『785系と札幌市営地下鉄南北線2000系の共通点を述べよ』。

正解は表題にある『【中間代用先頭車】が存在する』である。

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785系の場合は1990年に製造された際、基本4両と付属2両それぞれ5本ずつ製造され、需給に応じて付属編成を用いる形態が取られていた。
しかし2002年にuシート車を増備した際に付属編成も2編成とuシート車を組み合わせて5連化した。
この際に中間代用先頭車が誕生し、のちに乗務員室の扉が閉鎖されるなどの改造が施された。

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一方の2000系。こちらは急増した地下鉄利用者への対応のための増結を繰り返した結果、中間車と先頭車の需給バランスが崩れたため、中間代用先頭車が誕生した。
1978年の8連固定化以前のことは分からないが、それ以降は216~220号車の計5編成在籍し、その姿は1997年2月まで見ることができた。
先頭車同士が顔を合わせると、元乗務員室の通路を通って隣の車両へ移動するため、連結部分の構造は独特のものとなる。

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写真は785系のもの。

なお、長らく余剰となっていた785系のNE-105号車は、2010年の東北新幹線新青森延長の際、海峡線向けNE-303号車に改造されて活躍している。