クレベリンに注意

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定期調律で1年ぶりのグランドピアノ。

譜面台を外してみると高音の一部の弦“だけ”が異常に錆びていました。

 

特定の弦だけが真っ茶色に。わりと最近錆びた感じです。

 

 

水かなにかをこぼしたのかな?と思いましたが、弦の下のハンマーには全く染みなどがありません。

弦の上だけにこぼすなんて器用なことが起こるわけもないし...

 

 

お客様に心当たりが無いか聞いてみても、特になにかこぼしたような記憶は無いとのことで迷宮入りかな〜と思っていたところ...

 

「クレベリンは置いていたことがあるけど倒したりはしてないし...」とお客様。

 

「!!」それだ!

 

クレベリンは薬局などで売っている、置くだけでウイルスを除去してくれるという製品です。

https://www.seirogan.co.jp/cleverin/products/

 

 

以前自宅でクレベリンを置いてみようと買った際に注意書きを見て、

「金属の近くに置くと腐食させる可能性がある」と書いてあったのを思い出しました。

 

 

 

こちらのピアノは譜面台のところに一時クレベリンを置かれていたらしく、

成分(二酸化塩素)が譜面台の隙間から弦に下りていって錆びさせてしまったようです。

 

錆びていたのはまさに、譜面台の隙間の真下の弦だけでした。

 

恐るべしクレベリン。

 

 

逆に言えば、譜面台に守られていた部分には影響が出ていなかったので、直接金属の近くでなければ大丈夫な気もしますが、

(自宅で置いていた際もスチールの柵の近くでしたが、塗装されていたからか問題はありませんでした)

ただ成分が空気中に飛んでいる以上、見た目で錆びなくても影響はゼロではないのかもしれません。

 

特にピアノのお教室などではインフルエンザ予防のためにクレベリンを使用しがちだと思いますが、

できればピアノの部屋には置かない、特にピアノの近くには絶対に置かないようにしてください。

 

 

ピアノ調律・修理

つくしピアノ調律所

http://www.tukusi-piano.com/