わう間もなく終わってしまいました

スタッフで心理検査やケースを手分けしても追い付かず、人員をさらに増やさないとと考えています


今年から兵庫県教育委員会で仕事をしていますが、学校での不登校や暴力事案は増加し続けており、また盗撮などの性犯罪も飛躍的に増えています

新しい教育の改革が必要ですが、予算は年々下がり、現場はボランティアで先生方が授業の合間で手分けして別室登校などを担当しており、教員が疲弊し、休職も増加し続けています

行政に訴えても現場で努力してほしいというメッセージしかなく、具体策がありません

これは地域の声を直接訴えなければ変わらないということで、まずは地域の相談会を立ち上げようと事務局に説明を聞きに行きました

そしてその帰りに不思議な出来事が

説明を聞きに行った帰りになぜかオフィスの前に黒猫が寝ていたので



ドアを開けたら室内に入り込み、その後今もずっと居座っています

4階のビルのドアの前で寝ているのは、この10年以上で初めてのことです

黒猫は幸運を呼び込むそうで、これも何かの縁だろうかと思い、餌とトイレを用意して寝床を貸すことにしました

私は物理が好きなので、こういう偶然の出会いもまた必然なのかもしれないと思い、不思議な日々を始めました
この夏は全国から裁判での事件依頼の数々、テレビ、新聞等の取材依頼も沢山ありましたが、一つ一つを精査する時間もなく、研究室で分析の日々です



解明できていることを少しでも世に出すことを優先した方が、社会貢献になると思うので、なんとか時間作っていきたいと思います

一つ言えるのはメディアで言われていることは、ストーリーに沿ったもので、真実は得てして分かりにくいものだということです
自分に理解できる水準の話を集めて、表面的な議論で終わってしまいます

見る人もその資料を元にまた議論をするため、本質は遠くなっていきます

今夜放送のトトロのストーリーを表面的に見たら、不思議な世界の話しに見えますが、大人の客観的事実と子供の主観的体験の視点で見たら、客観的な埃が「まっくろくろすけ」という物語、「夢で見た空飛ぶ物語は、現実にも芽が出て夢ではなかった」ような気持ちになり、大人の優しさが子供の好奇心を包むほっこり系の物語になります

サンタさんや妖怪など、物語を演出しているのは知識を持った大人達の語りです
物語は好奇心を誘導します
これらはナラティブと呼ばれ、古くから語り部の語りに耳を傾け、若者達を動かしてきました
心理療法の世界でも有名な概念になります

事実と物語のバランスが大切というこで、犯罪も客観的事実と主観的な物語との狭間で起きているということを、事例という物語でまた発表していきたいと思います