明日は今年最後の中島塾

今日も寒さが続いている。

明日は、今年最後の中島塾 。

飲食を作るときに、

時には必要だなと思うのは、

「こだわり」。

それも中途半端ではなく、

世の流れとは多少違うとしても、

こだわりを持つことが必要な気がします。

一言でこだわると言っても、

大変なことです。

時代の流れなどを横目で見ながら、

トレンドを取り入れたりせず、

器用に自分達の仕事を、

懸命に精進させることが大切。

先般、私どもの家具屋 、種々あり、

少し分析してみると数字が良い店舗はみな、

こだわり店長が経営する店。

どちらかというと、

商品の好き嫌いが明確である。

そしてオタクでもある。

あまりパっとしない店は、

その店長が何が好きかよくわからず、

街で見かける流行ものをただ追いかけている。

私達の日々は仕事である。

働く人々は当然、仕事である。

仕事には賃金が発生する。

然し、好きなことに没頭しているときは、

給与とか何とかでなく、

そのことが好きなのだ。

誰に言われるわけでもなく、好きなのだ。

家具屋の仕事は海外買付。

NYからアメリカ大陸を大型トラックを運転して、

モーテルに泊まりながら買付を行う。

その距離は計り知れない。

決して楽でない。

ある時はいいモノがあるとの噂で、

南米アルゼンチンまで行く。

どうなっているのかわからない。

そして、毎日毎日カレー。

今日も明日もカレー。

その中でしたたかな外国人と交渉。

一日終わって寝るのも、安ホテル。

こう見えても私は今でもやっています。

中国での買い付け。

冬の北京はNYに負けません。

耳や鼻が痛くなります。

朝の暗いうちに起床して骨董市へ。

汚い屋台の朝ごはん、

あったかい豚まん、よくわからない麺。

道端に座りながら鼻水をすする。

胸は高鳴り、何かいいものあるか、

市場に着くと寒さも何のその。

昼ごはんは茹でた豚肉とパンをかじりながら、

夕方まで買付を続ける。

夕方から車で2時間位かけて家具の工場へ。

大きな倉庫に家具がぎっしり。

工場内はもちろん暖房はない。

価格交渉しながら買っていく。

それはそれは、あっという間に22時過ぎ。

また街の食堂で、ごはんをかき込む。

その時の料理が、やはり僕は好きだ。

スタッフとテーブル一杯のおかず。

しかし最後は食べながらこっくり。

疲れて食べながら寝てしまう。

でも好きだから、また明日が楽しみ。

仕事は好きなことを一生懸命やればいい。

そして結果が出る。

結果は着いてくる。

人に言われてやっているうちは、

大したことでない。

海外で仕事をすることと比べれば、

日々楽なものだ。

日本は世界競争の中で、

いつの間にかハングリー精神を失ってしまった。

お腹がいっぱいなのにハングリーになれとは、

無理かもしれないが、

そんなちっぽけな事で、

お腹いっぱいになってはいけない。

もっともっと食欲旺盛になりましょう。

中島塾、明日です。

是非、どなたでも参加できます。

寒いですからご自愛を。